【チューハイ・カクテル支出ランキング】和歌山・札幌が急増中!家庭内消費が加速

酒類費

2025年4月のチューハイ・カクテル支出は、和歌山市や札幌市が全国平均(429円)を大きく上回り、地域差が顕著です。購入頻度も甲府市や川崎市で高く、家庭内での日常的な消費が広がっています。低価格・豊富な味わいが支持され、都市部・地方を問わず利用が拡大。今後も家庭酒類市場を牽引する存在となるでしょう。

チューハイ・カクテルの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国429100+11.14
1和歌山市815190+116.8
2札幌市739172.3+151.4
3堺市712166+15.58
4新潟市696162.2+226.8
5川崎市676157.6+11.37
6山形市656152.9+171.1
7鳥取市650151.5+180.2
8岡山市639149-8.974
9那覇市636148.3+37.07
10京都市604140.8+15.49
11盛岡市602140.3-37.68
12宇都宮市592138+220
13松江市549128+11.81
14山口市521121.4+38.56
15前橋市521121.4+95.86
16甲府市501116.8+46.06
17大阪市492114.7-38.73
18大津市466108.6+11.22
19さいたま市463107.9-8.317
20東京都区部461107.5+6.467
21青森市455106.1-35.19
22福井市445103.7-33.18
23福岡市444103.5+21.31
24高知市439102.3-7.579
25浜松市40494.17+30.32
26仙台市40494.17+16.09
27秋田市40393.94+3.866
28津市40393.94+26.73
29長野市40293.71+193.4
30高松市39892.77+9.945
31奈良市38589.74+17.74
32北九州市37888.11-13.7
33神戸市37687.65+40.82
34横浜市36585.08+20.07
35広島市35382.28-25.37
36宮崎市35181.82-18.18
37富山市34981.35+14.05
38千葉市33177.16-27.09
39大分市32275.06-16.36
40熊本市32074.59-49.45
41岐阜市30571.1-19.74
42静岡市28566.43+22.84
43鹿児島市28365.97+14.11
44相模原市27864.8-43.72
45名古屋市27664.34-49.91
46金沢市26361.31-33.59
47松山市24256.41-2.811
48徳島市23855.48-56.09
49水戸市22251.75-32.11
50福島市17741.26-57.25
51長崎市14934.73+7.971
52佐賀市14433.57-46.67

月間支出の推移

チューハイ・カクテルの支出額

 

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.45100+4.317
1甲府市2.75189.7+216.1
2川崎市2.53174.5+66.45
3盛岡市2.35162.1+15.2
4那覇市2.2151.7+34.15
5新潟市2.16149+237.5
6岡山市2.04140.7+12.71
7さいたま市2.03140-6.019
8堺市1.99137.2-2.927
9山口市1.8124.1+91.49
10福岡市1.72118.6+60.75
11京都市1.67115.2-20.48
12山形市1.66114.5+80.43
13高知市1.65113.8-22.9
14松江市1.64113.1-17.59
15大阪市1.62111.7-37.93
16札幌市1.61111+49.07
17和歌山市1.57108.3+24.6
18東京都区部1.56107.6-0.637
19広島市1.54106.2+38.74
20秋田市1.52104.8+6.294
21北九州市1.52104.8+3.401
22青森市1.51104.1-30.09
23奈良市1.48102.1+0.68
24仙台市1.3995.86-6.711
25長野市1.3794.48+144.6
26熊本市1.3593.1-28.19
27横浜市1.3190.34+4.8
28富山市1.3190.34-9.028
29宇都宮市1.2888.28+52.38
30浜松市1.2485.52+20.39
31宮崎市1.2384.83-41.43
32高松市1.2284.14-14.69
33相模原市1.2284.14-45.29
34大分市1.2183.45-20.39
35千葉市1.2183.45-3.968
36水戸市1.282.76+41.18
37松山市1.1982.07+56.58
38鳥取市1.1780.69+37.65
39津市1.1680+70.59
40静岡市1.1579.31+29.21
41神戸市1.1377.93+73.85
42前橋市1.0371.03+33.77
43名古屋市168.97-9.91
44大津市0.9968.28-36.13
45福井市0.9867.59-55.45
46鹿児島市0.9364.14-14.68
47金沢市0.9162.76-50.27
48岐阜市0.8457.93-17.65
49佐賀市0.7350.34-34.82
50徳島市0.7249.66-46.27
51福島市0.6947.59-58.68
52長崎市0.6142.07+15.09

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

 

カテゴリー

食料


清酒ビールワイン焼酎発泡酒チューハイ・カクテル

詳細なデータとグラフ

 

チューハイ・カクテルの月間支出の現状と今後

チューハイ・カクテルは、アルコール度数が低めで味のバリエーションが豊富なため、若年層や女性を中心に人気を集めている酒類です。2015年以降の家計調査データをもとに、全国の都市別に見るチューハイ・カクテルの支出傾向とその背景を探ります。


支出額でみる都市ランキングと注目の地域

最新データによると、全国平均は429円。これに対し、以下の都市が上位に位置しています。

  • 第1位:和歌山市(815円)全国平均の約1.9倍。大幅な支出増(+116.8%)も見られ、急速に家庭内消費が拡大していることを示しています。手ごろな価格と味の選びやすさが要因と考えられます。

  • 第2位:札幌市(739円)前年比+151.4%という伸び率が目を引きます。寒冷地特有の“宅飲み”文化の定着も後押ししていると考えられます。

  • 第3位以下:堺市(712円)、新潟市(696円)、川崎市(676円)などいずれも全国平均を大きく上回っており、都市部や地方都市問わず幅広い層に支持されていることがうかがえます。特に新潟市は前年比+226.8%と急激な支出増が特徴です。


購入頻度から見た消費スタイルの違い

  • 全国平均:1.45回/月他のアルコール類(発泡酒:0.54回、焼酎:0.27回など)と比べても高く、チューハイ・カクテルの手軽さと習慣性が際立ちます。

  • トップクラスの頻度:甲府市(2.75回)、川崎市(2.53回)、盛岡市(2.35回)頻繁に購入する傾向が強く、日常的に飲まれている可能性が高い地域です。特に甲府市の+216.1%という増加率は、家庭内アルコール消費スタイルの大きな変化を示唆しています。

  • 注目都市:那覇市、新潟市、岡山市那覇市(2.2回)や新潟市(2.16回)は、支出額と頻度がともに高く、家計に占めるチューハイ・カクテルの存在感が非常に大きいと言えるでしょう。


地域特性とチューハイ・カクテルの親和性

  • 和歌山市・堺市:関西圏の家庭内消費文化食と酒の組み合わせを大事にする関西文化の影響が、チューハイ需要の高さに結びついています。

  • 札幌市・新潟市:寒冷地特有の“宅飲み”外出を控える冬季に、家で楽しめる飲料としての地位が高まっていると見られます。

  • 川崎市・盛岡市:都市型の消費スタイル購入頻度が高く、仕事帰りの「1本」や晩酌代替の選択肢として日常生活に溶け込んでいます。


今後の展望と消費行動の変化

今後のチューハイ・カクテル市場は以下の要因により伸長が見込まれます。

  • 低アルコール志向の拡大健康意識の高まりにより、ビールや焼酎からの乗り換えが進む可能性があります。

  • フレーバー多様化と女性層の取り込み甘味・酸味・苦味のバリエーションが広く、飲酒初心者やライトユーザーを取り込んでいます。

  • 地域ごとの消費スタイルの定着特定地域での顕著な支出・頻度増加は、チューハイが「日常的な飲料」へ進化している証でもあります。

 

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