鍋・やかんの都市別支出ランキング|神戸・堺が支出・回数ともに上位

家事雑貨

2025年4月の鍋・やかんの世帯支出は、全国平均157円に対し神戸市が557円で突出。堺市、千葉市、大津市などでも高水準が見られた。前年同月比で神戸市や長崎市は急増しており、地域の生活様式や購買イベントが影響していると考えられる。購入頻度も堺市や広島市で高く、調理器具へのこだわりが支出の差を生んでいる。

鍋・やかんの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国151100-1.948
1千葉市365241.7+551.8
2神戸市342226.5+263.8
3横浜市328217.2+36.1
4福島市297196.7+27.47
5広島市296196+119.3
6山形市291192.7+209.6
7宇都宮市286189.4+257.5
8札幌市280185.4+75
9松江市278184.1-36.38
10盛岡市271179.5+160.6
11浜松市267176.8-0.373
12長崎市265175.5+219.3
13京都市257170.2-14.05
14さいたま市218144.4-22.7
15堺市216143+195.9
16富山市215142.4+481.1
17水戸市208137.7+163.3
18山口市204135.1-23.6
19奈良市175115.9+52.17
20和歌山市174115.2-40.21
21徳島市170112.6+157.6
22名古屋市161106.6-12.5
23鹿児島市158104.6+829.4
24福岡市158104.6+159
25鳥取市15099.34-23.47
26長野市14797.35+107
27岡山市14797.35-28.29
28金沢市14495.36-30.1
29熊本市13891.39-26.6
30宮崎市13589.4-12.9
31福井市12884.77+80.28
32松山市12884.77+30.61
33青森市12280.79+82.09
34相模原市11576.16+475
35大分市8858.28-22.81
36静岡市8354.97+167.7
37大阪市8254.3+13.89
38岐阜市8153.64+97.56
39東京都区部7750.99-54.17
40前橋市5939.07-46.85
41川崎市5435.76-14.29
42佐賀市5234.44+766.7
43甲府市5033.11-55.75
44那覇市4731.13-11.32
45新潟市4429.14-72.15
46高松市4127.15-25.45
47秋田市4026.49-77.65
48大津市3925.83-41.79
49仙台市3523.18-80.11
50津市2919.21-77.52
51高知市117.285-97.39
52北九州市85.298-91.92

月間支出の推移

鍋・やかんの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.05100-16.67
1千葉市0.13260+333.3
2長崎市0.11220+83.33
3浜松市0.11220+266.7
4広島市0.11220+120
5富山市0.11220+450
6盛岡市0.09180+80
7松江市0.09180-25
8奈良市0.09180+12.5
9堺市0.09180+80
10金沢市0.08160
11福島市0.08160+166.7
12岡山市0.08160+60
13和歌山市0.08160-46.67
14名古屋市0.08160-20
15神戸市0.07140+75
16横浜市0.07140+16.67
17札幌市0.07140+133.3
18宮崎市0.07140+75
19前橋市0.07140+16.67
20鹿児島市0.06120+500
21鳥取市0.06120-33.33
22長野市0.06120+50
23福井市0.06120+50
24相模原市0.06120+100
25熊本市0.06120-33.33
26水戸市0.06120+50
27徳島市0.06120+50
28岐阜市0.06120+200
29山形市0.06120+20
30宇都宮市0.06120-14.29
31京都市0.06120
32山口市0.05100-16.67
33静岡市0.0480+33.33
34青森市0.0480
35那覇市0.0480+33.33
36東京都区部0.0480-20
37川崎市0.0480+33.33
38大阪市0.0480-33.33
39大分市0.0480-50
40さいたま市0.0480-63.64
41高松市0.0360-40
42福岡市0.0360+50
43松山市0.0360-40
44佐賀市0.0360+200
45秋田市0.0240-81.82
46甲府市0.0240-66.67
47新潟市0.0240-50
48仙台市0.0240-60
49高知市0.0120-85.71
50津市0.0120-83.33
51大津市0.0120-80
52北九州市0.0120-80

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

鍋・やかんの月間支出の現状と今後

鍋ややかんは、調理器具としてすべての家庭において日常的に使用される生活必需品です。特に家庭料理に重きを置く日本において、これらへの支出は、単なる耐久消費財という枠を超えて、生活スタイルや調理習慣、さらには地域経済の動向とも密接に関わっています。


都市別支出ランキングの特徴

2025年4月時点での全国平均は157円でしたが、神戸市(557円)が大きく上回って全国1位となっています。以下、堺市(433円)さいたま市(354円)千葉市(316円)大津市(308円)、浜松市(298円)と続きます。関西圏や首都圏の都市が多く、都市部での買い替え需要や調理器具の多様化が見られます。

特に神戸市は前年同月比+2685%と、非常に急激な増加が見られました。これは大型セールや特定店舗でのキャンペーン、あるいは災害や社会イベント後の生活再建需要など、外的要因があった可能性も考えられます。


支出の増減と地域特性

全国平均の+16.3%の増加と比べて、大津市(+492.3%)宮崎市(+511.1%)、長崎市(+839.3%)といった地方都市でも著しい増加が見られます。これらの都市では、地場産業としての金属加工業や地元商圏の回復、または家庭内調理の回帰といった流れが背景にある可能性があります。

1方、さいたま市(-26.25%)のように支出が減少している都市もあり、ここでは家電調理器具へのシフト(IH調理器や電子レンジ調理)や耐久性のある製品の普及などが影響している可能性もあります。


購入頻度とその傾向

全国平均の購入回数は0.05回に対し、堺市(0.2回)広島市(0.12回)、鹿児島市・福岡市・神戸市(0.1回)などが上位です。これらの都市では、比較的頻繁な買い替えや複数所有の家庭が多い可能性があると推測されます。

また、前年同月比で見ると、大津市(+800%)福井市(+700%)などで極端な増加が確認でき、これは季節変動による需要の1時的上昇や、災害・断水などの予防としての買い置き需要の反映とも解釈できます。


まとめと今後の見通し

鍋・やかんへの支出は、調理習慣や生活形態の違い、購買行動、さらには地域の商圏動向などを反映する指標のひとつです。今後は、ガスコンロ離れやIH対応製品の普及、高機能調理器具の台頭などによって支出動向が変化する可能性が高いと考えられます。都市別に見ると、今後も堺市や神戸市のような調理重視型の地域で高水準を維持する1方、効率化・簡素化志向の都市では支出が減少する傾向が続くかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました