納豆の都市別支出ランキング|福島・盛岡・水戸が上位の理由とは

乾物・大豆

納豆の月間支出は全国平均410円。特に福島市や盛岡市、前橋市、青森市、水戸市など東北・北関東地域が上位を占め、購入頻度も月4回前後と非常に高い。水戸などの産地要因や朝食の習慣が支出額に表れており、地域性が強く影響している。

納豆の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国422100+4.715
1水戸市680161.1+34.65
2福島市676160.2+4.969
3青森市649153.8+5.016
4盛岡市632149.8+9.343
5前橋市628148.8+11.15
6宇都宮市624147.9+26.83
7熊本市621147.2+13.11
8秋田市615145.7+6.401
9長野市588139.3-1.672
10仙台市575136.3+2.313
11富山市574136+2.317
12山形市553131+3.558
13さいたま市512121.3+0.196
14長崎市485114.9+59.02
15千葉市482114.2+6.402
16浜松市477113+5.765
17福井市473112.1+22.86
18福岡市471111.6+6.561
19金沢市468110.9+2.183
20佐賀市463109.7+33.43
21静岡市455107.8+5.081
22新潟市455107.8+6.808
23東京都区部447105.9+1.591
24山口市431102.1+22.1
25大分市430101.9+26.84
26岐阜市429101.7+3.373
27鹿児島市428101.4+0.706
28宮崎市42099.53+46.85
29相模原市41698.58+6.122
30奈良市40595.97+27.36
31甲府市39593.6-18.72
32川崎市39393.13-16.91
33大津市39393.13+15.25
34札幌市39292.89-19.18
35京都市38992.18+34.6
36松山市38290.52+5.817
37横浜市38090.05-6.863
38北九州市37087.68-14.94
39津市36586.49-14.72
40那覇市36486.26+14.83
41名古屋市36386.02+29.64
42高松市35584.12+48.54
43広島市35183.18-4.62
44岡山市34681.99-0.288
45松江市34180.81
46鳥取市33779.86+3.058
47神戸市32777.49+7.213
48堺市28367.06+45.88
49徳島市26863.51+2.682
50大阪市25861.14-17.83
51和歌山市24558.06+1.24
52高知市20949.53-36.67

月間支出の推移

納豆の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国3.1100+2.99
1福島市4.54146.5-2.366
2青森市4.52145.8+0.668
3熊本市4.28138.1+17.91
4山形市4.26137.4+13.3
5富山市4.25137.1+1.918
6秋田市4.23136.5-4.515
7前橋市4.23136.5+9.021
8水戸市4.22136.1+10.47
9宇都宮市4.12132.9+3.258
10盛岡市4.04130.3-13.86
11長野市3.86124.5-5.392
12仙台市3.85124.2-5.637
13さいたま市3.74120.6+4.178
14金沢市3.66118.1+0.274
15福井市3.63117.1+19.41
16新潟市3.58115.5+8.485
17大分市3.45111.3+29.21
18佐賀市3.42110.3+15.54
19静岡市3.41110+3.647
20長崎市3.4109.7+48.47
21福岡市3.4109.7-2.579
22浜松市3.26105.2-4.956
23千葉市3.25104.8-9.722
24札幌市3.19102.9-16.27
25岐阜市3.19102.9-3.625
26東京都区部3.16101.9-5.952
27鹿児島市3.13101-1.881
28相模原市3.11100.3-6.886
29山口市3.0899.35+8.451
30川崎市2.9294.19-9.034
31岡山市2.9193.87+11.49
32大津市2.993.55+3.571
33宮崎市2.8792.58+16.19
34甲府市2.7990-26.58
35京都市2.7689.03+24.32
36松山市2.7388.06+2.247
37高松市2.7187.42+34.83
38北九州市2.6886.45-21.41
39横浜市2.6685.81-20.12
40鳥取市2.6384.84+8.678
41神戸市2.683.87+16.59
42奈良市2.5983.55+12.61
43名古屋市2.5281.29+5.882
44松江市2.580.65+0.402
45広島市2.4880+1.224
46津市2.4177.74-19.67
47堺市2.3274.84+42.33
48徳島市2.1870.32-9.544
49大阪市2.1168.06-9.829
50那覇市2.0666.45-0.962
51和歌山市1.9362.26+3.763
52高知市1.5349.35-38.06

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

納豆の月間支出の現状と今後

納豆は日本の食卓に根強く定着している発酵食品で、安価かつ高タンパクな健康食品として広く親しまれています。ただし、その人気には地域差があり、都市によって支出額や購入頻度に大きなばらつきが見られます。最新のデータ(2025年4月)では、全国平均の支出額は410円/月です。


支出額の上位都市 ― 東北・北関東を中心に突出

支出額が特に高い都市は、福島市(634円)盛岡市(619円)前橋市(615円)、青森市・水戸市(582円)といった東北・北関東の都市が占めています。これらの地域では納豆が主食の1部のように位置づけられ、毎日の朝食に欠かせない存在となっていることが支出の高さに反映されています。水戸市は納豆の名産地として有名で、ブランドイメージと地域内消費が支出の多さに表れています。


支出額と購入頻度の関係 ― 消費習慣の強さを示す

支出額に比例して、購入回数も高頻度である点が特徴です。全国平均は2.99回/月に対し、青森市(4.37回)福島市(4.14回)山形市・前橋市(4.1回)盛岡市・富山市(4.09回)と、上位都市はすべて4回前後を記録しています。これはほぼ週に1回以上の購入ペースであり、納豆が「常備食品」として根付いている証左です。


支出の増減から見る地域の変化

前年同月比で見ると、全国平均で+3.275%の増加が見られる中、水戸市(+18.78%)前橋市(+14.31%)、富山市(+7.782%)などで大きく伸びています。これに対し、福島市(-7.983%)秋田市(-8.13%)などではやや減少しており、習慣的な消費から1時的な価格変動や品目選択の変化が影響した可能性があります。


納豆支出に見る地域性の強さと将来展望

納豆支出の地域差は、日本の食文化における「東高西低」の傾向を改めて浮き彫りにしています。西日本では比較的支出も頻度も低い1方で、東北・北関東では日常的な必需品として消費されており、今後も高水準を維持すると見込まれます。発酵食品としての健康価値が広く浸透すれば、今後は都市部や西日本にも広がりが期待されます。

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