鶏肉支出ランキング2025年|岡山・鹿児島で購入回数も急増

生鮮肉

2025年4月の鶏肉の全国平均支出は1,630円で、岡山市が2,195円と全国トップ。神戸市、山口市、鹿児島市なども高支出・高頻度。特に鹿児島市は購入回数で全国最多の4.55回。一方、福岡市など一部では支出・頻度ともに減少が見られ、地域差が鮮明になっている。

鶏肉の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国1664100+4.984
1岡山市2233134.2+25.66
2大分市2107126.6+28.4
3高松市2093125.8+69.2
4熊本市2088125.5-2.974
5横浜市2044122.8+20.09
6北九州市2017121.2+12.43
7京都市2013121+9.82
8和歌山市1989119.5+31.63
9堺市1984119.2+9.613
10神戸市1978118.9+2.807
11奈良市1978118.9+20.39
12鹿児島市1974118.6+6.76
13山口市1974118.6-0.0506
14松江市1939116.5+15.69
15名古屋市1888113.5+29.85
16相模原市1876112.7+32.3
17福岡市1824109.6-14.21
18秋田市1756105.5+19.29
19大阪市1753105.3+2.575
20広島市1745104.9+13.46
21宮崎市1733104.1-6.526
22大津市1671100.4-3.91
23徳島市165899.64-1.015
24佐賀市164398.74-7.332
25津市161997.3+14.01
26東京都区部159495.79+5.423
27さいたま市158895.43-4.739
28札幌市158295.07+2.395
29浜松市156293.87-2.74
30高知市155393.33+2.848
31鳥取市154292.67-20.84
32長崎市152291.47+3.117
33静岡市152091.35-18.19
34金沢市151991.29+0.997
35福島市148889.42+21.17
36千葉市148689.3-2.749
37前橋市148088.94+17.93
38青森市147288.46+15.18
39福井市146087.74+2.817
40松山市143686.3-1.644
41富山市140984.68-4.41
42川崎市139683.89-12.75
43盛岡市138783.35-9.994
44新潟市129177.58-4.086
45長野市128477.16+3.716
46宇都宮市126876.2+4.88
47那覇市126175.78+21.72
48仙台市125875.6-14.54
49甲府市125675.48-4.414
50水戸市124574.82+21.35
51岐阜市117670.67-35.24
52山形市106964.24-32.56

月間支出の推移

鶏肉の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国3.27100-2.096
1大分市4.56139.4+29.91
2北九州市4.46136.4+16.45
3高松市4.45136.1+91.81
4鹿児島市4.42135.2-5.757
5秋田市4.13126.3+14.09
6松江市4.06124.2+8.556
7福岡市4.04123.5-5.828
8神戸市3.95120.8-3.423
9宮崎市3.95120.8-8.353
10岡山市3.94120.5+15.2
11熊本市3.93120.2-13.05
12和歌山市3.87118.3+15.87
13山口市3.86118-3.258
14堺市3.75114.7+9.649
15京都市3.75114.7-10.93
16名古屋市3.74114.4+20.26
17長崎市3.64111.3+12.35
18佐賀市3.59109.8-20.75
19高知市3.55108.6-6.579
20富山市3.53108-0.282
21奈良市3.47106.1+9.464
22松山市3.43104.9+7.524
23徳島市3.42104.6+2.395
24青森市3.41104.3+6.897
25相模原市3.34102.1-0.299
26盛岡市3.34102.1-20.67
27札幌市3.32101.5-4.046
28広島市3.32101.5+10.67
29大阪市3.3100.9-9.341
30静岡市3.27100-18.45
31浜松市3.2499.08-9.749
32津市3.2499.08+5.882
33長野市3.2398.78-5.831
34横浜市3.2398.78+1.893
35福島市3.2298.47+7.692
36千葉市3.297.86+9.589
37福井市3.1796.94+12.41
38金沢市3.194.8-15.53
39東京都区部3.194.8+0.649
40大津市3.0593.27-10.82
41さいたま市3.0492.97-7.599
42前橋市3.0392.66-1.942
43鳥取市2.8988.38-19.27
44甲府市2.8486.85-8.682
45新潟市2.8486.85-3.072
46仙台市2.8386.54-16.02
47岐阜市2.6781.65-30.47
48宇都宮市2.5277.06-3.077
49水戸市2.576.45+4.167
50山形市2.576.45-27.33
51川崎市2.473.39-16.96
52那覇市2.3270.95+13.17

