生鮮肉支出ランキング2025年版|京都市が全国トップに上昇

生鮮肉

2025年4月時点の日本の生鮮肉支出は全国平均6695円で、京都市が最も高く9396円、次いで岡山市、大阪市などが続きます。購入回数も神戸市や岡山市が多く、家庭での消費頻度が高い地域ほど支出額も多い傾向が見られます。価格上昇の影響や生活スタイルの違いが都市ごとの支出に反映されています。

生鮮肉の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国6695100+5.3
1京都市9396140.3+29.15
2岡山市8421125.8+13.97
3大阪市8316124.2+13.9
4山口市8293123.9+20.68
5神戸市8149121.7+14.69
6堺市7898118-8.915
7大津市7845117.2+20.38
8大分市7794116.4+17.29
9北九州市7627113.9+6.019
10和歌山市7458111.4+10.24
11横浜市7450111.3+0.513
12広島市7400110.5-3.796
13川崎市7363110+19.86
14奈良市7335109.6+6.058
15熊本市7310109.2-11.08
16高松市7280108.7+25.17
17津市7272108.6+8.343
18福井市7249108.3+29.01
19東京都区部7224107.9+5.291
20名古屋市7194107.5+26.65
21福岡市7178107.2-6.682
22松山市7159106.9-11.8
23鹿児島市7107106.2+13.71
24相模原市6934103.6+20.19
25長崎市6928103.5-2.573
26佐賀市6928103.5-0.331
27松江市6906103.2+18.19
28さいたま市6704100.1+16.07
29鳥取市662899+2.505
30徳島市661698.82+4.436
31高知市623193.07+1.648
32山形市621292.79-9.997
33秋田市616892.13+19.21
34静岡市615391.9-0.662
35富山市607690.75-5.652
36甲府市604490.28+0.717
37千葉市603290.1-16.88
38岐阜市589788.08-9.928
39札幌市584587.3-5.771
40宮崎市579086.48-10.83
41金沢市578686.42-0.925
42那覇市563784.2+12.2
43仙台市555182.91+5.292
44盛岡市545981.54+9.663
45宇都宮市518677.46-2.482
46青森市513176.64+11.08
47新潟市510576.25-18.35
48前橋市494473.85+11.25
49浜松市478971.53-10.17
50長野市476771.2+3.026
51福島市465269.48-17.52
52水戸市447466.83-8.787

月間支出の推移

生鮮肉の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国11.27100+2.641
1神戸市13.78122.3+14.55
2岡山市13.62120.9+6.406
3秋田市13.56120.3+27.09
4京都市13.34118.4+9.614
5鹿児島市13.06115.9+3.405
6堺市13115.4+7.527
7大分市12.92114.6+14.54
8長崎市12.88114.3+4.801
9北九州市12.78113.4+9.044
10大阪市12.76113.2+2.49
11高松市12.74113+36.7
12佐賀市12.69112.6-1.168
13静岡市12.53111.2+11.78
14山口市12.5110.9+5.307
15松江市12.47110.6+6.581
16高知市12.41110.1+4.286
17富山市12.34109.5-2.605
18松山市12.23108.5+7.944
19福岡市12.19108.2+0.827
20福井市11.92105.8+18.14
21熊本市11.92105.8-18.63
22宮崎市11.86105.2-1.002
23名古屋市11.64103.3+15.48
24津市11.6102.9+12.08
25大津市11.5102+3.232
26徳島市11.45101.6+7.917
27広島市11.32100.4+1.252
28さいたま市11.2699.91+11.49
29東京都区部11.2199.47+6.357
30相模原市11.299.38+7.486
31金沢市11.1799.11-1.238
32和歌山市11.1598.94+4.206
33仙台市11.198.49+4.03
34青森市11.0998.4+12.59
35盛岡市10.9497.07-11.06
36新潟市10.9196.81-7.464
37山形市10.8996.63-13.57
38奈良市10.8195.92-4.505
39川崎市10.5493.52+7.881
40甲府市10.5293.35-7.149
41札幌市10.3591.84-11.08
42長野市10.3291.57-6.267
43岐阜市10.1489.97-13.11
44千葉市10.1489.97-10.03
45鳥取市10.1289.8-9.075
46横浜市10.0288.91-11.56
47前橋市9.6885.89+8.642
48浜松市9.4483.76-15.79
49福島市9.3182.61-14.59
50那覇市9.382.52+16.4
51宇都宮市9.1481.1+0.772
52水戸市8.0571.43-9.652

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

生鮮肉の月間支出の現状と今後

2025年4月時点における日本全国の生鮮肉の月間平均支出は6695円となっており、前年同月から+5.3%の増加が見られます。これは、物価上昇や家庭内調理の増加、消費行動の変化などが背景にあると考えられます。また、購入回数も全国平均で11.27回と、月に2~3日に1回の頻度で生鮮肉を購入している計算になります。


支出額の上位都市とその特徴

支出額の高い都市は次の通りです:

  1. 京都市(9396円):全国トップ。前年同月比で+29.15%と、非常に大きな伸びを見せています。購入回数も13.34回と高水準で、家庭内での肉料理頻度が高い可能性があります。

  2. 岡山市(8421円):支出額2位。前年同月比は+13.97%で、購入回数は13.62回と京都市を上回り、全国2位です。

  3. 大阪市(8316円):3位にランクイン。大都市ならではの外食文化と自炊の併存が支出を押し上げていると考えられます。

  4. 山口市(8293円)、神戸市(8149円)なども上位に位置し、いずれも前年同月比で+14〜21%と伸びています。

これらの都市に共通する特徴は、購入回数も高く、家庭での消費頻度が多いことです。特に神戸市では13.78回と全国最多であり、支出額との相関が見られます。


支出増加の背景にある要因

支出の大幅な増加が見られる都市(京都市+29.15%、山口市+20.68%、大津市+20.38%など)は、近年の原材料コストやエネルギー価格の上昇、円安による輸入肉の価格高騰などの影響を強く受けていると推察されます。

また、これらの都市では購入頻度自体も増加しており、家庭内調理志向の高まりや高品質な肉を好む消費者傾向が表れている可能性もあります。


支出減少の例とその意味

1方で、堺市では前年同月比で-8.915%と支出が減少しています。これは、購入回数(13回)自体は多いものの、単価の低い部位や特売品を選ぶ傾向や、購買スタイルの見直しなどが影響している可能性が考えられます。生活防衛意識の表れともいえるでしょう。


購入回数の観点からの都市比較

購入回数の上位は以下の通りです:

  • 神戸市(13.78回)

  • 岡山市(13.62回)

  • 秋田市(13.56回)

  • 京都市(13.34回)

  • 鹿児島市(13.06回)

興味深いのは、秋田市が購入回数で全国3位(13.56回)にもかかわらず、支出金額上位には入っていない点です。これは、単価の低い肉や地元産を多く購入している可能性があり、地域経済や価格水準の違いが反映されています。


まとめと展望

生鮮肉の支出額と購入回数には都市ごとの大きな違いが見られ、生活習慣・経済状況・食文化の影響が顕著です。特に京都市・神戸市・岡山市のような都市では、高頻度かつ高額の傾向が続いており、今後の価格動向や地域政策によっても変化が予想されます。

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