豆腐の月間支出ランキング|那覇・盛岡・富山が高水準の理由とは

乾物・大豆

豆腐の月間支出は全国平均421円。那覇市(680円)や盛岡市(634円)、富山市(558円)などが高く、購入頻度も月4回超と高水準。支出額は購入頻度と強く相関し、健康志向や地域の食文化が背景にある。松江市や富山市では前年に比べて40%以上の増加も見られる。

豆腐の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国438100+0.69
1富山市664151.6+56.97
2盛岡市603137.7-1.148
3那覇市599136.8-1.803
4福井市555126.7+33.73
5徳島市537122.6-7.414
6福島市519118.5-1.705
7高松市502114.6+19.81
8山形市501114.4+1.829
9松江市490111.9-5.222
10前橋市480109.6+0.629
11奈良市479109.4+8.617
12千葉市468106.8+8.333
13長野市467106.6+6.136
14鳥取市466106.4+3.097
15京都市463105.7-3.742
16相模原市462105.5+25.89
17東京都区部462105.5+5.239
18堺市462105.5+3.356
19宮崎市459104.8-1.923
20福岡市458104.6+4.091
21仙台市450102.7-15.73
22秋田市448102.3-11.11
23川崎市448102.3+2.283
24熊本市447102.1+15.8
25金沢市446101.8+0.225
26浜松市446101.8-9.899
27佐賀市446101.8+42.04
28岡山市43198.4-7.312
29広島市42897.72+25.51
30さいたま市42897.72-12.3
31横浜市42095.89-10.83
32鹿児島市41394.29-3.73
33水戸市41093.61+10.81
34高知市40792.92-12.66
35静岡市40492.24-26.14
36大分市40291.78+19.64
37青森市40191.55-1.956
38宇都宮市39890.87-0.5
39名古屋市39189.27-20.2
40山口市38487.67-15.97
41松山市37685.84-17.72
42長崎市36884.02-12.8
43津市36282.65+10.03
44神戸市36182.42-21.69
45岐阜市35881.74-24.79
46和歌山市35881.74-9.824
47大阪市35781.51-3.514
48札幌市35581.05-18.39
49北九州市35581.05-4.313
50新潟市35380.59-23.92
51大津市35180.14-22
52甲府市34578.77-12.44

月間支出の推移

豆腐の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国3.39100-0.587
1富山市4.58135.1+30.86
2盛岡市4.08120.4-23.02
3福島市4.06119.8+2.267
4徳島市3.96116.8-9.382
5松江市3.92115.6-1.01
6山形市3.77111.2+1.072
7秋田市3.74110.3-5.316
8福井市3.72109.7+12.39
9大分市3.71109.4+25.76
10奈良市3.64107.4+18.95
11岡山市3.63107.1+1.966
12長野市3.62106.8-4.987
13熊本市3.56105+6.587
14相模原市3.55104.7+4.412
15仙台市3.55104.7-7.552
16堺市3.54104.4+3.812
17宮崎市3.51103.5-12.69
18福岡市3.5103.2-6.915
19鹿児島市3.49102.9-8.158
20前橋市3.49102.9+2.047
21高松市3.48102.7+7.74
22さいたま市3.45101.8-3.631
23鳥取市3.43101.2-2.279
24静岡市3.41100.6-15.38
25長崎市3.41100.6+3.021
26水戸市3.3899.71+13.42
27岐阜市3.3398.23-19.76
28宇都宮市3.3297.94-5.143
29東京都区部3.397.35+1.227
30山口市3.397.35-6.516
31佐賀市3.397.35+11.11
32青森市3.2997.05-6
33広島市3.2896.76+16.31
34京都市3.2796.46-2.679
35那覇市3.2696.17-2.395
36浜松市3.2595.87-13.56
37和歌山市3.2595.87+4.839
38川崎市3.2495.58-0.917
39金沢市3.2194.69-9.831
40神戸市3.1893.81-9.659
41高知市3.1693.22-16.4
42横浜市3.1693.22-7.602
43名古屋市3.1392.33-13.3
44千葉市3.191.45-4.025
45新潟市3.0790.56-16.58
46松山市3.0589.97-14.8
47大阪市2.9988.2-6.563
48札幌市2.9587.02-15.95
49北九州市2.8985.25-11.08
50大津市2.8182.89-18.31
51津市2.7781.71+2.974
52甲府市2.779.65-13.46

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

豆腐の月間支出の現状と今後

豆腐は日本の家庭料理に深く根付いた伝統食品であり、低価格かつ高たんぱく・低カロリーという特徴から、健康志向の高まりとともに近年も安定した需要があります。日常的な食材として、都市ごとの食習慣や生活スタイルが支出傾向に色濃く反映されます。


支出金額の上位都市 ― 那覇市・盛岡市・富山市が突出

最新のデータでは、那覇市が680円で全国トップ。続く盛岡市は634円富山市は558円と高水準を記録しています。那覇市は本州とは異なる食文化が影響している可能性があり、「ゆし豆腐」など地元ならではの食べ方が支出を押し上げていると考えられます。1方、富山市や盛岡市の高支出は、購入頻度の高さ(4回以上/月)と連動しており、豆腐を常備食材として利用する家庭が多いことを示しています。


中位の都市 ― 相模原市・松江市・高松市などの台頭

相模原市と松江市はともに548円と同額で全国3位タイ。さらに高松市(510円)や徳島市(501円)など、4国地域も上位に名を連ねており、地場産業として豆腐製造が盛んであることや、豆腐を用いた郷土料理の存在が支出に影響していると見られます。松江市は前年同月比+46.92%という大きな伸びを記録しており、1時的な価格上昇や消費キャンペーンの影響も考えられます。


購入頻度と消費スタイルの関係

豆腐の全国平均購入回数は3.27回/月ですが、盛岡市(4.33回)富山市(4.23回)秋田市(4.02回)など、上位都市では明らかに回数が多く、「週1回以上」豆腐を購入する習慣が根付いていることが分かります。また、相模原市や松江市でも4回近い頻度を記録しており、支出金額の高さが「購入単価」よりも「購入頻度」に強く関連していることを裏付けています。


増減率に見る地域特性と変化

支出金額の前年同月比では、富山市(+43.08%)や松江市(+46.92%)が目立ち、価格変動や需要増が影響していると考えられます。逆に、盛岡市(-1.246%)や秋田市(-2.851%)などでは微減となっており、物価や購買行動の変化が読み取れます。また、購入頻度においても盛岡市(-18.61%)のように明確な減少を示す都市があり、支出は維持していても、単価の上昇や購買スタイルの変化が背景にあると推察されます。


まとめ ― 日常性と地域文化の反映

豆腐は全国で均1に消費される食材の1つですが、その支出額と頻度には明確な地域差があります。上位都市では、健康志向・料理習慣・地場産業の要素が複合的に影響しており、消費スタイルの違いが家計支出にそのまま反映されることを示す好例です。今後も、物価の変動や生活スタイルの変化とともに、豆腐の支出傾向にも地域ごとの多様性が現れると予想されます。

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