たまねぎ支出ランキング2025:奈良・神戸が上位、頻度も上昇傾向

根菜野菜

2025年4月時点でたまねぎの支出額が最も高かったのは奈良市(604円)、次いで千葉市、神戸市。神戸市や奈良市では購入頻度も高く、家庭内消費の高さが特徴。全国的に価格・購入回数共に上昇傾向であり、今後も地域別の価格動向に注目が必要。

玉ねぎの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国397100+7.008
1横浜市613154.4+24.09
2奈良市590148.6+61.2
3川崎市545137.3+22.2
4京都市538135.5+18.24
5新潟市527132.7+10.02
6松江市516130+24.04
7千葉市484121.9+2.979
8堺市481121.2+12.38
9盛岡市477120.2+11.71
10宇都宮市468117.9+20.31
11青森市459115.6+18.6
12秋田市459115.6+15.04
13神戸市456114.9+18.13
14福井市455114.6+33.04
15大阪市452113.9-6.996
16福島市437110.1-5.206
17金沢市435109.6+21.17
18長野市423106.5+5.75
19仙台市422106.3-0.236
20相模原市421106+2.683
21富山市411103.5+13.54
22鳥取市409103+25.85
23東京都区部407102.5+0.743
24岡山市403101.5-2.657
25山形市402101.3-13.36
26大津市402101.3+1.259
27さいたま市399100.5-18.4
28福岡市38396.47-0.26
29札幌市38195.97-9.716
30静岡市37794.96-18.04
31広島市37594.46+17.55
32水戸市37494.21+15.43
33岐阜市37494.21-8.333
34佐賀市37393.95+51.63
35前橋市36792.44+8.58
36北九州市36591.94-13.71
37那覇市35689.67-12.96
38大分市35689.67+22.76
39名古屋市35288.66+20.55
40和歌山市34787.41+22.18
41甲府市34687.15+2.367
42長崎市32682.12+33.06
43熊本市32682.12+1.242
44山口市32080.6+38.53
45浜松市31980.35+27.09
46鹿児島市31880.1-0.313
47徳島市30677.08+0.328
48高松市29674.56+12.55
49宮崎市29373.8-17.46
50松山市27569.27+35.47
51津市25864.99-16.5
52高知市23158.19-19.23

月間支出の推移

玉ねぎの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.57100-4.268
1奈良市2.11134.4+20.57
2横浜市2.05130.6-0.966
3秋田市2.04129.9+7.368
4神戸市2.01128+3.077
5川崎市2.01128+16.18
6京都市2127.4-8.257
7大阪市1.94123.6-16.02
8堺市1.93122.9-8.095
9青森市1.92122.3-1.538
10盛岡市1.91121.7-6.373
11松江市1.91121.7+2.688
12福島市1.9121-6.404
13岡山市1.87119.1-2.604
14富山市1.86118.5-8.824
15仙台市1.86118.5-11.43
16宇都宮市1.85117.8+11.45
17新潟市1.84117.2+8.876
18山形市1.8114.6-13.88
19長野市1.72109.6
20長崎市1.7108.3+23.19
21静岡市1.68107-20.38
22東京都区部1.66105.7-1.19
23さいたま市1.66105.7-14.87
24金沢市1.64104.5-5.202
25福岡市1.64104.5-12.3
26福井市1.63103.8+11.64
27北九州市1.63103.8-13.3
28大分市1.62103.2+3.185
29佐賀市1.62103.2+38.46
30水戸市1.59101.3-0.625
31広島市1.57100+14.6
32那覇市1.5699.36-10.34
33鹿児島市1.5296.82-10.59
34相模原市1.5196.18-3.205
35大津市1.5196.18-19.25
36鳥取市1.595.54+11.11
37札幌市1.595.54-22.68
38岐阜市1.595.54-9.639
39熊本市1.4894.27-10.84
40宮崎市1.4894.27-19.13
41和歌山市1.4894.27+8.824
42前橋市1.4692.99-9.317
43松山市1.4491.72+23.08
44山口市1.4391.08+19.17
45浜松市1.4189.81+4.444
46徳島市1.4189.81-17.06
47津市1.489.17-14.11
48名古屋市1.489.17+10.24
49高松市1.3585.99+3.053
50千葉市1.2982.17-24.12
51甲府市1.2478.98-14.48
52高知市1.2177.07-30.06

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

玉ねぎの月間支出の現状と今後

たまねぎは、日本の食卓に欠かせない基本食材のひとつであり、調味料代わりにも使える万能野菜です。2025年4月時点での全国平均支出は446円。前年同月比で+7.21%と上昇しており、物価高や天候不順の影響がうかがえます。

全国的に支出金額は緩やかな増加傾向ですが、都市ごとの違いを見ると、その地域の食文化や購買行動、物価、地場流通環境などが強く影響していることが分かります。


支出額トップの都市とその背景

2025年4月において、たまねぎ支出が最も高かったのは奈良市(604円)で、全国平均の約1.35倍に達しています。以下、千葉市(574円)神戸市(563円)さいたま市(559円)、京都市(554円)と続き、都市圏が上位を占めています。

特に注目されるのは、神戸市(+53.83%)京都市(+33.17%)の上昇幅で、物価上昇だけでなく購買量の増加も背景にあると考えられます。奈良市も+33.92%の増加と急激な支出拡大が見られました。

これらの都市は、家庭料理の頻度が高く、炒め物や煮込み料理などでたまねぎが多用される傾向があると推察されます。また、外食や中食文化が進んだ都市圏では価格に敏感ながらも1定の購買量を維持していることが示唆されます。


購入頻度の高い都市とその特徴

全国のたまねぎ購入平均頻度は1.86回/月ですが、これを大きく上回る都市が多数存在します。最も頻度が高いのは神戸市(2.42回)、次いで岡山市(2.41回)さいたま市(2.37回)、奈良市(2.33回)と続きます。

神戸市は前年同月比+32.24%と頻度の伸び率も高く、支出額の増加と連動しています。これは、家庭内での調理頻度が高いことを示しており、地場流通の安定性と購入しやすい環境も影響していると見られます。

また、宮崎市(2.26回)青森市(2.19回)といった地方都市でも頻度が高く、地域住民の自炊傾向や食材の使い回しの工夫などが読み取れます。


支出額と購入頻度のバランスによる都市分析

都市によっては、頻度が高くても支出額がそれほど高くない場合(例:青森市、宮崎市)、価格が比較的安価か、1回あたりの購入量が少ない可能性があります。

1方、奈良市や千葉市、神戸市などは支出額・頻度の両面が高水準であり、調理素材としてのたまねぎの利用頻度が非常に高いことを意味します。特に奈良市は、関西地方の和食文化の中で、たまねぎが頻繁に使われていることを裏付けています。

また、千葉市や横浜市のような都市圏では物価が高くなりやすい傾向も支出金額の押し上げ要因といえます。


今後の注目点とまとめ

2025年4月のデータからは、たまねぎの支出額と購入頻度は全国的に上昇傾向にあり、とくに都市部ではその傾向が顕著です。家庭での料理回帰や、野菜を使った健康的な食生活志向の高まりが背景にあると考えられます。

また、物価変動による影響を受けやすいたまねぎは、今後も天候や生産地の状況に左右される要素が強く、引き続き地域別の価格・頻度動向を注視する必要があります。

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