【もち支出ランキング2025】岐阜・大津が上位!各都市の餅文化を分析

米・パン

2025年6月のもち平均は46円。都市別では徳島97円、相模原96円、水戸78円などが上位。全国で前年から約+39%上昇したが都市差は大きく、徳島や相模原では前年比数百%の急伸が見られる。もち購入は月回数が非常に少ないため1回当たり支出が数百〜千円になりやすく、少数のまとめ買いやサンプル構成の変化で平均が大きく動く点に注意が必要。

もちの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年6月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国46100+39.39
1徳島市97210.9+410.5
2相模原市96208.7+220
3水戸市78169.6-19.59
4東京都区部69150+68.29
5津市68147.8+161.5
6福井市67145.7+191.3
7宇都宮市67145.7-2.899
8さいたま市61132.6+27.08
9神戸市56121.7+47.37
10熊本市55119.6+150
11北九州市52113+33.33
12岐阜市51110.9-20.31
13静岡市50108.7-5.66
14京都市49106.5+44.12
15千葉市48104.3+60
16山口市47102.2+67.86
17宮崎市46100+411.1
18長野市4597.83-32.84
19盛岡市4495.65+388.9
20大阪市4495.65+33.33
21高松市4393.48-32.81
22浜松市4393.48-8.511
23福岡市4291.3-39.13
24横浜市4291.3+147.1
25青森市4189.13+127.8
26富山市4189.13+2.5
27金沢市3984.78-9.302
28札幌市3882.61-36.67
29奈良市3882.61+100
30和歌山市3882.61+280
31仙台市3882.61+80.95
32川崎市3780.43-57.47
33名古屋市3576.09+29.63
34鹿児島市3473.91-55.26
35新潟市3167.39+210
36前橋市3065.22+20
37山形市2758.7-12.9
38大分市2758.7+17.39
39松江市2145.65-8.696
40高知市2043.48-28.57
41長崎市2043.48-41.18
42大津市2043.48-28.57
43鳥取市1941.3+5.556
44広島市1941.3-78.89
45岡山市1941.3-51.28
46甲府市1634.78+23.08
47那覇市1532.61-40
48佐賀市1328.26-38.1
49堺市1226.09-47.83
50福島市1123.91-47.62
51秋田市919.57+12.5
52松山市715.22-73.08

月間支出の推移

もちの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年6月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.08100+33.33
1相模原市0.13162.5+62.5
2福井市0.12150+140
3神戸市0.12150+50
4水戸市0.12150-14.29
5さいたま市0.12150+50
6福岡市0.11137.5+83.33
7津市0.11137.5+83.33
8東京都区部0.11137.5+37.5
9北九州市0.11137.5+37.5
10徳島市0.1125+66.67
11富山市0.1125+42.86
12宇都宮市0.1125+11.11
13和歌山市0.1125+150
14静岡市0.09112.5
15岐阜市0.09112.5-18.18
16奈良市0.09112.5+200
17高松市0.08100-42.86
18金沢市0.08100-20
19盛岡市0.08100+300
20熊本市0.08100+100
21浜松市0.08100
22川崎市0.08100-11.11
23山口市0.08100
24大阪市0.08100+14.29
25長野市0.0787.5-46.15
26横浜市0.0787.5+250
27札幌市0.0787.5-41.67
28名古屋市0.0787.5+75
29千葉市0.0787.5-12.5
30前橋市0.0787.5+16.67
31仙台市0.0787.5+133.3
32鹿児島市0.0675-60
33山形市0.0675+50
34宮崎市0.0675+100
35京都市0.0675-14.29
36青森市0.0562.5+25
37長崎市0.0562.5
38松江市0.0562.5+25
39新潟市0.0562.5+150
40岡山市0.0562.5-44.44
41大分市0.0562.5-28.57
42鳥取市0.0450
43那覇市0.0450-42.86
44甲府市0.0450+100
45広島市0.0450-33.33
46大津市0.0450-20
47高知市0.0337.5-50
48秋田市0.0337.5+50
49福島市0.0337.5-40
50佐賀市0.0337.5-40
51松山市0.0225-71.43
52堺市0.0225-71.43

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

もちの月間支出の現状と今後

  • 最新(2025年6月)全国平均:46円/月

  • 支出が高い上位(最新値、円)上位10は次の通り:

    1. 徳島市:97円

    2. 相模原市:96円

    3. 水戸市:78円

    4. 東京都区部:69円

    5. 津市:68円

    6. 福井市:67円

    7. 宇都宮市:67円

    8. さいたま市:61円

    9. 神戸市:56円

  1. 熊本市:55円

  • 1目で分かる点:全国平均は46円と小さい金額ですが、都市間では約2倍〜2倍以上の差(徳島97円と全国46円)があり、地域差が顕著です。もち購入は頻度が非常に低いカテゴリ(月0.x回)なので、地域差やサンプル構成で平均値が大きく振れる傾向があります。

第2章 前年同月比の大きさと前年推定(主な都市の逆算)

与えられた前年同月比(%)から逆算した前年同月(推定)と、最新との差(円、概算)は以下の通りです(4捨5入)。

  • 全国:最新46円 → 前年推定 約33円(増 +13円、+39.4%)

  • 徳島市:97円 → 前年約19円(増 +78円、+410.5%)

  • 相模原市:96円 → 前年約30円(増 +66円、+220%)

  • 水戸市:78円 → 前年約97円(減 −19円、−19.6%)

  • 東京都区部:69円 → 前年約41円(増 +28円、+68.3%)

  • 津市:68円 → 前年約26円(増 +42円、+161.5%)

