たけのこ支出ランキング2025年版:奈良・大阪・山形が上位にランクイン

根菜野菜

2025年4月時点で、たけのこの月間支出が最も高いのは奈良市(440円)で、支出・頻度ともに上昇傾向。大阪市や山形市、堺市なども高水準だが、山形や富山では前年より支出が減少。全体的に春の旬野菜として地域差が大きく、関西では依然として高い需要が見られる。

たけのこの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国189100
1奈良市440232.8+15.79
2山形市405214.3-10.2
3大阪市372196.8-2.872
4堺市325172+23.11
5横浜市317167.7-3.647
6富山市284150.3-21.76
7佐賀市263139.2-15.16
8和歌山市259137+100.8
9さいたま市245129.6+18.93
10高松市233123.3+30.9
11宮崎市231122.2+117.9
12長崎市230121.7+26.37
13静岡市218115.3+50.34
14福岡市214113.2+78.33
15相模原市213112.7-20.22
16大分市211111.6+63.57
17広島市206109+66.13
18京都市201106.3-62.43
19東京都区部190100.5-31.41
20福島市18497.35-29.77
21神戸市18396.83-60.39
22川崎市18396.83+19.61
23水戸市18195.77+33.09
24新潟市17492.06-34.09
25金沢市16989.42-43.67
26高知市16587.3-13.16
27福井市16486.77
28名古屋市16084.66+19.4
29徳島市15682.54+17.29
30宇都宮市14777.78-16.95
31岡山市14677.25+9.774
32千葉市14576.72-39.08
33大津市13873.02-10.39
34山口市12767.2+73.97
35仙台市12566.14-37.19
36浜松市12063.49-4
37津市11761.9+350
38岐阜市10857.14-59.4
39秋田市10756.61-26.71
40青森市9751.32+10.23
41松江市9751.32-7.619
42松山市9751.32-48.13
43熊本市9349.21-15.45
44北九州市8645.5-74.1
45長野市8444.44-41.26
46札幌市7640.21+40.74
47鳥取市7539.68-64.95
48前橋市6634.92-61.85
49鹿児島市6433.86-42.34
50甲府市5629.63-75.33
51盛岡市3920.63-50.63
52那覇市3216.93+100

月間支出の推移

たけのこの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.32100-3.03
1大阪市0.6187.5+11.11
2佐賀市0.59184.4-9.231
3山形市0.55171.9-28.57
4長崎市0.54168.8-10
5宮崎市0.51159.4+88.89
6奈良市0.49153.1
7富山市0.46143.8-13.21
8横浜市0.45140.6-11.76
9新潟市0.45140.6-13.46
10静岡市0.44137.5+25.71
11福岡市0.44137.5+69.23
12さいたま市0.43134.4+13.16
13大分市0.41128.1+36.67
14堺市0.4125-4.762
15徳島市0.38118.8+18.75
16東京都区部0.36112.5-16.28
17仙台市0.36112.5-20
18秋田市0.35109.4+16.67
19神戸市0.35109.4-47.76
20水戸市0.35109.4+16.67
21高知市0.34106.3-27.66
22高松市0.34106.3+3.03
23青森市0.33103.1+43.48
24相模原市0.33103.1-46.77
25川崎市0.3196.88+3.333
26広島市0.393.75+11.11
27和歌山市0.393.75+30.43
28名古屋市0.393.75+7.143
29山口市0.2990.63+70.59
30京都市0.2990.63-51.67
31福島市0.2887.5-33.33
32津市0.2887.5+366.7
33宇都宮市0.2887.5-26.32
34金沢市0.2784.38-44.9
35浜松市0.2784.38-12.9
36岡山市0.2578.13
37大津市0.2578.13
38松山市0.2475-48.94
39松江市0.2371.88-4.167
40岐阜市0.2371.88-20.69
41長野市0.2268.75-38.89
42福井市0.2268.75-29.03
43前橋市0.2268.75-33.33
44熊本市0.2165.63-12.5
45千葉市0.1959.38-53.66
46鹿児島市0.1856.25-43.75
47鳥取市0.1650-60.98
48盛岡市0.1650-20
49甲府市0.1546.88-51.61
50札幌市0.1340.63-43.48
51北九州市0.1237.5-77.36
52那覇市0.131.25+66.67

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

たけのこの月間支出の現状と今後

たけのこは春の訪れを告げる代表的な旬野菜であり、季節感を大切にする日本の食卓において人気のある食材です。2025年4月時点の全国平均の支出額は189円で、根菜や果菜に比べるとやや高価であり、季節性の強さが価格と支出に反映されています。


支出額の高い都市の特徴

最も支出が高いのは奈良市の440円で、全国平均の約2.3倍に達します。続くのは山形市405円、大阪市372円、堺市325円、横浜市317円などです。これらの都市に共通するのは、家庭での調理頻度が高い、たけのこを使う郷土料理が多い、もしくは市販の加工品や惣菜需要が高いといった背景が想定されます。

また、奈良市や堺市では前年同月比で+15.79%、+23.11%と支出が増加しており、価格上昇または購入量の増加による消費拡大が起きています。


支出額の変動と地域特性

1方で、山形市(-10.2%)、大阪市(-2.87%)、富山市(-21.76%)など、前年より支出が減っている都市も目立ちます。これは天候不順による価格変動、またはたけのこを使う食文化の変化や調理離れ、あるいは他の春野菜への選好変化の可能性があります。

和歌山市(+100.8%)や高松市(+30.9%)など、前年から急増した地域もあり、これは旬期の需要増加や、地元産の流通増加が影響している可能性が高いと考えられます。


購入頻度の地域差とその考察

全国平均の購入頻度は0.32回/月と決して高くありませんが、大阪市(0.6回)、佐賀市(0.59回)、山形市(0.55回)などでは倍近い頻度で購入されています。大阪市では支出・購入頻度ともに上位であり、家庭での料理利用が非常に盛んな地域といえます。

注目すべきは宮崎市(+88.89%)や静岡市(+25.71%)のように、購入頻度が急増している都市もあり、これは地域の食文化への回帰や、ローカルな流通網の整備が影響していると見られます。


今後の展望とまとめ

たけのこは保存性が低く、調理にも手間がかかるため、家庭での利用傾向は都市ごとに2極化しているのが現状です。とくに関西圏では、煮物や炊き込みご飯など伝統的料理での需要が依然として高く、支出額や購入頻度が上位を占めています。

1方、東北・北陸地域では年ごとの需要変動が大きく、家庭消費が不安定な傾向もあり、地域に根差した販促や流通施策が今後のカギとなります。

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