2025年最新｜有料道路料の都市別月間支出ランキングと地域別利用傾向解説

2025年の有料道路料支出は全国平均674円で、長野市や前橋市、水戸市などの地方都市で特に高額です。前年からは前橋市が1329%、神戸市が724.8%増と大幅増加が目立ちます。利用頻度は鹿児島市や千葉市で高く、自動車依存度の高さや道路インフラ整備が支出増の背景にあります。地域による利用状況の差が顕著で、今後も地域特性が支出に大きく影響すると考えられます。

有料道路料の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	674	100	+20.79
1	長野市	1479	219.4	+197
2	前橋市	1458	216.3	+1329
3	水戸市	1377	204.3	+125.7
4	鹿児島市	1256	186.4	+112.2
5	津市	1064	157.9	+242.1
6	千葉市	1037	153.9	-30.45
7	高知市	1025	152.1	+557.1
8	神戸市	998	148.1	+724.8
9	広島市	962	142.7	+106.9
10	甲府市	927	137.5	+90.74
11	高松市	903	134	+15.92
12	福岡市	873	129.5	+64.72
13	福井市	870	129.1	+130.8
14	宇都宮市	815	120.9	-8.427
15	名古屋市	778	115.4	+7.459
16	奈良市	775	115	-5.025
17	京都市	771	114.4	+106.7
18	大津市	761	112.9	-41.78
19	富山市	739	109.6	+231.4
20	和歌山市	735	109.1	-8.125
21	金沢市	730	108.3	+17.55
22	さいたま市	711	105.5	-52.19
23	静岡市	642	95.25	+20.68
24	長崎市	629	93.32	+153.6
25	相模原市	605	89.76	+2.716
26	熊本市	598	88.72	-43.96
27	山口市	594	88.13	+8
28	横浜市	578	85.76	-0.516
29	山形市	563	83.53	-40.23
30	徳島市	540	80.12	+77.05
31	松山市	511	75.82	+987.2
32	東京都区部	470	69.73	-35.97
33	秋田市	427	63.35	+177.3
34	岡山市	426	63.2	+71.77
35	福島市	406	60.24	-38.86
36	堺市	401	59.5	-50.43
37	岐阜市	375	55.64	+40.45
38	那覇市	369	54.75	+29.02
39	松江市	344	51.04	+27.41
40	新潟市	292	43.32	-51.5
41	仙台市	251	37.24	-77.08
42	盛岡市	249	36.94	-48.23
43	札幌市	235	34.87	+71.53
44	鳥取市	234	34.72	-65.44
45	宮崎市	231	34.27	-75.08
46	大阪市	194	28.78	-51.38
47	川崎市	121	17.95	-79.63
48	佐賀市	113	16.77	-83.97
49	北九州市	102	15.13	-89.92
50	大分市	93	13.8	-83.85
51	青森市	76	11.28	-83.48
52	浜松市	45	6.677	-95.07

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.32	100	+39.13
1	鹿児島市	1	312.5	+233.3
2	千葉市	0.94	293.8	+62.07
3	長崎市	0.69	215.6	+155.6
4	名古屋市	0.54	168.8	+35
5	前橋市	0.53	165.6	+783.3
6	水戸市	0.52	162.5	+126.1
7	大津市	0.5	156.3	-12.28
8	福岡市	0.49	153.1	-3.922
9	津市	0.45	140.6	+275
10	長野市	0.42	131.3	+133.3
11	宮崎市	0.41	128.1	-6.818
12	神戸市	0.38	118.8	+280
13	横浜市	0.37	115.6	+105.6
14	さいたま市	0.34	106.3	-22.73
15	甲府市	0.33	103.1	+10
16	山形市	0.33	103.1	+22.22
17	奈良市	0.33	103.1	+73.68
18	那覇市	0.32	100	-27.27
19	広島市	0.32	100	+18.52
20	熊本市	0.31	96.88	-59.21
21	静岡市	0.27	84.38	+35
22	高松市	0.26	81.25	+36.84
23	宇都宮市	0.24	75	+4.348
24	北九州市	0.24	75	-38.46
25	高知市	0.21	65.63	+200
26	相模原市	0.21	65.63	-32.26
27	盛岡市	0.21	65.63	+31.25
28	和歌山市	0.21	65.63	-44.74
29	札幌市	0.19	59.38	+216.7
30	山口市	0.19	59.38	-26.92
31	東京都区部	0.18	56.25	-35.71
32	京都市	0.18	56.25	+12.5
33	金沢市	0.16	50	+6.667
34	徳島市	0.16	50	+23.08
35	岐阜市	0.16	50	+14.29
36	仙台市	0.16	50	-54.29
37	福島市	0.15	46.88	-25
38	松山市	0.15	46.88	+650
39	堺市	0.15	46.88	-34.78
40	福井市	0.14	43.75	+133.3
41	松江市	0.14	43.75	-6.667
42	鳥取市	0.13	40.63	-35
43	岡山市	0.13	40.63	+116.7
44	富山市	0.13	40.63
45	青森市	0.12	37.5	-62.5
46	秋田市	0.11	34.38	+266.7
47	大分市	0.1	31.25	-54.55
48	佐賀市	0.09	28.13	-79.55
49	新潟市	0.07	21.88	-41.67
50	大阪市	0.06	18.75	-66.67
51	川崎市	0.05	15.63	-84.85
52	浜松市	0.02	6.25	-88.89

