【2025年最新】鉢植えの小売価格動向と地域別の特徴を徹底解説

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2025年5月の鉢植え1鉢の平均価格は828.8円で前年比+7.08%。甲府や大津で大幅上昇が見られ、観葉植物や盆栽人気が価格に反映。資材費や物流費の上昇、在宅需要の定着も価格押上げ要因。今後も地域ごとの文化や園芸人気により価格差が拡大する可能性がある。

都市別の鉢植え1鉢の相場価格

2025年6月
降順昇順
都市最新値[円]前年同月比[%]
平均793.1+1.547
1盛岡1089
2札幌1088
3京都1045+5.662
4富山1044+20.28
5松山935+6.25
6甲府932-5.572
7岡山932+30.9
8佐賀924+40.21
9長野923
10岐阜879+6.675
11松江878
12和歌山877-30.62
13横浜851+1.069
14高知828+14.36
15新潟828+7.115
16高松824+25.04
17金沢824+3.518
18鳥取822+30.89
19名古屋822-5.3
20仙台822-13.2
21水戸788-9.217
22福井783-8.741
23東京都区部772+5.464
24大分769+27.74
25静岡767
26秋田767-6.804
27広島767
28奈良767-12.54
29那覇748
30山口744+3.333
31神戸738+3.506
32鹿児島713+18.05
33青森712-13.38
34福島712+8.371
35大阪706+3.976
36宮崎704
37宇都宮698
38熊本683-12.77
39683+19.2
40前橋678
41福岡657-11.57
42大津657
43千葉657
44さいたま657
45山形633
46長崎602-18.98
47徳島549
鉢植え1鉢

詳細なデータとグラフ

鉢植えの小売価格の相場と推移

2025年5月時点での鉢植え1鉢の全国平均価格は828.8円で、前年同月比では+7.081%の上昇となっています。最も高額なのは甲府(1,449円)で、全国平均の約1.75倍に達しており、次いで和歌山(1,154円)、盛岡(1,089円)札幌(1,088円)、大津(1,078円)などが続きます。

これらの上位都市では、高品質な植物を取り扱う園芸店の多さや贈答文化の強さ、観葉植物・盆栽の人気が影響していると考えられます。


都市別の価格動向と変動率

上昇が著しい都市:甲府・札幌・大津

甲府は前年比+32.09%、大津は+64.08%と、他都市に比べて突出した価格上昇が見られます。これは、地元需要の高まりや1部高価格帯商品の流通が要因とみられます。

札幌も+17.88%と高い伸びを示しており、寒冷地でありながら室内用鉢植えの需要が安定して高いことがうかがえます。

減少傾向の都市:和歌山・金沢

和歌山(-8.703%)、金沢(-9.845%)では前年比で価格が下がっています。これは、供給量の安定化や競合店同士の価格競争、あるいは安価な輸入鉢植えの流通が背景にある可能性があります。


これまでの推移と市場環境の変化

2015年からの10年間で、鉢植え価格は全国的にやや上昇傾向にあります。特に2020年以降は以下のような要因で変動幅が大きくなっています:

  • コロナ禍による在宅需要増:自宅での癒しやインテリア需要が高まり、観葉植物・盆栽・サボテンなどの鉢植え販売が好調に推移。

  • 原材料や輸送費の高騰:鉢や土、肥料などの資材費の上昇、物流費の高止まりも価格に反映。

  • 地方の園芸人気の高まり:特に郊外都市や自然豊かな地域では趣味としての園芸需要が増加し、鉢植え販売単価も上昇傾向。


価格上昇の背景と今後の見通し

鉢植え価格の上昇には、園芸の“ライフスタイル化”が背景にあります。室内インテリアとしての鉢植えの人気や、「サステナブル」「植物療法」といった健康志向の高まりも寄与しています。

また、地方では地場産植物や伝統的盆栽文化の再評価が進んでおり、価格帯の多様化が進行。高価格帯市場が確立されつつあり、特に甲府や京都など文化的背景を持つ地域で価格上昇が続く可能性が高いです。

今後も、輸入植物の動向やエネルギーコストの影響、園芸関連人口の増減によって価格変動が起こりうると予想されます。

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