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

鶏肉の月間支出の現状と今後

2025年4月時点の鶏肉の全国平均支出額は1,630円で、前年同月比で+5.913%と堅調に増加しています。購入回数は平均3.35回で、月におよそ週1回のペースで購入される計算です。価格が比較的安定しており、調理しやすく健康志向にも合致するため、日常的な家庭の食卓における「定番の肉類」としての地位が確立しています。


支出額の高い都市とその特徴

2025年4月における鶏肉支出額の上位都市は以下の通りです:

  1. 岡山市(2,195円|+34.5%)支出・購入回数ともに大きく増加(回数4.34回|+30.72%)。地域での食習慣や健康志向の高まり、地元産鶏の利用などが影響している可能性があります。

  2. 神戸市(2,139円|+28.39%)購入頻度は4.37回で全国2位、前年からも+13.51%と安定的に増加。家庭内料理への利用の多さがうかがえます。

  3. 山口市(2,123円|+19%)支出も高水準で、購入回数も4.15回(+17.56%)と堅調に伸びています。地方都市の中ではバランスよく伸びている例です。

  4. 京都市(2,100円|+19.39%)回数は4回と高めだが、前年比では-1.235%減少しており、やや買い控えの傾向も。高単価化により支出が増加した可能性があります。

  5. 鹿児島市(2,049円|+36.33%)地鶏文化が根付く土地柄であり、購入回数も全国トップの4.55回(+11.79%)。地元産の支持と食文化の強さが際立っています。


地域ごとの食文化と支出の関係

9州地方(鹿児島・北9州・大分・福岡)

9州では、地鶏・郷土料理文化が強く、鶏肉の消費が盛んです。北9州市(2,018円)や大分市(1,997円)でも支出・回数ともに高水準で、特に北9州市は購入回数4.24回(+22.54%)と急増しています。1方、福岡市は支出が減少(-14.84%)、回数も減(-6.966%)と異なる動きを見せており、地域内でも家計や購買行動の違いが表れています。


購入頻度に見る消費スタイル

以下の都市が高頻度で鶏肉を購入しており、日常的な食材として根付いています:

  • 鹿児島市:4.55回

  • 神戸市:4.37回

  • 岡山市:4.34回

  • 北9州市:4.24回

  • 秋田市:4.20回(+29.63%)

秋田市のように支出額は上位に入らないものの、高頻度での購入が目立つ都市も存在します。これは安価な部位を多く購入する生活スタイルや、調理方法の違いなどを示唆しています。


支出が急増した都市とその背景

  • 名古屋市:+43.56%

  • 津市:+36.13%

  • 大分市:+37.16%

  • 鹿児島市:+36.33%

これらの都市では前年比30%以上の急増が見られ、物価上昇だけでなく、食材としての鶏肉への注目が集まっていることがうかがえます。健康志向、タンパク質摂取意識の高まり、食品価格の中での選好などが背景と考えられます。


支出・回数が減少した都市の傾向

1方、福岡市・宮崎市・京都市では購入回数が減少しています。これは、他の肉類へのシフト、価格上昇による買い控え、家計の節約志向などが影響している可能性があります。

特に福岡市は支出・回数ともにマイナスであり、9州全体での例外的な動向となっています。


まとめと展望

鶏肉は、価格と健康面でのバランスが取れた消費材として、都市部・地方問わず高い需要があります。2025年4月のデータからは、岡山・神戸・鹿児島などの都市で支出・購入頻度ともに大きく伸びており、家庭内での需要が拡大していることが明らかです。

1方で、地域によっては支出・頻度が減少する動きも見られ、2極化の兆しも現れています。今後も価格・健康意識・ライフスタイルの変化により、消費行動は動的に変化していくと予想されます。

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