飲料支出の都市別ランキング|さいたま市・川崎市が支出増加率で上位

食料

2025年6月の飲料全般平均は6,199円。支出上位は水戸8,250円、高松7,236円、東京都区部7,026円など。全国は前年同月比+4.77%だが都市差が大きく、広島+51.6%、津+38.9%、水戸+29.8%など極端な増加も見られる。総額増は「購入頻度の変化」と「1回当たり単価の変化」が混在しており、品目別やサンプル構成の精査で原因を確認することを推奨する。

飲料全般の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年6月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国6199100+4.766
1水戸市8250133.1+29.84
2高松市7236116.7+25.84
3東京都区部7026113.3+7.761
4前橋市7022113.3+19.3
5川崎市6988112.7+2.554
6広島市6966112.4+51.6
7長崎市6957112.2+34.36
8徳島市6764109.1+6.755
9山口市6740108.7+18.72
10津市6735108.6+38.92
11さいたま市6723108.5+4.168
12福島市6650107.3+3.47
13岡山市6624106.9+15.72
14堺市6621106.8+18.8
15札幌市6566105.9+9.579
16青森市6462104.2+3.276
17仙台市6461104.2+22.41
18新潟市6318101.9+2.882
19那覇市6293101.5-3.155
20横浜市6277101.3+9.834
21大阪市612898.85+5.856
22宇都宮市610498.47+7.238
23鹿児島市609698.34+44.28
24千葉市609698.34-1.962
25富山市609098.24-8.242
26岐阜市608198.1-2.407
27松山市602897.24+19.84
28浜松市595896.11-2.071
29長野市592395.55+16.18
30神戸市572292.31-0.452
31松江市570492.01+8.112
32京都市570291.98+17.59
33相模原市567591.55-0.0352
34大津市567591.55-6.538
35盛岡市567391.51-4.655
36奈良市556989.84+1.698
37秋田市549388.61+1.16
38甲府市545988.06+15.93
39名古屋市545988.06-11.98
40静岡市544087.76-0.694
41佐賀市541387.32-11.96
42山形市540587.19-5.025
43福井市538086.79+6.746
44宮崎市532185.84-12.43
45金沢市531985.8-10.98
46福岡市530785.61+9.4
47熊本市523684.47-2.947
48北九州市514182.93+3.859
49鳥取市512982.74-10.52
50高知市494979.84-2.636
51大分市492579.45+1.567
52和歌山市460974.35-27.95

月間支出の推移

飲料全般の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年6月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国18.35100+2.974
1川崎市24.75134.9+30.81
2さいたま市23.95130.5+16.94
3高松市23.47127.9+33.96
4那覇市21.98119.8+6.338
5堺市20.75113.1+10.43
6仙台市20.65112.5+21.19
7山口市20.49111.7+16.16
8富山市20.24110.3-7.664
9岡山市20.09109.5+4.418
10徳島市20109-4.443
11東京都区部19.79107.8+2.592
12札幌市19.57106.6+4.821
13新潟市19.54106.5-0.56
14大阪市19.52106.4+0.412
15広島市19.22104.7+18.35
16北九州市19.21104.7+16.28
17盛岡市19.17104.5+6.916
18福島市19.1104.1-12.26
19大津市19.05103.8+0.794
20長野市18.97103.4+15.81
21青森市18.74102.1-9.205
22鹿児島市18.66101.7+22.84
23金沢市18.6101.4-4.124
24岐阜市18.4100.3+1.601
25松山市18.2999.67+24.68
26松江市17.9597.82+1.47
27秋田市17.8897.44+1.476
28水戸市17.8797.38+1.765
29熊本市17.8497.22-10.4
30長崎市17.7196.51+16.36
31静岡市17.5795.75+7.725
32福岡市17.5295.48+26.86
33横浜市17.4895.26+10.49
34甲府市17.4795.2+6.265
35前橋市17.3694.6+7.626
36鳥取市17.394.28-18.01
37福井市17.2994.22+5.106
38山形市17.2894.17-1.37
39浜松市17.1393.35-1.268
40佐賀市17.0993.13-22.63
41宇都宮市16.7791.39+13.08
42大分市16.7491.23-11.29
43宮崎市16.6890.9-16.18
44奈良市16.4989.86+0.304
45名古屋市16.2588.56-15.45
46京都市16.288.28-6.628
47神戸市16.0687.52+9.177
48高知市15.7986.05-17.42
49相模原市15.5984.96-23.28
50津市15.5384.63+12.78
51千葉市15.2983.32-15.34
52和歌山市14.5779.4-5.267

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

飲料全般の月間支出の現状と今後

  • 全国平均(最新):6,199円/月

  • 支出が高い上位(最新、円)と全国との差(増減%):

    1. 水戸市:8,250円(全国比 +2,051円、+33.1%)

    2. 高松市:7,236円(全国比 +1,037円、+16.7%)

    3. 東京都区部:7,026円(全国比 +827円、+13.3%)

    4. 前橋市:7,022円(全国比 +823円、+13.3%)

    5. 川崎市:6,988円(全国比 +789円、+12.7%)

    6. 広島市:6,966円(全国比 +767円、+12.4%)

    7. 長崎市:6,957円(全国比 +758円、+12.2%)

    8. 徳島市:6,764円(全国比 +565円、+9.1%)

    9. 山口市:6,740円(全国比 +541円、+8.7%)

  1. 津市:6,735円(全国比 +536円、+8.7%)

→ 概観:上位は全国平均をかなり上回る都市が混在。特に水戸は突出(約8,250円)している。

第2章 前年同月比(支出)の増減と注目点(絶対額)

