外壁塗装費の地域別価格と推移:高騰の背景と今後の見通しを解説

住宅工事費

2025年5月の外壁塗装費の全国平均は1平米あたり0.712万円。福岡市や千葉市は0.95万円前後で高額、福岡は16.25%増。札幌や神戸も20%以上の急増を示し、寒冷地や沿岸地域での高機能塗料需要が背景。東京都区部やさいたまは低めながら堅調な上昇傾向。気候や技術革新が価格差の主因である。

都市別の外壁塗装費1平米の相場価格

2025年5月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均0.821+5.404
1佐賀3.407+46.06
2松江1.434
3甲府1.348+19.51
4水戸1.325+32.3
5山形1.238+2.978
6那覇1.155
7富山1.129+16.42
8盛岡1.072
9松山1.062
10青森1.012-10.28
11福岡0.954+16.25
12千葉0.943
13仙台0.884+6.088
14奈良0.87
15和歌山0.858
16神戸0.846+22.4
17札幌0.821+26.96
18大分0.782-20.68
19京都0.749+2.408
20静岡0.717
21横浜0.716
22宮崎0.706+4.565
23熊本0.67
24宇都宮0.669
25前橋0.666
26東京都区部0.644+6.743
27さいたま0.641+4.588
28高知0.631
29徳島0.63
30長崎0.626
31山口0.625-13.63
32名古屋0.621-32.37
33福島0.62-7.294
34高松0.617
35長野0.608+9.855
36秋田0.585
37大阪0.584+1.655
38大津0.574
39新潟0.571
40金沢0.564
410.555
42広島0.555+46.12
43鳥取0.522
44鹿児島0.517
45福井0.495+13.93
46岡山0.44
47岐阜0.332
外壁塗装費1平米

システム住宅工事費家具

詳細なデータとグラフ

外壁塗装費の現状と今後

2025年5月時点での外壁塗装費の全国平均は1平米あたり0.712万円である。外壁塗装費は塗料の種類、施工方法、建物の規模や劣化状況、さらには地域ごとの施工業者の人件費や物価水準により変動する。特に気候条件が厳しい地域では耐候性の高い材料が選ばれやすく、費用が高めになる傾向がある。


福岡市・千葉市の高価格帯

福岡市は0.954万円/平米、千葉市は0.943万円/平米と全国でもトップクラスの高価格で、特に福岡市は前年同月比で+16.25%の大幅増加を記録。9州地方の気候的な湿度の高さや塩害の影響により、防錆・防カビ効果の高い高機能塗料の需要が増加し、価格上昇につながっている。


仙台市・神戸市・札幌市の動向

仙台市(0.884万円)、神戸市(0.846万円)、札幌市(0.821万円)は比較的高水準。神戸市は前年同月比で+22.4%、札幌市はさらに大きく+26.96%と急激な価格上昇が見られ、これは寒冷地や沿岸地域における塗料性能の高度化、施工の専門化が影響している。仙台も気候要因を背景に増加傾向が続いている。


京都市・静岡市・横浜市の中堅価格層

京都市(0.749万円)、静岡市(0.717万円)、横浜市(0.716万円)は全国平均付近かやや高めで安定的な価格推移。都市圏の中でも比較的施工業者の競争が激しく、標準的なサービス価格が形成されているため、大幅な価格変動は少ない。


東京都区部・さいたま市の相対的低価格

東京都区部(0.644万円)、さいたま市(0.641万円)は全国平均を下回る価格となっている。大都市圏の競争激化や施工技術の効率化が価格抑制に寄与している1方で、前年同月比で東京都区部は+6.743%、さいたま市は+4.588%と堅調な上昇傾向が見られる。


外壁塗装費の推移背景と今後の展望

外壁塗装費の地域差は主に気候条件や施工技術の高度化、人件費の地域差に起因する。近年は環境対応型塗料や長寿命塗料の普及に伴い全体的に価格が上昇。特に寒冷地や沿岸部では高機能塗料の需要増で上昇幅が大きい。今後も気候変動や素材革新により地域別価格差は続く見込み。

コメント

タイトルとURLをコピーしました