鮭の世帯支出ランキング:広島市が最多、長崎市は購入頻度トップ

肉・魚

2025年4月時点で、鮭の全国平均支出は404円。広島市が最も高く639円、長崎市は購入頻度で全国最高の1.02回。西日本の都市を中心に支出増加が目立つ一方、北海道や東北では減少傾向。地域ごとの食習慣や価格変動が消費に強く影響している。

鮭の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国404100-3.118
1広島市639158.2+40.75
2前橋市611151.2+6.818
3福井市580143.6+37.77
4岡山市562139.1+35.1
5青森市536132.7-11.84
6相模原市514127.2+32.47
7熊本市511126.5+7.806
8長崎市502124.3+31.76
9東京都区部493122-1.988
10札幌市487120.5-11.45
11松江市486120.3+0.83
12千葉市476117.8-0.626
13高松市462114.4+42.59
14佐賀市455112.6+22.97
15水戸市444109.9+1.602
16岐阜市433107.2+21.97
17川崎市432106.9-21.17
18富山市429106.2-8.529
19仙台市427105.7-6.36
20宮崎市425105.2+75.62
21新潟市423104.7-26.43
22さいたま市417103.2+11.5
23山形市413102.2-14.67
24福島市409101.2+11.44
25松山市404100-3.118
26奈良市404100+19.17
27大分市39898.51+22.09
28徳島市39798.27+28.48
29盛岡市39698.02-9.382
30山口市39297.03+0.513
31津市38795.79-9.368
32静岡市37993.81+9.855
33鳥取市37793.32+41.2
34大阪市37091.58+3.352
35堺市36991.34-21.15
36福岡市36790.84-20.22
37名古屋市35888.61+27.4
38秋田市35086.63-19.35
39鹿児島市34685.64-13.93
40甲府市33983.91+19.37
41那覇市33683.17-33.07
42大津市32881.19-37.88
43宇都宮市31678.22-7.872
44金沢市31277.23-29.41
45京都市31277.23-17.68
46神戸市30775.99-32.68
47浜松市30575.5-3.785
48和歌山市29172.03-23.82
49北九州市28871.29-10
50横浜市28370.05-17.49
51長野市28269.8-38.7
52高知市24259.9-23.42

月間支出の推移

鮭の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.72100-6.494
1長崎市1.02141.7+36
2広島市1138.9+26.58
3岡山市0.99137.5+30.26
4相模原市0.93129.2+43.08
5松江市0.93129.2+13.41
6新潟市0.92127.8-21.37
7宮崎市0.92127.8+64.29
8青森市0.91126.4-17.27
9前橋市0.9125-26.23
10盛岡市0.86119.4-23.21
11高松市0.85118.1+19.72
12札幌市0.85118.1-24.11
13秋田市0.84116.7-13.4
14岐阜市0.84116.7+27.27
15水戸市0.81112.5-11.96
16東京都区部0.8111.1-6.977
17仙台市0.8111.1-9.091
18徳島市0.79109.7+33.9
19静岡市0.78108.3+5.405
20熊本市0.78108.3
21さいたま市0.76105.6+10.14
22鳥取市0.74102.8+13.85
23福井市0.73101.4+43.14
24富山市0.73101.4-16.09
25福島市0.72100-1.37
26鹿児島市0.7198.61-11.25
27山口市0.7198.61-13.41
28松山市0.797.22-11.39
29福岡市0.6995.83+4.545
30津市0.6995.83-18.82
31甲府市0.6894.44+1.493
32川崎市0.6894.44-24.44
33堺市0.6691.67-21.43
34千葉市0.6691.67-9.589
35佐賀市0.6691.67+3.125
36長野市0.6590.28-38.68
37山形市0.6387.5-26.74
38奈良市0.6286.11+10.71
39那覇市0.6184.72-37.76
40京都市0.6184.72-6.154
41宇都宮市0.5981.94-16.9
42浜松市0.5880.56-21.62
43金沢市0.5779.17-25
44神戸市0.5779.17-38.71
45大阪市0.5779.17-17.39
46高知市0.5373.61-19.7
47名古屋市0.5373.61+12.77
48大津市0.5272.22-46.39
49大分市0.4968.06-24.62
50北九州市0.4866.67-20
51横浜市0.4562.5-30.77
52和歌山市0.4359.72-41.1

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

鮭の月間支出の現状と今後

2025年4月時点における全国の鮭の月間平均支出額は404円で、前年同月比では-3.118%の減少を示しています。購入頻度も0.72回/月と高めで、鮭がいかに全国的に安定した需要を持つ魚であるかが分かります。ただし、都市によって支出額や増減の差が顕著です。


支出上位都市の傾向

広島市(639円)が最も高く、前年から+40.75%と大幅に支出が増加。月間1回の購入頻度と合わせて、家庭における鮭の重要性の高さがうかがえます。次いで前橋市(611円)福井市(580円)、岡山市(562円)などが続き、いずれも支出額が全国平均の1.4倍以上を記録しています。

これらの地域では、朝食文化や塩鮭の消費が定着していると考えられ、特に福井や岡山では30%以上の支出増が見られました。


北海道・東北エリアの特徴

青森市(536円)札幌市(487円)など、鮭の生産や消費で知られる地域も上位にランクインしていますが、いずれも支出は前年より減少(-11.84%、-11.45%)しています。これは、仕入価格や入荷量の変動、または地域内で他の魚種への関心の変化が影響している可能性があります。

とはいえ、青森市の購入頻度は0.91回と高く、支出減少は価格安や分量減によると見られます。


9州・西日本の伸び

熊本市(511円)長崎市(502円)も上位に位置し、いずれも前年比で+7.806%、+31.76%の増加を記録しています。特に長崎市は1.02回と全国最高の購入頻度を示しており、日常的な主菜としての鮭の浸透度が強く表れています。

西日本では相模原市(514円)や広島市も含めて支出増が目立っており、これは調理しやすさや健康意識の高まりによる「魚食回帰」が影響していると考えられます。


都市別の支出と頻度の乖離

1部の都市では、支出と頻度にギャップが見られます。例えば、前橋市は支出611円で高水準ながら、購入頻度は0.9回と全国平均よりやや上程度であり、1度あたりの購入単価が高めであることが推察されます。

1方、新潟市(0.92回、支出額未掲載)のように頻度は高いが前年から-21.37%減少している地域では、価格の下落や少量購入の傾向が出ていると見られます。


今後の注目点と課題

今回のデータから、広島や福井、岡山など内陸〜西日本の都市での鮭支出の増加が際立つ1方で、東北や北海道では消費がやや落ち着きつつある様子が見て取れます。

また、健康志向や時短調理の需要を背景に、加工品や切り身の売れ行きが影響している可能性もあり、今後は単価の変化や家庭内調理の傾向にも注目が必要です。

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