納豆の都市別支出ランキング|福島・盛岡・水戸が上位の理由とは

乾物・大豆

納豆の月間支出は全国平均410円。特に福島市や盛岡市、前橋市、青森市、水戸市など東北・北関東地域が上位を占め、購入頻度も月4回前後と非常に高い。水戸などの産地要因や朝食の習慣が支出額に表れており、地域性が強く影響している。

納豆の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国410100+3.275
1福島市634154.6-7.983
2盛岡市619151+8.028
3前橋市615150+14.31
4青森市582142+0.172
5水戸市582142+18.78
6秋田市565137.8-8.13
7山形市562137.1+7.048
8仙台市561136.8
9富山市554135.1+7.782
10熊本市545132.9-6.357
11宇都宮市543132.4+11.27
12福岡市529129+27.16
13千葉市521127.1+13.51
14さいたま市506123.4+7.431
15佐賀市490119.5+42.44
16浜松市481117.3+15.9
17長野市472115.1-25.43
18東京都区部464113.2+18.67
19長崎市452110.2+41.25
20相模原市447109+19.52
21新潟市444108.3+9.36
22川崎市442107.8+10.22
23静岡市440107.3+5.263
24福井市431105.1+2.864
25甲府市422102.9-12.63
26那覇市418102+34.84
27大分市40799.27+32.14
28松江市40498.54+27.85
29金沢市40398.29-8.2
30京都市40398.29+40.91
31宮崎市40197.8+19.35
32岐阜市39796.83+4.199
33大津市39596.34+2.332
34広島市37992.44+18.44
35奈良市37992.44+14.16
36名古屋市37390.98+36.13
37鹿児島市36990-25.75
38札幌市36889.76-31.47
39横浜市36488.78-10.78
40松山市36288.29+2.26
41山口市34884.88+3.571
42高松市34383.66+29.92
43北九州市34383.66-8.533
44津市33982.68-6.354
45鳥取市33080.49-7.303
46岡山市32679.51-19.7
47神戸市30173.41-6.231
48徳島市27968.05-20.74
49大阪市25261.46-18.71
50高知市24158.78-22.51
51和歌山市23557.32+23.04
52堺市21853.17+1.869

月間支出の推移

納豆の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国2.99100+1.701
1青森市4.37146.2+4.545
2福島市4.14138.5-11.35
3山形市4.1137.1+2.5
4前橋市4.1137.1+3.275
5盛岡市4.09136.8-4.662
6富山市4.09136.8+3.283
7秋田市4.05135.5-9.598
8仙台市3.99133.4+1.527
9宇都宮市3.86129.1+4.607
10水戸市3.79126.8+9.538
11福岡市3.62121.1+12.07
12さいたま市3.59120.1-2.446
13熊本市3.56119.1-12.32
14長野市3.5117.1-15.25
15福井市3.48116.4+10.48
16新潟市3.44115.1+18.21
17千葉市3.42114.4-5.525
18佐賀市3.41114+20.49
19静岡市3.34111.7+6.369
20相模原市3.33111.4+9.18
21大分市3.28109.7+30.68
22東京都区部3.17106+3.934
23浜松市3.16105.7+3.607
24岐阜市3.15105.4-2.174
25長崎市3.14105+30.83
26金沢市3.06102.3-7.553
27札幌市2.9699-18.23
28甲府市2.996.99-16.67
29宮崎市2.8795.99+1.773
30京都市2.8595.32+28.96
31大津市2.8294.31-8.738
32横浜市2.7290.97-20.47
33川崎市2.7290.97-9.934
34鹿児島市2.6789.3-28.23
35北九州市2.6287.63-9.655
36岡山市2.6187.29-14.71
37松江市2.5785.95+6.198
38高松市2.5685.62+22.49
39鳥取市2.5384.62-8.333
40松山市2.5183.95-3.462
41広島市2.583.61+12.11
42山口市2.4682.27-11.83
43名古屋市2.4481.61+9.417
44津市2.3979.93-3.239
45奈良市2.3979.93-7.722
46神戸市2.3879.6+17.82
47那覇市2.3177.26+17.86
48徳島市2.170.23+2.439
49堺市1.9665.55+12
50大阪市1.9565.22+0.515
51和歌山市1.7959.87+13.29
52高知市1.6956.52-24.55

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

納豆の月間支出の現状と今後

納豆は日本の食卓に根強く定着している発酵食品で、安価かつ高タンパクな健康食品として広く親しまれています。ただし、その人気には地域差があり、都市によって支出額や購入頻度に大きなばらつきが見られます。最新のデータ(2025年4月)では、全国平均の支出額は410円/月です。


支出額の上位都市 ― 東北・北関東を中心に突出

支出額が特に高い都市は、福島市(634円)盛岡市(619円)前橋市(615円)、青森市・水戸市(582円)といった東北・北関東の都市が占めています。これらの地域では納豆が主食の1部のように位置づけられ、毎日の朝食に欠かせない存在となっていることが支出の高さに反映されています。水戸市は納豆の名産地として有名で、ブランドイメージと地域内消費が支出の多さに表れています。


支出額と購入頻度の関係 ― 消費習慣の強さを示す

支出額に比例して、購入回数も高頻度である点が特徴です。全国平均は2.99回/月に対し、青森市(4.37回)福島市(4.14回)山形市・前橋市(4.1回)盛岡市・富山市(4.09回)と、上位都市はすべて4回前後を記録しています。これはほぼ週に1回以上の購入ペースであり、納豆が「常備食品」として根付いている証左です。


支出の増減から見る地域の変化

前年同月比で見ると、全国平均で+3.275%の増加が見られる中、水戸市(+18.78%)前橋市(+14.31%)、富山市(+7.782%)などで大きく伸びています。これに対し、福島市(-7.983%)秋田市(-8.13%)などではやや減少しており、習慣的な消費から1時的な価格変動や品目選択の変化が影響した可能性があります。


納豆支出に見る地域性の強さと将来展望

納豆支出の地域差は、日本の食文化における「東高西低」の傾向を改めて浮き彫りにしています。西日本では比較的支出も頻度も低い1方で、東北・北関東では日常的な必需品として消費されており、今後も高水準を維持すると見込まれます。発酵食品としての健康価値が広く浸透すれば、今後は都市部や西日本にも広がりが期待されます。

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