豆類支出ランキング|秋田・前橋が突出、地域別の消費傾向を詳しく解説

乾物・大豆

豆類の月間支出は全国平均26円。秋田市(139円)と前橋市(106円)が際立って高く、健康志向や伝統的な調理文化が背景にある。購入回数でも富山市などが高水準で、家庭内での豆の利用が多い地域性がうかがえる。今後は高齢化と健康志向の広がりが消費拡大を促すと予想される。

豆類の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国26100+18.18
1秋田市139534.6+247.5
2前橋市106407.7+863.6
3静岡市59226.9+156.5
4富山市56215.4+69.7
5佐賀市55211.5+358.3
6宮崎市49188.5+172.2
7相模原市48184.6-11.11
8新潟市46176.9+170.6
9金沢市45173.1+114.3
10宇都宮市43165.4+65.38
11広島市36138.5+500
12松江市35134.6+775
13徳島市33126.9+94.12
14熊本市32123.1+18.52
15長野市31119.2+82.35
16北九州市31119.2-13.89
17川崎市28107.7-37.78
18岡山市2596.15+66.67
19山口市2596.15-16.67
20松山市2388.46-25.81
21福井市2284.62+214.3
22鳥取市2076.92+42.86
23盛岡市2076.92+150
24岐阜市2076.92-66.67
25千葉市2076.92-23.08
26甲府市1973.08+26.67
27山形市1973.08+5.556
28那覇市1869.23+5.882
29浜松市1869.23+28.57
30水戸市1869.23-40
31東京都区部1765.38-56.41
32大分市1765.38+142.9
33堺市1765.38-41.38
34鹿児島市1557.69+66.67
35福島市1453.85-50
36さいたま市1350-61.76
37福岡市1246.15-64.71
38京都市1246.15-73.33
39神戸市1142.31+22.22
40名古屋市1142.31+22.22
41仙台市1142.31-66.67
42津市934.62-62.5
43大阪市830.77+100
44高松市726.92+133.3
45横浜市623.08-25
46札幌市623.08-14.29
47奈良市519.23
48大津市519.23-44.44
49高知市415.38-76.47
50青森市311.54-57.14
51長崎市311.54-84.21
52和歌山市311.54-86.96

月間支出の推移

豆類の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.05100+25
1富山市0.15300+87.5
2金沢市0.11220+57.14
3宮崎市0.11220+83.33
4佐賀市0.11220+175
5松江市0.1200+900
6熊本市0.09180+12.5
7徳島市0.09180+50
8宇都宮市0.09180+50
9北九州市0.09180-10
10鹿児島市0.08160+166.7
11静岡市0.08160+60
12相模原市0.08160-11.11
13福井市0.07140+75
14広島市0.07140+250
15岡山市0.07140+250
16堺市0.07140-12.5
17那覇市0.06120+50
18秋田市0.06120+50
19盛岡市0.06120+200
20浜松市0.06120-25
21水戸市0.06120+50
22松山市0.06120-45.45
23新潟市0.06120
24川崎市0.06120
25山形市0.06120+50
26大分市0.06120+500
27長野市0.05100
28千葉市0.05100+25
29前橋市0.05100+150
30鳥取市0.0480+33.33
31神戸市0.0480
32東京都区部0.0480-20
33福岡市0.0360-72.73
34甲府市0.0360
35岐阜市0.0360-75
36山口市0.0360-62.5
37名古屋市0.0360+50
38仙台市0.0360-50
39京都市0.0360-70
40さいたま市0.0360
41高松市0.0240
42福島市0.0240-33.33
43津市0.0240-75
44横浜市0.0240-33.33
45札幌市0.0240+100
46奈良市0.0240
47大阪市0.0240+100
48高知市0.0120-66.67
49青森市0.0120-66.67
50長崎市0.0120-75
51大津市0.0120-75
52和歌山市0.0120-80

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

豆類の月間支出の現状と今後

豆類は日本の伝統食の1角を担い、煮豆、甘納豆、炒り豆など多彩な形で食卓に登場します。食物繊維や植物性たんぱく質が豊富で、健康志向の高まりとともに注目されている食材ですが、家庭での利用頻度や消費傾向は地域によって大きく異なります。


支出額の上位都市 ― 秋田・前橋が突出

最新の全国平均は26円に対して、秋田市は139円前橋市は106円と他都市を大きく引き離しています。秋田市の前年比+247.5%、前橋市の+863.6%という驚異的な伸びは、地域の食文化に加えて、季節的な需要や家庭内の健康意識の高まりなどが影響していると考えられます。秋田は発酵食品や保存食文化が根強く、前橋も家庭料理に豆を取り入れる傾向が強いと推測されます。


中位の都市 ― 静岡・富山・佐賀などの動向

支出額中位には静岡市(59円)富山市(56円)佐賀市(55円)などが続きます。これらの都市でも前年比が非常に高く、静岡は+156.5%、佐賀は+358.3%と大幅な上昇を示しています。佐賀や宮崎といった西日本の都市では、郷土料理で豆を多用する文化が根付いており、季節行事や家庭での調理機会の増加が背景にあると見られます。


購入頻度から見る消費習慣

全国の購入平均回数は0.05回に対し、富山市(0.15回)金沢市(0.11回)宮崎市(0.11回)、佐賀市(0.11回)などでは全国平均の2~3倍の購入頻度が確認されています。これは支出額が高い理由の1つであり、家庭での常備菜としての豆の利用頻度が高い地域性を示しています。特に松江市は+900%という驚異的な増加率を記録しており、1時的なブームや食育活動の影響も考えられます。


今後の展望と地域ごとの傾向

豆類は調理に手間がかかる反面、栄養価と保存性に優れており、高齢化社会においてはその価値が再評価されつつあります。都市別に見ると、健康志向や食育活動が積極的な地域では今後も消費が増加する可能性があります。1方で、相模原市(-11.11%)や北9州市(-10%)など、消費が減少している都市もあり、ライフスタイルの変化や嗜好の多様化が進んでいることを示しています。

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