メロン支出額ランキング|水戸市が突出、都市圏や九州でも高支出傾向

生鮮果物

2025年4月のメロン支出は全国平均21円ながら、水戸市では285円と突出。宮崎や長崎、鹿児島など南九州でも支出が高めで、さいたま市・神戸市など都市部では前年比1000%超の急増も見られた。高単価で低頻度の購入が支出を大きく左右し、春先からの需要増加が一部都市で顕著となっている。

メロンの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国107100-26.21
1水戸市14911393+12.95
2熊本市306286-62.59
3宮崎市228213.1+171.4
4東京都区部207193.5+30.19
5奈良市197184.1+16.57
6宇都宮市171159.8-57.14
7新潟市168157+66.34
8長崎市166155.1+4.403
9横浜市160149.5+40.35
10千葉市159148.6+14.39
11長野市152142.1+8.571
12大分市151141.1+128.8
13川崎市142132.7-23.24
14岡山市137128+302.9
15名古屋市120112.1-9.774
16鹿児島市117109.3+77.27
17相模原市116108.4+205.3
18富山市107100+50.7
19仙台市10598.13-6.25
20京都市10396.26+6.186
21高松市10295.33-4.673
22北九州市9386.92-1.064
23札幌市9285.98+109.1
24高知市9084.11+136.8
25福島市8882.24+11.39
26津市8680.37+11.69
27堺市8377.57+124.3
28さいたま市8377.57-38.06
29徳島市8276.64-42.66
30前橋市7973.83+25.4
31山形市7469.16+957.1
32岐阜市7368.22-54.09
33鳥取市7166.36+10.94
34甲府市7166.36-21.11
35松江市7065.42+1.449
36佐賀市6661.68-45.9
37広島市6459.81-29.67
38福井市6358.88-68.5
39秋田市5955.14-55.64
40金沢市5854.21-38.95
41盛岡市4945.79-40.24
42那覇市4340.19+48.28
43和歌山市4340.19+230.8
44青森市4037.38-45.21
45静岡市3835.51-70.99
46神戸市3128.97-60.76
47大阪市3128.97-65.56
48大津市2927.1-72.64
49松山市2826.17-17.65
50福岡市2725.23-3.571
51浜松市2321.5-67.14
52山口市2018.69-76.19

月間支出の推移

メロンの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.14100-6.667
1水戸市0.5357.1
2長崎市0.26185.7-3.704
3新潟市0.26185.7+116.7
4熊本市0.24171.4-17.24
5横浜市0.23164.3+21.05
6宮崎市0.23164.3+53.33
7川崎市0.22157.1-12
8奈良市0.21150-25
9東京都区部0.2142.9-4.762
10千葉市0.2142.9-9.091
11宇都宮市0.19135.7+5.556
12富山市0.18128.6+50
13福島市0.17121.4+6.25
14相模原市0.17121.4+142.9
15仙台市0.17121.4+21.43
16大分市0.16114.3+100
17北九州市0.15107.1+50
18高知市0.14100+55.56
19高松市0.14100+7.692
20岡山市0.14100+100
21堺市0.14100+100
22さいたま市0.14100-33.33
23福井市0.1392.86+8.333
24盛岡市0.1392.86-7.143
25津市0.1392.86+85.71
26鹿児島市0.1285.71
27甲府市0.1285.71-7.692
28岐阜市0.1285.71-42.86
29佐賀市0.1285.71
30京都市0.1285.71-29.41
31長野市0.1178.57-38.89
32那覇市0.1178.57+120
33名古屋市0.1178.57-56
34前橋市0.1178.57+10
35鳥取市0.171.43+25
36金沢市0.171.43-33.33
37秋田市0.171.43-58.33
38松江市0.171.43-16.67
39山形市0.0964.29+350
40大阪市0.0964.29-35.71
41神戸市0.0857.14-33.33
42徳島市0.0857.14-27.27
43福岡市0.0750+40
44松山市0.0750
45札幌市0.0750+16.67
46大津市0.0750-46.15
47青森市0.0642.86-40
48浜松市0.0642.86-57.14
49広島市0.0642.86-64.71
50静岡市0.0535.71-73.68
51山口市0.0428.57-63.64
52和歌山市0.0428.57

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

メロンの月間支出の現状と今後

メロンは高級果実として位置づけられており、購入頻度が低い1方で単価が高いため、家庭での支出にばらつきが大きく出やすい品目です。2025年4月時点での全国平均支出額は21円と低めですが、都市ごとの支出額には極端な差が見られます。本章では、支出金額・購入頻度・前年比の変動を通じて、地域特性と消費傾向を考察します。


水戸市が断トツの支出額 ― 単発購入の影響

全国で最も支出額が高かったのは水戸市(285円)で、全国平均の約13倍に達しています。ただし、購入頻度は0.06回と特段高くはないため、家庭が高価格のメロンを1回購入したことで支出額が跳ね上がったと見られます。前年比では-33.57%と大幅な減少を記録しており、2024年春にはさらに大きな消費があった可能性が浮かび上がります。


南9州の堅調な支出 ― 宮崎・長崎・鹿児島

宮崎市(135円)長崎市(65円)鹿児島市(58円)では支出が安定して高めで、購入頻度も宮崎市は0.2回、長崎市は0.15回と全国平均(0.03回)を大きく上回ります。宮崎市では前年比+8.871%と緩やかな増加にとどまりましたが、長崎市と鹿児島市では+41.3%、+61.11%と堅調な伸びを見せています。これらの地域では、春先から家庭で果物を取り入れる傾向が比較的強いことがうかがえます。


都市圏の回復と急伸 ― 千葉・さいたま・神戸

首都圏の千葉市(57円)さいたま市(46円)では、前年と比べて支出額が大幅に上昇しており、とくにさいたま市は+1433%の急増を記録しています。購入頻度も0.06回程度と控えめながら、前年はほぼゼロに近かったため、1世帯あたりの購入が突出して反映された形です。神戸市(41円)も同様に+1267%と急伸しており、大都市圏では季節の変わり目に特別な果実を取り入れる傾向が1部で見られます。


支出額と購入頻度の関係性

メロンの消費は他の果物と比べても「高単価・低頻度」の典型です。例えば、大分市(58円)では購入頻度0.05回で前年比+150%、東京都区部(41円)でも0.05回で+20.59%と、購入回数のわずかな変化で大きな金額差が生じています。特に大都市部では、贈答用・家庭用を問わず少量高額の購買が見られる傾向にあり、支出の上昇に直結します。


まとめ ― メロン支出の多様性と季節外需要の可能性

メロンの支出には地域差が顕著に表れ、単発高額購入が全体額を押し上げる構造が明確です。水戸や宮崎、千葉、神戸などでは4月時点でも比較的高額なメロン支出が見られ、季節外消費や贈答用の需要、あるいは小売店での販売促進が影響していると考えられます。今後は温室栽培や輸入品を通じて、春先から初夏にかけたメロンの消費拡大がさらに進む可能性があります。

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