運動用具支出が多い都市ランキング｜堺・広島・北九州が上位に

2025年4月時点の日本の運動用具類の世帯支出は全国平均1,758円で前年比+36%。堺市や広島市、北九州市などで支出が大きく、特に広島市は前年比+146%と急増。熊本市や岡山市は購入頻度も高く、継続的な運動習慣が見られる。健康志向の高まりや地域のスポーツ政策が支出増加の背景にある。

運動用具類の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	1758	100	+36.07
1	堺市	4794	272.7	+71.03
2	広島市	3932	223.7	+146.4
3	北九州市	3244	184.5	+140.3
4	仙台市	2669	151.8	+126.8
5	鳥取市	2639	150.1	+82
6	東京都区部	2392	136.1	+140.2
7	新潟市	2391	136	+180
8	高知市	2301	130.9	+60.01
9	熊本市	2191	124.6	+22.68
10	佐賀市	2191	124.6	+64.12
11	千葉市	2171	123.5	+315.1
12	富山市	1994	113.4	-37.34
13	相模原市	1993	113.4	-5.724
14	秋田市	1949	110.9	+60.02
15	さいたま市	1909	108.6	+155.6
16	大津市	1884	107.2	+162.8
17	盛岡市	1829	104	-16.86
18	山口市	1808	102.8	+19.26
19	鹿児島市	1765	100.4	+13.5
20	岡山市	1756	99.89	+13.66
21	前橋市	1737	98.81	+171
22	宇都宮市	1722	97.95	-34.57
23	甲府市	1678	95.45	-43.65
24	水戸市	1663	94.6	+52.15
25	松山市	1651	93.91	+117.2
26	浜松市	1647	93.69	+210.8
27	長野市	1604	91.24	-30.47
28	札幌市	1503	85.49	+98.81
29	京都市	1477	84.02	-56.12
30	山形市	1474	83.85	-34.98
31	福島市	1373	78.1	-16.79
32	金沢市	1328	75.54	+15.28
33	和歌山市	1230	69.97	+180.8
34	岐阜市	1219	69.34	-10.83
35	松江市	1161	66.04	+128.1
36	福岡市	1158	65.87	-38.7
37	横浜市	1044	59.39	+37.91
38	津市	1041	59.22	-72.81
39	大阪市	1001	56.94	+8.923
40	静岡市	967	55.01	+45.2
41	青森市	951	54.1	-16.58
42	徳島市	950	54.04	-62.63
43	福井市	921	52.39	-47.25
44	奈良市	852	48.46	+82.44
45	神戸市	801	45.56	-34.07
46	名古屋市	789	44.88	-76.14
47	川崎市	725	41.24	-40.72
48	高松市	536	30.49	-46.61
49	長崎市	532	30.26	-33.75
50	那覇市	440	25.03	-70.86
51	大分市	391	22.24	-34.72
52	宮崎市	347	19.74	-52.98

