【果物加工品支出ランキング2025】広島・宮崎・奈良が急上昇中

野菜・果実

2025年4月の果物加工品の世帯支出は全国平均324円。広島市(598円)、奈良市(525円)、盛岡市(469円)などが上位で、宮崎市・広島市は支出・購入回数ともに大幅増。健康志向や家庭内保存食としてのニーズ増加が背景にあり、果物加工品は今後も地方を中心に需要拡大が見込まれる。

果物加工品の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国279100+3.717
1長野市573205.4+96.91
2仙台市424152+20.11
3福島市421150.9+37.58
4松江市413148+36.75
5北九州市370132.6+120.2
6東京都区部361129.4+12.11
7富山市351125.8+2.933
8相模原市345123.7+70.79
9佐賀市339121.5+34.52
10金沢市334119.7+133.6
11横浜市330118.3-24.14
12盛岡市322115.4+28.29
13神戸市317113.6+4.62
14札幌市308110.4+6.207
15川崎市304109+29.36
16秋田市300107.5-13.79
17津市300107.5+7.143
18堺市295105.7-4.531
19奈良市294105.4+48.48
20鹿児島市293105-4.56
21甲府市290103.9+42.86
22新潟市290103.9+58.47
23福井市289103.6+22.46
24福岡市285102.2-11.21
25さいたま市283101.4-8.414
26名古屋市281100.7-10.51
27長崎市280100.4-5.405
28宮崎市279100+26.82
29水戸市26996.42+29.33
30京都市26896.06+51.41
31徳島市26594.98-24.29
32広島市26494.62+80.82
33岡山市26394.27-16.24
34高松市26293.91+23
35熊本市23985.66-22.15
36千葉市23885.3-19.87
37青森市23584.23-8.915
38大阪市23483.87+10.38
39鳥取市23283.15+4.505
40大分市23082.44+54.36
41浜松市22078.85-37.68
42前橋市21275.99-17.83
43静岡市20372.76-18.15
44大津市20071.68-43.5
45山口市19469.53+50.39
46山形市18867.38-0.529
47松山市16860.22-26.64
48岐阜市14752.69-60.7
49和歌山市14551.97-55.93
50宇都宮市12344.09-56.54
51高知市9935.48-44.07
52那覇市9534.05-67.35

月間支出の推移

果物加工品の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.59100+7.273
1長野市1169.5+49.25
2仙台市0.92155.9+43.75
3札幌市0.86145.8+38.71
4相模原市0.78132.2+85.71
5松江市0.76128.8-13.64
6福岡市0.71120.3+10.94
7高松市0.7118.6+70.73
8秋田市0.7118.6-12.5
9横浜市0.7118.6-6.667
10神戸市0.69116.9-5.479
11新潟市0.69116.9+43.75
12熊本市0.67113.6+3.077
13東京都区部0.67113.6+8.065
14富山市0.65110.2+8.333
15さいたま市0.65110.2+18.18
16宮崎市0.64108.5+45.45
17北九州市0.63106.8+26
18金沢市0.62105.1+77.14
19福島市0.62105.1+10.71
20名古屋市0.61103.4
21大阪市0.5898.31-14.71
22鹿児島市0.5796.61-9.524
23盛岡市0.5796.61-5
24甲府市0.5694.92+16.67
25津市0.5694.92
26長崎市0.5593.22-17.91
27松山市0.5593.22-16.67
28川崎市0.5593.22+12.24
29岡山市0.5593.22-3.509
30山口市0.5491.53+74.19
31堺市0.5491.53-21.74
32佐賀市0.5491.53-21.74
33福井市0.5389.83+12.77
34鳥取市0.5288.14-1.887
35水戸市0.5288.14+15.56
36大分市0.5288.14+23.81
37青森市0.5186.44-26.09
38徳島市0.5186.44-12.07
39大津市0.5186.44-16.39
40奈良市0.4983.05+19.51
41京都市0.4881.36+37.14
42静岡市0.4779.66+2.174
43浜松市0.4271.19-26.32
44和歌山市0.4271.19-36.36
45千葉市0.4271.19-40
46山形市0.4169.49+10.81
47岐阜市0.467.8-45.21
48広島市0.3864.41+11.76
49前橋市0.3457.63-41.38
50宇都宮市0.350.85-47.37
51高知市0.2847.46-44
52那覇市0.2745.76-50.91

