カレイ支出ランキング:秋田・鳥取・青森が上位、地域差も鮮明に

肉・魚

カレイの月間支出は全国平均79円。秋田・鳥取・青森など日本海側都市が高支出を記録し、青森や富山などでは前年から大きく増加。一方、鳥取・堺は減少傾向。内陸の奈良や福井でも支出が増えており、地域ごとの魚消費文化が明確に表れている。

カレイの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国67100-4.286
1鳥取市187279.1-27.24
2青森市164244.8-18.41
3奈良市161240.3+5.921
4札幌市154229.9+3.356
5京都市147219.4+59.78
6新潟市133198.5+8.13
7秋田市123183.6-45.81
8堺市119177.6-25.16
9福島市118176.1+81.54
10松江市117174.6+39.29
11長野市114170.1+4.587
12大阪市99147.8+65
13相模原市94140.3-14.55
14神戸市93138.8-32.61
15富山市93138.8+47.62
16岡山市91135.8+12.35
17水戸市88131.3+18.92
18山口市88131.3-27.87
19千葉市82122.4+82.22
20福井市80119.4-53.22
21金沢市77114.9+32.76
22前橋市74110.4+29.82
23東京都区部72107.5+56.52
24津市69103+35.29
25大津市67100-22.99
26大分市67100+11.67
27岐阜市6495.52+56.1
28佐賀市6191.04-38.38
29盛岡市6089.55-7.692
30仙台市6089.55+130.8
31和歌山市5785.07-45.71
32横浜市5582.09+30.95
33北九州市5480.6-21.74
34福岡市4973.13-48.96
35広島市4973.13+6.522
36高松市4567.16-48.86
37静岡市4567.16-15.09
38さいたま市4465.67-38.89
39山形市4059.7+66.67
40長崎市3349.25-25
41甲府市3146.27-36.73
42川崎市3146.27-24.39
43鹿児島市3044.78+57.89
44松山市3044.78-42.31
45名古屋市2841.79-54.84
46那覇市2435.82+20
47熊本市2334.33-42.5
48浜松市2334.33-58.18
49宇都宮市2232.84-15.38
50徳島市1420.9-68.18
51高知市1319.4+18.18
52宮崎市00-100

月間支出の推移

カレイの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.14100-12.5
1青森市0.46328.6-9.804
2鳥取市0.44314.3-30.16
3秋田市0.38271.4-29.63
4新潟市0.37264.3+37.04
5札幌市0.36257.1
6奈良市0.27192.9+3.846
7京都市0.26185.7+18.18
8長野市0.24171.4
9富山市0.23164.3+27.78
10松江市0.21150+10.53
11堺市0.21150-16
12福島市0.2142.9+42.86
13山口市0.2142.9-20
14金沢市0.19135.7+11.76
15大阪市0.19135.7+35.71
16神戸市0.18128.6-40
17盛岡市0.18128.6+5.882
18相模原市0.17121.4-22.73
19岡山市0.17121.4+13.33
20水戸市0.16114.3+14.29
21福井市0.15107.1-57.14
22大津市0.15107.1-6.25
23千葉市0.15107.1+25
24前橋市0.15107.1+15.38
25津市0.14100+40
26東京都区部0.14100+55.56
27岐阜市0.14100+40
28佐賀市0.14100-41.67
29仙台市0.14100+100
30静岡市0.1392.86+8.333
31北九州市0.1392.86-13.33
32山形市0.1178.57+37.5
33大分市0.1178.57-26.67
34高松市0.171.43-37.5
35福岡市0.171.43-41.18
36横浜市0.171.43+11.11
37和歌山市0.171.43-61.54
38さいたま市0.171.43-28.57
39長崎市0.0964.29-10
40松山市0.0964.29-30.77
41鹿児島市0.0857.14+60
42甲府市0.0857.14-27.27
43広島市0.0857.14-38.46
44名古屋市0.0642.86-53.85
45那覇市0.0428.57
46熊本市0.0428.57-63.64
47浜松市0.0428.57-66.67
48川崎市0.0428.57-33.33
49宇都宮市0.0428.57-42.86
50高知市0.0321.43+50
51徳島市0.0214.29-77.78
52宮崎市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

カレイの月間支出の現状と今後

2025年4月時点における全国のカレイの月間平均支出額は79円で、前年同月比では+2.597%の微増を記録しています。購入頻度も全国平均で0.17回/月と控えめですが、特定の地域ではカレイが家庭の定番魚として根強く消費されています。


支出トップは秋田市と鳥取市

秋田市(214円)鳥取市(201円)が、全国平均の約2.5倍という非常に高い支出水準を示しています。秋田市では月間0.65回の購入頻度で、全国最多。これは日本海沿岸であることや、焼き魚や煮付けなどの調理文化が深く根付いているためと考えられます。ただし、支出額・頻度ともに鳥取市は前年から-27.17%、-32.84%と大幅減少しており、流通価格や家庭の食習慣の変化も影響していると見られます。


青森・富山・札幌での需要の拡大

青森市(192円)では前年比+40.15%の支出増加を記録し、購入頻度も0.54回(+25.58%)と上昇しています。同様に富山市(183円)札幌市(172円)でも支出・回数ともに増加しており、北陸・北海道を中心とした寒冷地域での需要拡大がうかがえます。これらの地域では旬の時期に安価で新鮮なカレイが手に入りやすく、食卓に取り入れやすい背景があります。


奈良・福井・金沢といった内陸・日本海側の動き

奈良市(167円)では支出が前年より+27.48%、回数も+7.69%と着実に増加。1方、福井市(147円)も支出・回数ともに大きく増加しており(+38.68%、+20%)、内陸部や日本海側都市での伝統的な和食文化の浸透が影響していると考えられます。金沢市(147円)は支出こそやや高水準だが伸び率は+5%と控えめです。


支出減少が見られる地域の特徴

堺市(146円)では支出・購入回数がともに減少傾向(-12.05%、-3.33%)。同じく上位に位置する鳥取市も大幅な減少を記録しており、これらの都市では、価格高騰や他魚種への嗜好の変化などが影響している可能性があります。特に若年層の家庭での魚離れや、簡便調理志向も1因として挙げられます。


地域ごとの傾向から見える課題と展望

カレイは淡白な味と調理のしやすさから幅広い世代に支持されている魚ですが、消費の分布には大きな地域差があります。日本海側や北日本の地域で特に消費が盛んであり、1方で都市部や太平洋側では魚種の選択肢が広がる中でカレイの存在感がやや薄れつつあるとも言えます。今後は地域特性に応じた販促やレシピ提案が求められます。

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