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.38	100	+8.571
1	熊本市	0.74	194.7	+80.49
2	岡山市	0.71	186.8	+102.9
3	鹿児島市	0.57	150	+137.5
4	堺市	0.55	144.7	+27.91
5	新潟市	0.53	139.5	+60.61
6	さいたま市	0.52	136.8	+57.58
7	山形市	0.5	131.6	+21.95
8	和歌山市	0.5	131.6	+212.5
9	相模原市	0.48	126.3	+6.667
10	水戸市	0.47	123.7	+4.444
11	山口市	0.45	118.4	+32.35
12	徳島市	0.44	115.8	-20
13	仙台市	0.44	115.8	-6.383
14	秋田市	0.43	113.2	-10.42
15	盛岡市	0.43	113.2	+65.38
16	高知市	0.42	110.5	-6.667
17	横浜市	0.39	102.6	+56
18	東京都区部	0.39	102.6	+95
19	宇都宮市	0.37	97.37	-13.95
20	前橋市	0.37	97.37	+94.74
21	長野市	0.36	94.74	-2.703
22	大阪市	0.36	94.74	+5.882
23	千葉市	0.36	94.74	+12.5
24	佐賀市	0.36	94.74	-2.703
25	福島市	0.35	92.11	+9.375
26	札幌市	0.35	92.11	-2.778
27	広島市	0.35	92.11	+9.375
28	松江市	0.33	86.84	-41.07
29	鳥取市	0.32	84.21	-28.89
30	青森市	0.3	78.95	-3.226
31	長崎市	0.3	78.95	+42.86
32	神戸市	0.3	78.95	+50
33	津市	0.3	78.95	-6.25
34	松山市	0.3	78.95	-9.091
35	岐阜市	0.3	78.95	-50
36	名古屋市	0.3	78.95	-43.4
37	高松市	0.29	76.32
38	金沢市	0.29	76.32	-30.95
39	福岡市	0.29	76.32	-44.23
40	奈良市	0.29	76.32	+11.54
41	福井市	0.28	73.68	-3.448
42	北九州市	0.28	73.68	-15.15
43	浜松市	0.27	71.05	+8
44	大津市	0.27	71.05	-12.9
45	京都市	0.26	68.42	-43.48
46	静岡市	0.25	65.79	+25
47	甲府市	0.25	65.79	-46.81
48	川崎市	0.24	63.16	-29.41
49	富山市	0.22	57.89	-56
50	大分市	0.2	52.63	-35.48
51	宮崎市	0.19	50	-26.92
52	那覇市	0.15	39.47	-65.12

月間購入回数の推移

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運動用具類の月間支出の現状と今後

2025年4月現在、日本の各世帯における運動用具類の月間支出の全国平均は1,758円となっており、健康志向やスポーツ習慣の浸透により支出は前年比+36.07%と大幅に増加しています。これは、コロナ禍を経て家庭用運動器具やスポーツグッズの再評価が進み、個人の健康投資が活発化した結果と考えられます。

支出額トップ都市の実態

支出額の多い都市は以下の通りです。

順位	都市名	支出額（円）	前年同月比（%）
1位	堺市	4,794	+71.03
2位	広島市	3,932	+146.4
3位	北9州市	3,244	+140.3
4位	仙台市	2,669	+126.8
5位	鳥取市	2,639	+82.0

堺市や広島市は、市民スポーツや学校運動、家庭でのフィットネス需要が高く、定期的な用品の購入が目立つ地域です。とりわけ広島市は前年比で2.4倍に急増しており、何らかのイベントやスポーツキャンペーン、地域の健康増進施策が支出を押し上げた可能性があります。

購入頻度の高い都市の傾向

購入頻度（月間平均）は全国平均が0.38回。以下の都市が高い傾向にあります：

熊本市：0.74回（+80.49%）
岡山市：0.71回（+102.9%）
鹿児島市：0.57回（+137.5%）
堺市：0.55回（+27.91%）
新潟市：0.53回（+60.61%）

これらの都市は、継続的な買い替えや小規模な用品の定期購入が1般化していると見られます。特に熊本市と岡山市のように、支出金額も高めで頻度も多い都市は、実質的な運動習慣の浸透が示唆されます。

特異な増加を見せた地域

新潟市（+180%）、北9州市（+140.3%）、仙台市（+126.8%）など、地方中核都市での支出増加が顕著です。これは、都市再開発や公園・公共体育施設の整備、またはスポーツ用品の地元消費の促進施策などが背景にある可能性があります。

1方で、和歌山市は購入回数が+212.5%増加するなど、金額よりも「利用者の裾野」が広がったことを示唆しています。

今後の見通しと政策連動

各都市の支出データを見る限り、運動用具類の支出は都市の年齢構成、教育環境、地域スポーツの活性度に大きく影響されています。将来的には、高齢化対策としての健康支援政策や、子育て世帯の支援策とも連動して、個人向けフィットネス市場や家庭向けスポーツグッズ市場の拡大が予測されます。