アジの支出都市別ランキング:松江市・富山市が高水準、九州も堅調

肉・魚

2025年4月のアジの世帯支出は全国平均92円で、最も高いのは松江市(234円)。富山市・山口市・大分市も高支出で、日本海沿岸や九州の都市が上位を占める。特に富山市では支出・回数ともに100%以上増加。アジは地域ごとの消費習慣が強く表れる食材である。

アジの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国102100+10.87
1松江市297291.2-4.808
2佐賀市262256.9+55.03
3富山市248243.1+83.7
4宮崎市236231.4-20
5山口市211206.9-25.96
6鹿児島市182178.4+80.2
7大分市181177.5+118.1
8金沢市177173.5+2.907
9長崎市170166.7+34.92
10熊本市148145.1-9.202
11横浜市145142.2+13.28
12福岡市142139.2+44.9
13松山市128125.5-0.775
14岡山市128125.5-5.882
15静岡市125122.5+17.92
16さいたま市125122.5-20.89
17千葉市120117.6-17.81
18高松市113110.8+15.31
19新潟市109106.9+65.15
20広島市109106.9-25.34
21相模原市107104.9-48.8
22福井市10098.04+5.263
23東京都区部9997.06+32
24和歌山市9795.1-7.619
25鳥取市9593.14-28.57
26秋田市9593.14-55.61
27徳島市9391.18+17.72
28奈良市9391.18-31.11
29高知市9088.24-26.23
30大阪市8583.33+1.19
31神戸市8280.39-52.05
32名古屋市8078.43+33.33
33京都市7573.53-40
34津市7371.57-33.03
35浜松市7270.59-39.5
36大津市7270.59-35.14
37盛岡市6765.69-29.47
38長野市6361.76-4.545
39宇都宮市6361.76-21.25
40堺市6361.76-41.12
41前橋市6260.78-33.33
42北九州市5957.84-60.14
43福島市5150+34.21
44水戸市5150+64.52
45札幌市5150+168.4
46甲府市4847.06-28.36
47岐阜市4443.14-63.33
48山形市3837.25-28.3
49川崎市3332.35-50.75
50青森市2423.53-60.66
51仙台市2322.55-67.61
52那覇市1615.69-5.882

月間支出の推移

アジの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.23100+4.545
1松江市0.66287-17.5
2宮崎市0.65282.6-8.451
3富山市0.62269.6+77.14
4佐賀市0.6260.9+30.43
5山口市0.52226.1-7.143
6鹿児島市0.45195.7+73.08
7長崎市0.44191.3+37.5
8金沢市0.39169.6+8.333
9福岡市0.35152.2+45.83
10大分市0.35152.2+59.09
11横浜市0.33143.5+3.125
12熊本市0.32139.1-8.571
13松山市0.31134.8+24
14静岡市0.29126.1+11.54
15秋田市0.29126.1-44.23
16千葉市0.27117.4-10
17さいたま市0.27117.4-27.03
18高知市0.26113-21.21
19高松市0.26113+23.81
20徳島市0.26113+44.44
21岡山市0.26113-3.704
22鳥取市0.24104.3-36.84
23相模原市0.24104.3-55.56
24広島市0.23100-25.81
25奈良市0.23100-14.81
26和歌山市0.23100-4.167
27東京都区部0.2295.65+37.5
28新潟市0.2295.65+29.41
29名古屋市0.286.96+17.65
30津市0.1982.61-17.39
31長野市0.1878.26+38.46
32福井市0.1878.26+5.882
33大阪市0.1878.26-5.263
34京都市0.1878.26-14.29
35浜松市0.1773.91-34.62
36北九州市0.1773.91-50
37神戸市0.1669.57-46.67
38水戸市0.1669.57+45.45
39大津市0.1565.22-40
40宇都宮市0.1460.87-36.36
41堺市0.1460.87-41.67
42前橋市0.1460.87-48.15
43盛岡市0.1356.52-56.67
44甲府市0.1356.52-27.78
45福島市0.1252.17+20
46山形市0.1147.83-21.43
47岐阜市0.143.48-65.52
48札幌市0.0730.43+40
49川崎市0.0730.43-58.82
50青森市0.0626.09-60
51仙台市0.0521.74-75
52那覇市0.0417.39-20

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

アジの月間支出の現状と今後

2025年4月時点で、アジに対する全国の1世帯あたりの月間支出は92円で、前年同月比+3.37%と緩やかな上昇が見られました。購入回数は0.21回と、やや限定的な消費ながらも、地域差が大きく、特に西日本や日本海側で支出額と購入頻度が際立って高い傾向が見られます。


支出金額上位都市の特徴

松江市(234円)が全国で最も高く、続いて山口市・富山市(ともに226円)、大分市(220円)と西日本が上位を独占しています。これらの都市は、いずれもアジの漁獲地に近く、鮮度が高く安定した供給が得られるため、支出額と回数が高くなる傾向があります。

とくに富山市は前年同月比+103.6%、購入回数も+100%と、支出・頻度ともに大幅な伸びを示しており、地元流通や価格面での好条件が整っていると見られます。


中位都市とその動向

福岡市(184円、0.44回)宮崎市(181円、0.45回)長崎市(174円、0.43回)など9州各地も上位に位置しています。とくに福岡市は支出+47.2%、回数+62.96%と消費意欲の高まりが顕著です。1方で宮崎市は支出が微減(-1.63%)、回数も減少(-15.09%)しており、消費縮小の兆しも確認できます。


西日本・日本海側の優位性

上位10都市のほとんどが9州・中国・4国・北陸に集中しており、これはアジの水揚げ地や消費文化の違いを反映しています。特に松江市・富山市・山口市のように、日本海沿岸に位置する都市は、鮮魚文化が根付いているとともに、家庭でもアジをよく食べる地域性があります。


今後の展望と価格変動リスク

アジは比較的安価で手に入りやすい魚であるため、日常的な食材として重宝されていますが、海水温の上昇や漁獲高の変動により今後価格の上下が起こりやすい魚種でもあります。都市別に見ると、流通網や地元スーパーの価格戦略が大きな差異を生んでおり、消費動向の変化を反映する良い指標となっています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました