カツオ支出ランキング:高知・静岡・宮崎で消費に大きな差

肉・魚

カツオの月間支出は全国平均176円で、高知市が512円と突出。静岡市や千葉市、徳島市では前年比50~150%増と消費が急増。宮崎・奈良など内陸部でも支出が伸びる一方、高知や和歌山など伝統的消費地では減少傾向も。地域差が鮮明に表れている。

カツオの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国209100+12.37
1高知市740354.1-1.596
2水戸市510244+77.7
3浜松市466223+10.17
4福島市380181.8+106.5
5山形市309147.8+17.05
6津市286136.8+123.4
7川崎市285136.4+95.21
8宮崎市285136.4+47.67
9奈良市284135.9+66.08
10さいたま市284135.9-2.74
11大阪市265126.8+9.504
12堺市264126.3+17.86
13仙台市264126.3+25.71
14千葉市255122+19.16
15松山市244116.7-40.2
16東京都区部241115.3+36.93
17和歌山市241115.3-40.35
18静岡市237113.4+6.278
19盛岡市235112.4+52.6
20京都市20899.52+35.95
21高松市20698.56-20.77
22横浜市20296.65-14.77
23秋田市19693.78-1.508
24宇都宮市19392.34+38.85
25富山市19090.91+65.22
26神戸市18789.47+10.65
27徳島市18387.56-18.3
28鳥取市18186.6+53.39
29相模原市17483.25-34.34
30青森市17382.78+2.367
31名古屋市17382.78-8.466
32松江市16277.51+86.21
33新潟市15674.64+83.53
34岡山市14870.81+17.46
35長野市14569.38+19.83
36札幌市14468.9+54.84
37大津市13866.03-41.28
38岐阜市13363.64-34.16
39山口市12660.29-33.68
40大分市12559.81+119.3
41広島市11755.98+32.95
42長崎市11454.55-14.29
43福井市11354.07-23.13
44前橋市11253.59-38.12
45甲府市9746.41+36.62
46鹿児島市9545.45-59.57
47福岡市8641.15+48.28
48北九州市8239.23-14.58
49那覇市8138.76+6.579
50佐賀市8138.76+189.3
51熊本市7837.32+6.849
52金沢市6028.71+13.21

月間支出の推移

カツオの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.43100+7.5
1高知市1.32307+17.86
2水戸市0.95220.9+55.74
3浜松市0.86200+16.22
4山形市0.8186+31.15
5福島市0.73169.8+87.18
6仙台市0.7162.8+37.25
7堺市0.67155.8+34
8宮崎市0.61141.9+22
9大阪市0.56130.2+43.59
10盛岡市0.55127.9+27.91
11秋田市0.54125.6-11.48
12津市0.53123.3+60.61
13松山市0.52120.9-22.39
14川崎市0.52120.9+67.74
15奈良市0.52120.9+52.94
16高松市0.47109.3-6
17富山市0.47109.3+67.86
18千葉市0.47109.3-6
19京都市0.47109.3+23.68
20さいたま市0.46107-23.33
21青森市0.45104.7-6.25
22東京都区部0.45104.7+21.62
23和歌山市0.45104.7-37.5
24静岡市0.44102.3-8.333
25鳥取市0.4297.67+40
26神戸市0.4297.67
27新潟市0.4297.67+75
28横浜市0.4195.35-8.889
29相模原市0.3990.7-33.9
30札幌市0.3990.7+69.57
31宇都宮市0.3990.7+5.405
32徳島市0.3683.72-16.28
33名古屋市0.3479.07-12.82
34長野市0.3376.74+6.452
35松江市0.3376.74+37.5
36大津市0.3274.42-38.46
37岡山市0.3172.09+3.333
38前橋市0.369.77-37.5
39福井市0.2967.44-14.71
40広島市0.2967.44+38.1
41長崎市0.2762.79+42.11
42山口市0.2762.79-42.55
43大分市0.2762.79+80
44鹿児島市0.2660.47-53.57
45岐阜市0.2660.47-29.73
46甲府市0.2455.81+26.32
47熊本市0.2148.84+16.67
48福岡市0.1944.19+35.71
49北九州市0.1944.19-17.39
50那覇市0.1841.86+12.5
51佐賀市0.1739.53+142.9
52金沢市0.1637.21+23.08

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

カツオの月間支出の現状と今後

2025年4月時点で、日本の1世帯あたりのカツオの月間支出額は176円となっており、前年同月比で+16.56%の増加を示しています。購入回数も0.38回とやや控えめですが、特定地域においては頻繁に購入される傾向があり、地域差が大きいのが特徴です。


支出トップはやはりカツオの本場・高知市

カツオといえば高知市(512円)が筆頭に挙げられます。全国平均の約3倍という圧倒的な支出額を記録しており、購入回数も0.98回と非常に高水準です。これは地元の食文化「カツオのたたき」や地場流通の強さを背景にしていると考えられます。ただし、前年比は-33.68%(回数も-27.94%)と大幅減少しており、供給や価格、季節要因などが影響している可能性があります。


支出増加が目立つ静岡・千葉・徳島

静岡市(269円)は前年比+93.53%と支出額がほぼ倍増しており、家庭内でのカツオ消費が急増した都市のひとつです。同様に、千葉市(242円、+149.5%)、徳島市(273円、+53.37%)も大幅な伸びを記録。これらの都市では、スーパーでの取扱強化や鮮魚の特売、カツオの認知拡大などが影響している可能性があります。


宮崎や奈良など内陸部での消費拡大

宮崎市(283円)では支出が前年比+45.13%、回数も+32.65%と顕著な上昇が見られます。また、奈良市(261円)も支出・回数ともに約30%の伸びを見せ、内陸部でも鮮魚流通の向上によりカツオが家庭に浸透していることがうかがえます。


減少傾向にある都市とその背景

1方、高知市や和歌山市、浜松市では前年比で支出・回数ともに減少しています。特に和歌山市では-31.55%と大きく落ち込みました。これらの地域では、季節ごとの漁獲量や価格の上昇、家計支出の変化が要因と考えられます。


今後の展望と地域間格差の示唆

カツオは刺身・たたき・煮付けなど多様な調理法で親しまれており、季節性のある魚でもあります。今後は水揚げ量や価格の安定が消費に直結するため、流通インフラや地産地消の仕組み強化が求められます。特に消費の地域間格差は大きく、都市ごとのニーズに応じた販売戦略が重要です。

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