  • 福井市:67円 → 前年約23円(増 +44円、+191.3%)

  • 宇都宮市:67円 → 前年約69円(減 −2円、−2.90%)

  • さいたま市:61円 → 前年約48円(増 +13円、+27.1%)

  • 神戸市:56円 → 前年約38円(増 +18円、+47.4%)

  • 熊本市:55円 → 前年約22円(増 +33円、+150%)

解説:全国的には前年から約+39%とかなり上昇していますが、都市別では徳島 +410%/相模原 +220%/福井 +191% など極めて大きな伸びを示す1方、水戸や宇都宮のように減少した都市もあります。特に伸びが大きい都市は「前年の母数が小さかった」ことに起因する統計的な増幅(%が大きく見える)や、調査サンプルの変化・1時的な需要集中が混ざっている可能性が高い点に注意が必要です。

第3章 購入頻度と「1回当たり支出」(代表値の計算)

もちカテゴリは月あたりの購入回数が非常に小さく(0.1回台以下が多い)、そのため1回あたり支出が「月間平均を回数で割ると」大きな値になります。主要な都市について示します(最新値 → 前年推定):

  • 全国

    • 購入回数:0.08回/月(前年推定 約0.06回、+33.3%)

    • 1回当たり支出(最新):46円 ÷ 0.08回 = 約575円/回

    • 前年1回当たり(推定):33円 ÷ 0.06回 = 約550円/回。→ 解説:回数が増えた分もあるが、1回当たり支出は若干上昇。

  • 徳島市(97円、購入回数0.10回)

    • 前年回数推定:0.06回(+66.7%)

    • 1回当たり(最新):約970円/回(前年推定:約317円/回)→ 解説:最新は1回で支払う額が非常に大きく出ており、前年の極小母数からの跳ね上がりが効いています。

  • 相模原市(96円、購入回数0.13回)

    • 前年回数推定:約0.08回(+62.5%)

    • 1回当たり(最新):約738円/回(前年推定:約375円/回)

  • 水戸市(78円、購入回数0.12回)

    • 前年回数推定:約0.14回(−14.29%)

    • 1回当たり(最新):約650円/回(前年推定:約693円/回)→ 解説:支出は減ったが購買回数も減り、1回当たりはやや低下。

  • 東京都区部(69円、購入回数0.11回)

    • 前年回数推定:約0.08回(+37.5%)

    • 1回当たり(最新):約627円/回(前年推定:約513円/回)

  • さいたま市(61円、購入回数0.12回)

    • 前年回数推定:約0.08回(+50%)

    • 1回当たり(最新):約508円/回(前年推定:約600円/回)

  • 神戸市(56円、購入回数0.12回)

    • 1回当たり(最新):約467円/回(前年推定:約475円/回)

注:宇都宮・熊本など購入回数のデータが与えられていない都市は1回当たりの厳密計算ができません。

まとめ:もちカテゴリは「買う回数が少ない」ため、1回当たりの支払額が数百〜千円に達する。従って「1回あたりに誰かがまとめて高額購入した」事象があると平均値が大きく変わる性質があります。

第4章 都市別パターンの分類(読み取りの枠組み)

提供データから見える典型的パターンは次の3類型です。

  1. “母数が小さく%が跳ねる”タイプ(統計的不安定)

    • 例:徳島(+410%)、相模原(+220%)、福井(+191%)。前年の平均が非常に小さかったため、少数の高額購入やサンプル変動で大きく飛ぶ。

  2. “頻度増+単価上昇”で総額増加

    • 例:相模原では回数も増加しており、1回当たりも上昇しているため、両面で総額を押し上げている。

  3. “支出減・頻度減で安定化または縮小”

    • 例:水戸・宇都宮のように支出が減少している都市。地域の消費習慣や在庫状況、調査サンプルの変化が影響している可能性。

第5章 考えられる要因(仮説と注意点)

(与えられた数値だけで推測可能な範囲で列挙)

  • 季節商品・行事要因:もち(特に餅菓子・鏡餅など)は行事消費に左右されやすく、月次で1時的需要が発生すると平均が跳ねる。年末・年始の計上タイミングの違いなどが影響。

  • まとめ買い・業務用購入:個人世帯が1度に複数購入する、あるいは小規模業務用購入が混入すると平均が上がる。

  • 商品構成(高付加価値商品の増加):高級餅や加工餅(味付け・具入り)の購買増は1個あたり単価を上げる。

  • 流通・価格変動:原料(米)価格や製造コスト上昇が転嫁されると小売価格が上がる。

  • 統計的要因(サンプル構成変更):上に何度も触れた通り、特に%変化が極端な都市はサンプルの入替や回答者構成の変化で大きく影響される。→ 注意:ここに書いた因果は「可能性」であり、確定的結論を出すには品目別、世帯属性、サンプル数の確認が必要です。

第6章 実務的示唆(小売/メーカー/行政向け)

  • 小売・メーカー

    • もちのように購入頻度が低く1回当たり単価が高い商品は「まとめ買い向けパック」「保存性訴求」「季節セット」の訴求が効きやすい。

    • 地域別に、徳島・相模原のような単価伸長地域では高付加価値商品や贈答向けラインを強化すると効果的。逆に水戸のように支出減の地域には販促や定番訴求で再喚起が有効。

  • 行政・消費者支援

    • 地域差が大きいため、生活実態調査と合わせて「特定地域での物価上昇の影響」を評価し、必要に応じ低所得世帯の支援策を検討する。

  • 調査担当者

    • 極端な前年比を示す都市はまずサンプル数と調査時期を点検。品目内訳(鏡餅・切り餅・加工餅)を確認すると実態把握が進む。

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