【チューハイ・カクテル支出ランキング】和歌山・札幌が急増中!家庭内消費が加速

酒類費

2025年4月のチューハイ・カクテル支出は、和歌山市や札幌市が全国平均(429円)を大きく上回り、地域差が顕著です。購入頻度も甲府市や川崎市で高く、家庭内での日常的な消費が広がっています。低価格・豊富な味わいが支持され、都市部・地方を問わず利用が拡大。今後も家庭酒類市場を牽引する存在となるでしょう。

チューハイ・カクテルの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国482100+1.474
1山口市883183.2+214.2
2高松市862178.8+80.33
3松江市845175.3+120.1
4新潟市843174.9+195.8
5福井市797165.4+59.4
6那覇市792164.3+19.82
7堺市728151+122
8浜松市718149+49.9
9岡山市700145.2+18.64
10青森市691143.4+27.02
11千葉市683141.7+43.19
12札幌市678140.7+77.49
13岐阜市661137.1+186.1
14福岡市657136.3+49.66
15横浜市656136.1+2.181
16盛岡市650134.9+13.84
17宇都宮市641133+113.7
18甲府市622129+8.551
19富山市621128.8+131.7
20静岡市613127.2+42.23
21熊本市607125.9+56.44
22秋田市603125.1+1.005
23京都市584121.2+95.97
24大阪市577119.7-2.369
25仙台市547113.5-43.08
26長野市534110.8+19.2
27徳島市529109.8+24.18
28山形市528109.5+52.16
29奈良市511106+36.27
30和歌山市495102.7+24.69
31福島市482100-38.28
32佐賀市46596.47+34.39
33鹿児島市46496.27+26.09
34広島市44692.53-3.879
35高知市44191.49-37.36
36大津市40884.65+1.241
37東京都区部40784.44-34.98
38津市39080.91+63.18
39宮崎市36976.56-42.88
40川崎市36575.73-39.37
41鳥取市36275.1-12.77
42水戸市35273.03+21.38
43大分市35072.61+6.061
44さいたま市34270.95-50.86
45前橋市33268.88-33.47
46相模原市32467.22-53.45
47金沢市31565.35+1.942
48長崎市29661.41-26.37
49松山市28058.09+40.7
50北九州市25853.53+56.36
51神戸市17335.89-74.45
52名古屋市11523.86-86.5

月間支出の推移

チューハイ・カクテルの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.61100-1.829
1山口市2.84176.4+175.7
2那覇市2.71168.3+30.92
3新潟市2.62162.7+127.8
4大阪市2.45152.2+37.64
5盛岡市2.44151.6+25.13
6徳島市2.29142.2+87.7
7高松市2.23138.5+41.14
8青森市2.22137.9+41.4
9京都市2.11131.1+111
10秋田市1.96121.7-10.5
11札幌市1.95121.1+25.81
12山形市1.94120.5+48.09
13松江市1.92119.3+9.714
14千葉市1.89117.4-10
15長野市1.88116.8+51.61
16熊本市1.88116.8+16.77
17横浜市1.86115.5+14.81
18富山市1.83113.7+42.97
19福岡市1.81112.4-15.02
20広島市1.81112.4-0.549
21川崎市1.79111.2-14.35
22金沢市1.72106.8+20.28
23甲府市1.7105.6-22.37
24静岡市1.68104.3+14.29
25堺市1.66103.1+17.73
26仙台市1.61100-39.25
27岡山市1.5998.76+22.31
28和歌山市1.5797.52+1.948
29福井市1.5294.41+14.29
30浜松市1.5294.41-20.83
31佐賀市1.5294.41-14.61
32東京都区部1.593.17-29.25
33さいたま市1.593.17-29.25
34宮崎市1.4992.55-47.54
35鹿児島市1.4690.68+8.955
36宇都宮市1.486.96+62.79
37大津市1.486.96-0.709
38岐阜市1.3986.34+95.77
39北九州市1.3785.09+132.2
40水戸市1.3483.23+63.41
41大分市1.2175.16-6.923
42高知市1.274.53-32.96
43奈良市1.1571.43-34.29
44相模原市1.168.32-60.71
45福島市1.0766.46-72.84
46鳥取市1.0263.35-30.14
47長崎市1.0263.35-37.8
48津市0.9860.87+5.376
49前橋市0.9559.01-39.49
50神戸市0.8452.17-55.32
51松山市0.637.27-23.08
52名古屋市0.4729.19-67.81

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

清酒ビールワイン焼酎発泡酒チューハイ・カクテル

詳細なデータとグラフ

チューハイ・カクテルの月間支出の現状と今後

チューハイ・カクテルは、アルコール度数が低めで味のバリエーションが豊富なため、若年層や女性を中心に人気を集めている酒類です。2015年以降の家計調査データをもとに、全国の都市別に見るチューハイ・カクテルの支出傾向とその背景を探ります。


支出額でみる都市ランキングと注目の地域

最新データによると、全国平均は429円。これに対し、以下の都市が上位に位置しています。

  • 第1位:和歌山市(815円)全国平均の約1.9倍。大幅な支出増(+116.8%)も見られ、急速に家庭内消費が拡大していることを示しています。手ごろな価格と味の選びやすさが要因と考えられます。

  • 第2位:札幌市(739円)前年比+151.4%という伸び率が目を引きます。寒冷地特有の“宅飲み”文化の定着も後押ししていると考えられます。

  • 第3位以下:堺市(712円)、新潟市(696円)、川崎市(676円)などいずれも全国平均を大きく上回っており、都市部や地方都市問わず幅広い層に支持されていることがうかがえます。特に新潟市は前年比+226.8%と急激な支出増が特徴です。


購入頻度から見た消費スタイルの違い

  • 全国平均:1.45回/月他のアルコール類(発泡酒:0.54回、焼酎:0.27回など)と比べても高く、チューハイ・カクテルの手軽さと習慣性が際立ちます。

  • トップクラスの頻度:甲府市(2.75回)、川崎市(2.53回)、盛岡市(2.35回)頻繁に購入する傾向が強く、日常的に飲まれている可能性が高い地域です。特に甲府市の+216.1%という増加率は、家庭内アルコール消費スタイルの大きな変化を示唆しています。

  • 注目都市:那覇市、新潟市、岡山市那覇市(2.2回)や新潟市(2.16回)は、支出額と頻度がともに高く、家計に占めるチューハイ・カクテルの存在感が非常に大きいと言えるでしょう。


地域特性とチューハイ・カクテルの親和性

  • 和歌山市・堺市:関西圏の家庭内消費文化食と酒の組み合わせを大事にする関西文化の影響が、チューハイ需要の高さに結びついています。

  • 札幌市・新潟市:寒冷地特有の“宅飲み”外出を控える冬季に、家で楽しめる飲料としての地位が高まっていると見られます。

  • 川崎市・盛岡市:都市型の消費スタイル購入頻度が高く、仕事帰りの「1本」や晩酌代替の選択肢として日常生活に溶け込んでいます。


今後の展望と消費行動の変化

今後のチューハイ・カクテル市場は以下の要因により伸長が見込まれます。

  • 低アルコール志向の拡大健康意識の高まりにより、ビールや焼酎からの乗り換えが進む可能性があります。

  • フレーバー多様化と女性層の取り込み甘味・酸味・苦味のバリエーションが広く、飲酒初心者やライトユーザーを取り込んでいます。

  • 地域ごとの消費スタイルの定着特定地域での顕著な支出・頻度増加は、チューハイが「日常的な飲料」へ進化している証でもあります。

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