2025年の私立法文経系授業料は全国平均76.74万円。大津が突出して高く、山形や金沢も上位。前年同月比では山形(+25.9%)や大津(+14.06%)が大幅増加、逆に大分(-11.44%)や京都(-1.03%)は減少。教育設備投資や物価上昇が授業料上昇の主因で、経済負担軽減策が今後の課題。
都市別の私立法文経系授業料1か年の相場価格
都市 | 最新値[万円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 76.74 | +1.059 | |
1 | 大津 | 112.4 | +14.06 |
2 | 金沢 | 91.4 | +2.334 |
3 | 大阪 | 90.04 | +0.715 |
4 | 山形 | 89.25 | +25.9 |
5 | 大分 | 88.67 | -11.44 |
6 | 札幌 | 87.67 | +3.043 |
7 | 京都 | 85.07 | -1.031 |
8 | 東京都区部 | 85.04 | +1.119 |
9 | 神戸 | 84.95 | +2.029 |
10 | 静岡 | 84.84 | +2.583 |
11 | 広島 | 84.4 | +4.948 |
12 | さいたま | 83.95 | +0.2 |
13 | 奈良 | 83.25 | +1.444 |
14 | 横浜 | 81.15 | +2.229 |
15 | 和歌山 | 80 | -1.669 |
16 | 岡山 | 79.44 | -2.028 |
17 | 千葉 | 78.88 | -5.49 |
18 | 宮崎 | 78.33 | +3.793 |
19 | 水戸 | 76.75 | +2.029 |
20 | 甲府 | 76.53 | -10.99 |
21 | 名古屋 | 76.14 | +1.76 |
22 | 前橋 | 76.14 | +3.855 |
23 | 仙台 | 74.21 | -0.791 |
24 | 福島 | 74 | -1.507 |
25 | 長崎 | 73.02 | -4.719 |
26 | 熊本 | 71.9 | -0.0802 |
27 | 宇都宮 | 71.4 | +0.544 |
28 | 盛岡 | 71 | +4.745 |
29 | 新潟 | 70.79 | +1.153 |
30 | 津 | 70.75 | -1.689 |
31 | 高松 | 70.67 | -0.24 |
32 | 長野 | 70.33 | +0.0569 |
33 | 福井 | 70 | |
34 | 徳島 | 70 | +1.771 |
35 | 福岡 | 69.37 | +0.338 |
36 | 松山 | 69.33 | +5.904 |
37 | 富山 | 68 | +3.855 |
38 | 青森 | 67.2 | +0.374 |
39 | 山口 | 67.2 | +3.257 |
40 | 那覇 | 66.33 | +2.322 |
41 | 秋田 | 65.9 | -0.287 |
42 | 岐阜 | 65.75 | -3.327 |
43 | 佐賀 | 65 | |
44 | 鹿児島 | 60.25 | -0.15 |

詳細なデータとグラフ
私立法文経系授業料の小売価格の相場と推移
2025年5月時点における私立法文経系授業料の全国平均は76.74万円です。都市別で見ると、大津が112.4万円と突出して高く、次いで金沢(91.4万円)、大阪(90.04万円)、山形(89.25万円)、大分(88.67万円)、札幌(87.67万円)、京都(85.07万円)、東京都区部(85.04万円)、神戸(84.95万円)、静岡(84.84万円)と続きます。これらの都市は私立法文経系の教育において高い授業料水準を維持しています。
授業料の推移と増減傾向
前年同月比では全国平均で+1.059%のわずかな上昇が見られます。特に山形(+25.9%)、大津(+14.06%)、静岡(+2.583%)、金沢(+2.334%)、神戸(+2.029%)、札幌(+3.043%)、東京都区部(+1.119%)などで増加が顕著です。1方で、大分(-11.44%)や京都(-1.031%)は減少傾向を示しています。都市によっては経済環境や学校運営の事情で授業料の調整が行われていることがうかがえます。
都市別価格差の背景
大津の授業料が大幅に高い理由は、教育設備の充実や専門的なプログラムの拡充、さらには地域の高い教育ニーズが影響していると考えられます。金沢や大阪、山形も高額ながら、教育内容の質や競争環境、地域物価の影響が見受けられます。逆に大分や京都の減少は、地域の経済的背景や他校との競争、受験者数の変動によるものかもしれません。
価格高騰の要因と今後の課題
授業料上昇の主な要因は、教員の待遇改善、施設や設備の更新、教材の充実にかかる費用増加、さらには近年の物価上昇も影響しています。また、少子化に伴う学生獲得競争が激化し、各校が教育サービスの質を高める努力を続けている点も価格変動に寄与しています。今後は経済的負担軽減策や奨学金の充実がより重要となり、持続可能な教育環境の構築が求められます。
まとめ
私立法文経系授業料は全国平均76.74万円で、大津や金沢、大阪などが高水準。前年同月比では山形や大津で大幅増加が見られる1方、大分や京都は減少傾向。価格上昇は教育環境の充実と物価高騰が背景で、負担軽減策の検討が課題となる。
コメント