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

果物加工品の月間支出の現状と今後

果物加工品(ジャム、缶詰、ドライフルーツなど)は、手軽に果物の栄養や甘味を楽しめる食品として、特にパン食文化や保存食志向と相性が良く、幅広い年代に支持されています。2025年4月現在、日本の果物加工品の全国平均支出は324円であり、前年同月比で+10.58%の増加を記録しています。物価の上昇や健康志向の強まり、また家庭内での食の多様化が背景と見られます。


都市別の支出額ランキングと特徴的な都市

都市別で見ると、以下の10都市が特に高支出を示しています。

  1. 広島市:598円(+196%)

  2. 奈良市:525円(+73.84%)

  3. 盛岡市:469円(+43.43%)

  4. 宮崎市:431円(+214.6%)

  5. 秋田市:425円(+75.62%)

  6. 相模原市:412円(+73.11%)

  7. 横浜市:404円(+3.325%)

  8. 長野市:401円(+90.05%)

  9. 川崎市:396円(+23.36%)

  10. 新潟市:391円(+31.65%)

中でも広島市・宮崎市の伸び率が非常に顕著で、支出額も全国平均の約2倍近くに達しています。これは、地域での果物加工品の地元製品への支持や、贈答文化、保存食文化の影響が考えられます。奈良市や盛岡市、秋田市も継続的に支出増を見せており、果物加工品の定着が進んでいる都市です。


購入回数から読み解く地域性と習慣

2025年4月時点での全国平均購入回数は月0.65回ですが、それを大きく上回る都市もいくつかあります。

  • 宮崎市:1.04回(+188.9%)

  • 盛岡市:1.00回(+31.58%)

  • 新潟市:0.97回(+25.97%)

  • 福井市:0.96回(+100%)

  • 仙台市:0.88回(+14.29%)

  • 秋田市:0.85回(+41.67%)

  • 広島市:0.85回(+80.85%)

宮崎市の高い購入頻度と支出増は特に注目に値します。これは家庭内での定常的な消費、もしくは日常的なおやつや朝食への利用が盛んであることを示している可能性があります。また、新潟市や福井市のような保存性のある食品を日常的に備える傾向が強い地域も高頻度・高支出の傾向があります。


支出・購入回数の伸びから見えるトレンド

2024年から2025年にかけての伸びを見ても、果物加工品の支出・購入頻度は明確な増加傾向にあります。

  • 広島市:支出+196%、回数+80.85%

  • 宮崎市:支出+214.6%、回数+188.9%

  • 奈良市:支出+73.84%、回数データなし

  • 秋田市:支出+75.62%、回数+41.67%

  • 長野市:支出+90.05%、回数+44.44%

これらの地域では、果物加工品を「常備食」や「健康補助食」として位置づけていることが予想されます。特に若年層や高齢世帯が多い地域では、長期保存が可能で調理の手間もかからない果物加工品が支持されていると考えられます。


今後の予測と果物加工品市場の可能性

消費拡大が続く中、果物加工品市場にはいくつかのトレンドが見られます。

  • 健康志向型商品(無糖・オーガニック)の普及

  • 地方産果物の加工品化による地産地消推進

  • 高齢者世帯の需要拡大

1方で、支出の地域間格差も大きいため、販路の拡大やマーケティングの工夫によって、全国的な底上げが期待されます。たとえば、広島市や宮崎市での成功事例は、他地域でも応用可能な「モデルケース」となりうるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました