サラダの月間支出ランキングと都市別傾向

調理食品

2025年4月時点、日本の世帯が月間でサラダに支出する全国平均は532円。相模原市(1072円)が2位以下を大きく引き離し、福島市(765円)、東京都区部(757円)が続きます。購入回数も相模原市は全国平均(2.22回)の約1.7倍に増加し、前年比+84.13%と急伸。都市によっては消費が鈍化している一方、健康志向や中食ニーズの高まりから、全体としてサラダの支出は上昇傾向にあります。地域ごとの特色が如実に表れる食品項目です。

サラダの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国595100+4.754
1東京都区部909152.8+27.49
2川崎市891149.7+46.07
3さいたま市799134.3+21.61
4福島市765128.6+29.01
5宇都宮市745125.2+2.476
6神戸市737123.9+30.67
7高松市714120+44.83
8堺市677113.8+0.148
9横浜市675113.4-2.878
10富山市666111.9-19.57
11京都市637107.1+25.64
12新潟市634106.6-49.84
13水戸市619104-13.43
14広島市611102.7+20.04
15大阪市604101.5-10.52
16長野市601101+44.82
17福井市58197.65+20.04
18高知市58097.48+40.78
19佐賀市57997.31+3.025
20山形市56995.63-1.386
21甲府市55793.61-16.24
22盛岡市54992.27+0.734
23浜松市54591.6-22.91
24前橋市54591.6+11.45
25相模原市53890.42+29.64
26千葉市53489.75-33
27那覇市50785.21+39.67
28宮崎市50284.37-10.04
29大津市49683.36-15.79
30仙台市48581.51-27.72
31徳島市48080.67-6.615
32山口市47980.5+5.507
33静岡市46778.49-45.44
34長崎市46177.48-36.5
35松江市46177.48-3.354
36鹿児島市46077.31+29.21
37岐阜市44474.62-31.69
38金沢市44374.45-11.58
39熊本市43573.11+15.38
40和歌山市42671.6+10.65
41大分市42070.59+39.53
42青森市41068.91-6.178
43北九州市40968.74+10.24
44札幌市39766.72-7.889
45鳥取市39466.22-30.39
46福岡市37262.52-13.29
47津市37262.52-39.9
48奈良市35559.66-30.66
49名古屋市35559.66-23.82
50岡山市34557.98-40.92
51秋田市30250.76-45.19
52松山市21335.8-28.52

月間支出の推移

サラダの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国2.45100+2.941
1福島市3.45140.8+27.78
2さいたま市3.4138.8+38.21
3川崎市3.36137.1+24.44
4富山市3.33135.9
5神戸市3.23131.8+27.67
6東京都区部3.2130.6+21.21
7新潟市3122.4-27.88
8宇都宮市2.98121.6
9高知市2.78113.5+42.56
10高松市2.77113.1+23.66
11堺市2.76112.7+1.471
12横浜市2.72111-1.091
13水戸市2.67109-13.59
14長野市2.65108.2+29.27
15山形市2.57104.9
16前橋市2.54103.7+9.013
17福井市2.47100.8+15.96
18佐賀市2.47100.8-1.594
19相模原市2.497.96+16.5
20広島市2.3997.55+10.65
21盛岡市2.3495.51-13.33
22大阪市2.2792.65-26.54
23大津市2.2692.24-20.42
24金沢市2.2391.02-0.446
25甲府市2.2391.02-21.48
26仙台市2.2391.02-31.8
27宮崎市2.1989.39-2.667
28岐阜市2.1888.98-25.09
29京都市2.1788.57+5.854
30和歌山市2.185.71+20.69
31松江市2.0784.49-8.811
32浜松市2.0684.08-33.33
33静岡市2.0182.04-49.24
34長崎市281.63-31.51
35山口市1.9880.82-0.503
36青森市1.9378.78-5.854
37熊本市1.8977.14+25.17
38徳島市1.8274.29-23.53
39千葉市1.7872.65-39.66
40鹿児島市1.7671.84+9.317
41福岡市1.7671.84+18.92
42札幌市1.7671.84-4.348
43那覇市1.7370.61+26.28
44北九州市1.769.39-6.593
45鳥取市1.6466.94-43.84
46岡山市1.6266.12-20.59
47津市1.5964.9-44.6
48秋田市1.5262.04-32.44
49大分市1.561.22+5.634
50奈良市1.4458.78-37.66
51名古屋市1.4257.96-35.75
52松山市1.248.98-28.57

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

サラダの月間支出の現状と今後

2025年4月時点で、日本の世帯が月間でサラダに費やす平均支出は532円。これは他の惣菜類と比べても中程度の水準であり、健康志向の高まりと共に、安定的な支出を維持しています。サラダは家庭での副菜や弁当需要だけでなく、コンビニ・スーパーでの「中食」需要を象徴する存在でもあります。


都市別のサラダ支出ランキングとその背景

最新のデータに基づいた支出額トップ10都市は以下の通りです:

順位 都市名 支出額(円) 前年比増加率
1位 相模原市 1072円 +97.79%
2位 福島市 765円 +32.12%
3位 東京都区部 757円 +14.52%
4位 仙台市 755円 +10.06%
5位 新潟市 733円 +14.35%
6位 大阪市 727円 +39.54%
7位 富山市 712円 -8.483%
8位 千葉市 701円 -8.843%
9位 川崎市 671円 -15.81%
10位 静岡市 670円 +5.845%

特に相模原市の支出額は全国平均の2倍以上に達しており、前年からの伸びも顕著です。都市化が進む地域では、共働き世帯が多く、手軽に栄養を摂取できるサラダの需要が高まっていると考えられます。


購入回数から読み解く消費スタイル

全国のサラダ購入回数の平均は月2.22回ですが、上位都市では以下のような傾向が見られます:

都市名 購入回数(回) 前年比増加率
相模原市 3.83 +84.13%
富山市 3.66 +8.929%
福島市 3.58 +28.78%
大阪市 3.24 +33.33%
新潟市 3.03 +11.81%

相模原市は支出額だけでなく購入頻度も全国最多であり、生活習慣の中にサラダが定着していることがうかがえます。大阪市や福島市でも月3回以上の購入が見られ、食事への“サラダ1品追加”が日常化している様子が読み取れます。


減少傾向にある都市とその可能性

1方で、川崎市(-15.81%)や千葉市(-8.843%)などは支出が減少傾向。また、さいたま市では購入回数が-23.35%と大幅減。これらの都市では、インフレの影響でコストパフォーマンスの高い惣菜や自炊回帰の流れが強まっている可能性もあります。健康意識は継続しながらも、出費を抑える行動が見られるのです。


サラダ支出から見える今後の傾向と課題

全体としては全国平均で支出が+4.314%増加し、購入回数も+1.37%の微増。これは「ヘルシー志向」「時短調理」「中食化」の3つのトレンドが引き続きサラダ消費を支えている証左です。ただし、価格上昇や原材料費高騰の影響が広がる中で、コスパ重視層と健康志向層の2極化が起こる可能性もあり、地域ごとの対応や品ぞろえが重要になってくるでしょう。


結論

サラダは現代の日本の食卓で「健康」と「手軽さ」を象徴する食品として定着しつつあり、その支出額や購入頻度には都市ごとの生活スタイルや経済状況が色濃く反映されています。特に相模原市のような急成長都市では、サラダの需要が爆発的に伸びており、食の変化が家計データに可視化されていることが興味深い点です。今後も健康志向と家計管理のバランスが、サラダ支出の鍵を握るでしょう。

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