月間購入回数の推移

家計調査家計収支編二人以上の世帯詳細結果表 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。　家計調査の結果は、我が国の景気動向の把握、生活保護基準の検討などの基礎資料として利用のほか、地方公共団体、民間の会社な...

詳細なデータとグラフ

小売物価統計調査小売物価統計調査（動向編） | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

小売物価統計調査は、消費者物価指数やその他物価に関する基礎資料を得ることを目的とした調査です。毎月、全国的規模で国民の消費生活上重要な財の小売価格、サービスの料金及び家賃を、店舗及び世帯を対象に調査しています。調査結果は、年金等の給付見直し...

有料道路料の月間支出の現状と今後

2025年4月時点での日本の各世帯における月間有料道路料支出の全国平均は674円です。有料道路料は主に高速道路や有料トンネル、橋などの通行料金で構成されており、自家用車利用の多さや地域の道路事情により支出額に大きな差が見られます。1般的に車社会が発達している地方都市や郊外で利用が多く、都市部では公共交通機関の利用が多い傾向から支出が低めです。

有料道路料の支出が高い都市ランキング

最新のデータで有料道路料が高い順に並べると、以下のような都市が上位に挙げられます。

順位	都市名	月間有料道路料支出（円）
1位	長野市	1,479
2位	前橋市	1,458
3位	水戸市	1,377
4位	鹿児島市	1,256
5位	津市	1,064
6位	千葉市	1,037
7位	高知市	1,025
8位	神戸市	998
9位	広島市	962
10位	甲府市	927

これらの都市は比較的自動車依存度が高く、広域移動や高速道路利用が日常的であることが背景にあります。特に長野市や前橋市、水戸市といった地方中核都市は、高速道路や有料道路が生活圏の移動に不可欠となっています。

前年同月比の大幅な変動と要因

前年同月比の増減では全国平均が+20.79%と有料道路料支出の増加が顕著です。特に以下の都市で大幅な増加が確認されます。

前橋市（+1329%）、高知市（+557.1%）、神戸市（+724.8%）、津市（+242.1%）、長野市（+197%）、水戸市（+125.7%）、鹿児島市（+112.2%）これらは何らかのインフラ整備や有料道路の新規開通、料金体系の改定などで支出額が急増した可能性が高いです。

1方、千葉市は-30.45%の減少を示しており、利用頻度の変化や代替交通手段の影響も考えられます。

有料道路料購入頻度の地域差

有料道路料の購入（通行）頻度も地域差が大きく、全国平均は0.32回/月ですが、以下のように都市間で違いがあります。

都市名	月間平均購入回数（回）
鹿児島市	1.00
千葉市	0.94
長崎市	0.69
名古屋市	0.54
前橋市	0.53
水戸市	0.52
大津市	0.50
福岡市	0.49
津市	0.45
長野市	0.42

特に鹿児島市の1回はかなり高頻度で、日常的に有料道路を利用していることが分かります。また、千葉市や長崎市も多めの利用が見られます。前橋市や水戸市といった地域も高頻度利用が多く、自動車での移動が生活に密着していることがわかります。

背景と今後の展望

地方・郊外での自動車依存度の高さ有料道路料の高支出地域は都市部から離れた地方都市や郊外が多く、公共交通が充実していないことから自家用車の利用が日常的です。
道路インフラの整備・拡充が影響新しい有料道路や料金改定による支出増加が顕著な都市が複数あり、今後も道路整備の進展による支出増加の可能性があります。
交通環境の変化1方で都市部や交通政策の変化により、車離れや代替交通の利用促進も進むため、支出の地域格差は今後も続くと予想されます。