ご提示の前年比%から推定した「前年同月(推定)」と「増減(円)」は次の通りです(4捨5入):

  • 全国:+4.766%→ 前年同月(推定)約5,917円(増加 約+282円)。

  • 水戸:+29.84% → 前年約6,354円(増加 約+1,896円)。

  • 高松:+25.84% → 前年約5,750円(増加 約+1,486円)。

  • 東京都区部:+7.761% → 前年約6,520円(増加 約+506円)。

  • 前橋:+19.3% → 前年約5,886円(増加 約+1,136円)。

  • 川崎:+2.554% → 前年約6,814円(増加 約+174円)。

  • 広島:+51.6% → 前年約4,595円(増加 約+2,371円)。

  • 長崎:+34.36% → 前年約5,178円(増加 約+1,779円)。

  • 徳島:+6.755% → 前年約6,336円(増加 約+428円)。

  • 山口:+18.72% → 前年約5,677円(増加 約+1,063円)。

  • 津:+38.92% → 前年約4,848円(増加 約+1,887円)。

→ 注目点:全国で増加(+約282円)しているが、都市間で差が大きい。広島(+51.6%)や津(+38.9%)などの増加は絶対値でも数千円規模で、統計的/実態的に大きな変化を示す。

第3章 購入頻度(回数)と「1回当たり支出」——頻度と単価の関係

ご提示の購入回数(最新)と、それに基づく1回当たり支出(=月支出 ÷ 月購入回数)を代表値で示します(小数点第2位4捨5入)。

  • 全国:購入回数 18.35回/月→ 1回当たり 約338円/回。(前年推定:購入回数約17.82回、1回当たり約332円 → 1回当たりは約+1.7%上昇)

  • 高松(最新支出7,236円、購入回数23.47回):1回当たり 約308円

    • 前年推定:支出約5,750円、購入回数約17.52回 → 前年1回当たり約328円 → 1回当たりは約−6.1%(回数増が主因で総額増)。

  • 東京都区部(7,026円、12.35回):1回当たり 約569円

    • 前年推定:支出約6,520円、購入回数約12.52回 → 前年1回当たり約521円 → 1回当たりは約+9.2%(単価上昇が寄与)。

  • 川崎(6,988円、24.75回):1回当たり 約282円

    • 前年推定:支出約6,814円、購入回数約18.92回 → 前年1回当たり約360円 → 1回当たりは約−21.6%(回数大幅増が単価を押し下げたが総額はわずかに増)。

  • 徳島(6,764円、20.00回):1回当たり 約338円

    • 前年推定:支出約6,336円、購入回数約20.93回 → 前年1回当たり約303円 → 1回当たりは約+11.7%

  • 山口(6,740円、20.49回):1回当たり 約329円

    • 前年推定:支出約5,677円、購入回数約17.64回 → 前年1回当たり約322円 → 1回当たりは約+2.2%

→ 要点:

  • 全国的には購入回数は増加傾向(約+2.97%)だが総支出増(+4.77%)がやや上回るため、1回当たり支出は微増

  • 都市別では「購入回数の増加で総額が伸びる(高松・川崎など)」パターンと、「1回当たり単価の上昇が総額を押し上げる(東京都区部・徳島など)」パターンが混在する。

第4章 都市別の典型パターン(分類的短評)

  1. 単価上昇型(1回当たりが上がる):東京都区部、徳島、山口など。回数は横ばいまたは小幅変動でも単価上昇で総額増。

  2. 頻度増型(購入回数が伸びる):高松、川崎など。回数の増加が総額を牽引し、1回当たりは下がる例もある。

  3. 混合型・大幅上振れ:広島、津、水戸、長崎などは支出が大きく増えており、単価上昇+頻度増/あるいは調査構成の変化が同時に起きている可能性。

  4. 小幅変動型:川崎のように総額はほぼ横ばいに近いが、回数・単価が反対方向に変わっている事例も存在。

第5章 考え得る要因(仮説の列挙)

与えられた数値のみからの推定にとどめますが、考えられる要因は複数あります:

  • 供給側(原材料・容器・輸送)コスト上昇や為替の影響による小売価格上昇。

  • 商品構成の変化(プレミアム飲料やボトル飲料の購入増、缶コーヒー/ペット飲料の消費シフト)。

  • 季節性・イベント(暑さで飲料消費増、地域イベントで1時的需要増)。

  • 消費者行動の変化(外出増・自販機利用・嗜好変化など)。

  • 調査上の要因(サンプル入替・集計方法の変更)――特に広島+51.6%津+38.9%など極端な増加は、実勢変化+統計的要因が混在していることが多い。

→ 補足:これらは全て「可能性の列挙」です。因果を断定するには品目別内訳(ミネラルウォーター、茶飲料、缶コーヒー、ジュース等)、世帯構成、季節性やサンプル情報の照合が必要です。

第6章 実務的示唆(小売/メーカー/行政向け)

  • 小売・流通業:購入回数が増えている地域では「少量パック」「コンビニ向けの単価訴求」、単価が上がっている地域では「プレミアムラインや付加価値商品の展開」が有効。自販機やティーコーナーの配置見直しも検討。

  • メーカー:製品ラインの2極化(廉価・高付加価値)で需給の取りこぼしを防ぐ。パッケージ小分け化・詰め替え提案も有効。

  • 行政:生活必需の飲料(ミネラルウォーター等)の価格上昇が生活負担を増す場合、低所得世帯支援や物価モニタリング強化を検討。

  • マーケティング:地域特性(頻度重視 vs 単価重視)を踏まえた地域別プロモーション設計が重要。

コメント

タイトルとURLをコピーしました