豆類支出ランキング|秋田・前橋が突出、地域別の消費傾向を詳しく解説

乾物・大豆

豆類の月間支出は全国平均26円。秋田市(139円)と前橋市(106円)が際立って高く、健康志向や伝統的な調理文化が背景にある。購入回数でも富山市などが高水準で、家庭内での豆の利用が多い地域性がうかがえる。今後は高齢化と健康志向の広がりが消費拡大を促すと予想される。

豆類の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国21100+5
1広島市147700+673.7
2松江市95452.4+196.9
3高松市73347.6+421.4
4京都市69328.6+137.9
5神戸市61290.5+221.1
6松山市58276.2+65.71
7佐賀市54257.1+800
8熊本市52247.6+136.4
9長野市49233.3+36.11
10水戸市42200+5
11前橋市40190.5+263.6
12岡山市37176.2+164.3
13金沢市36171.4+89.47
14宮崎市35166.7-39.66
15山形市33157.1+135.7
16甲府市32152.4+39.13
17北九州市31147.6-24.39
18秋田市28133.3-37.78
19堺市26123.8+420
20鳥取市25119+1150
21札幌市25119+66.67
22名古屋市25119+38.89
23仙台市25119+316.7
24鹿児島市24114.3-31.43
25高知市2095.24+25
26横浜市2095.24+81.82
27大津市2095.24+233.3
28福井市1990.48+35.71
29大阪市1990.48-42.42
30津市1885.71+350
31宇都宮市1885.71+12.5
32長崎市1780.95-10.53
33那覇市1780.95-37.04
34相模原市1780.95-19.05
35千葉市1780.95+30.77
36新潟市1571.43-50
37浜松市1466.67-12.5
38静岡市1257.14+100
39青森市1257.14+20
40東京都区部1257.14+140
41富山市1152.38-21.43
42徳島市1047.62-52.38
43山口市1047.62-28.57
44福岡市942.86-59.09
45川崎市733.33-30
46奈良市733.33-22.22
47さいたま市733.33-82.5
48岐阜市523.81-80.77
49盛岡市314.29-72.73
50福島市00-100
51大分市00-100
52和歌山市00-100

月間支出の推移

豆類の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.04100
1松江市0.17425+112.5
2京都市0.16400+220
3広島市0.15375+150
4神戸市0.11275+120
5松山市0.11275+10
6長野市0.1250-9.091
7秋田市0.09225+125
8高松市0.08200+100
9長崎市0.08200+33.33
10熊本市0.08200+166.7
11山形市0.08200+166.7
12宮崎市0.08200-11.11
13北九州市0.08200
14前橋市0.08200+300
15佐賀市0.08200+300
16鹿児島市0.07175+250
17鳥取市0.07175+600
18福井市0.07175+75
19水戸市0.07175+40
20札幌市0.07175+133.3
21金沢市0.06150-33.33
22甲府市0.06150-25
23浜松市0.06150+50
24山口市0.06150+50
25堺市0.06150+500
26仙台市0.06150+200
27岡山市0.05125+150
28名古屋市0.05125-16.67
29那覇市0.04100
30福岡市0.04100-50
31相模原市0.04100+33.33
32津市0.04100+300
33新潟市0.04100
34富山市0.04100
35大津市0.04100+300
36高知市0.0375
37横浜市0.0375
38宇都宮市0.0375+50
39奈良市0.0375+50
40大阪市0.0375-25
41千葉市0.0375-40
42青森市0.0250
43盛岡市0.0250-33.33
44東京都区部0.0250
45徳島市0.0250-50
46川崎市0.0250-33.33
47岐阜市0.0250-77.78
48さいたま市0.0250-50
49静岡市0.0125-50
50福島市00-100
51大分市00-100
52和歌山市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

豆類の月間支出の現状と今後

豆類は日本の伝統食の1角を担い、煮豆、甘納豆、炒り豆など多彩な形で食卓に登場します。食物繊維や植物性たんぱく質が豊富で、健康志向の高まりとともに注目されている食材ですが、家庭での利用頻度や消費傾向は地域によって大きく異なります。


支出額の上位都市 ― 秋田・前橋が突出

最新の全国平均は26円に対して、秋田市は139円前橋市は106円と他都市を大きく引き離しています。秋田市の前年比+247.5%、前橋市の+863.6%という驚異的な伸びは、地域の食文化に加えて、季節的な需要や家庭内の健康意識の高まりなどが影響していると考えられます。秋田は発酵食品や保存食文化が根強く、前橋も家庭料理に豆を取り入れる傾向が強いと推測されます。


中位の都市 ― 静岡・富山・佐賀などの動向

支出額中位には静岡市(59円)富山市(56円)佐賀市(55円)などが続きます。これらの都市でも前年比が非常に高く、静岡は+156.5%、佐賀は+358.3%と大幅な上昇を示しています。佐賀や宮崎といった西日本の都市では、郷土料理で豆を多用する文化が根付いており、季節行事や家庭での調理機会の増加が背景にあると見られます。


購入頻度から見る消費習慣

全国の購入平均回数は0.05回に対し、富山市(0.15回)金沢市(0.11回)宮崎市(0.11回)、佐賀市(0.11回)などでは全国平均の2~3倍の購入頻度が確認されています。これは支出額が高い理由の1つであり、家庭での常備菜としての豆の利用頻度が高い地域性を示しています。特に松江市は+900%という驚異的な増加率を記録しており、1時的なブームや食育活動の影響も考えられます。


今後の展望と地域ごとの傾向

豆類は調理に手間がかかる反面、栄養価と保存性に優れており、高齢化社会においてはその価値が再評価されつつあります。都市別に見ると、健康志向や食育活動が積極的な地域では今後も消費が増加する可能性があります。1方で、相模原市(-11.11%)や北9州市(-10%)など、消費が減少している都市もあり、ライフスタイルの変化や嗜好の多様化が進んでいることを示しています。

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