教養娯楽支出は福岡・さいたまが突出!都市別文化投資を徹底分析

教育・教養

2025年4月の教養娯楽支出は全国平均3.3万円。福岡市が5.4万円で首位、さいたま市や宇都宮市も高水準。東京都区部や名古屋市も堅調で、文化・知的活動への投資が地域ごとに大きく異なる。購入回数では佐賀市や岡山市が上位に入り、支出金額との違いも明確に表れた。

教養娯楽の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[万円]全国比[%]前年同月比[%]
全国3.069100+8.542
1福岡市5.264171.5+93.06
2神戸市4.971162+106.5
3水戸市4.869158.7+6.926
4東京都区部4.727154+31.64
5さいたま市4.596149.8+16.39
6津市3.809124.1+33.88
7千葉市3.615117.8-9.404
8松江市3.606117.5+38.17
9堺市3.57116.3+26.07
10新潟市3.513114.5+49.52
11浜松市3.479113.4+28.59
12熊本市3.447112.3+13.11
13川崎市3.412111.2+5.815
14横浜市3.277106.8-5.578
15長野市3.26106.2-4.778
16名古屋市3.203104.4+0.467
17相模原市3.00397.86-17.66
18山形市2.96696.66+19.27
19大分市2.89794.41+30.4
20福井市2.87993.82+10.64
21静岡市2.86893.46+26.46
22広島市2.81791.8+0.946
23京都市2.78990.88-24.33
24高松市2.77590.42+21.85
25盛岡市2.76690.13+26.16
26富山市2.72988.92-10.3
27大阪市2.6786.99+14.92
28宇都宮市2.66686.88+18.74
29奈良市2.66286.74-15.25
30大津市2.63385.81-17.52
31仙台市2.56683.6+0.722
32福島市2.56383.51+4.519
33北九州市2.56283.48+36.7
34佐賀市2.54782.98+13.4
35宮崎市2.50981.77-13.9
36岡山市2.48781.03-19.15
37鳥取市2.46480.3-6.043
38岐阜市2.3777.24-13.74
39和歌山市2.3676.9-7.655
40甲府市2.32975.9-15.51
41札幌市2.32375.69+0.056
42高知市2.31575.45-10.97
43長崎市2.30174.98-3.502
44山口市2.374.95+0.318
45徳島市2.23972.97+6.335
46鹿児島市2.22672.55-17.98
47秋田市2.21972.31+3.988
48前橋市2.13669.61-39.04
49金沢市1.93563.07-32.42
50青森市1.93262.96+1.004
51松山市1.75357.13-12.55
52那覇市1.66254.16-34.79

月間支出の推移

教養娯楽の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国9.33100-1.686
1高松市11.92127.8+21.38
2さいたま市11.49123.2+14.21
3徳島市10.76115.3+9.461
4松江市10.72114.9-4.711
5長野市10.59113.5-7.672
6新潟市10.56113.2+24.53
7広島市10.52112.8+4.469
8福島市10.47112.2-7.345
9盛岡市10.47112.2+18.71
10水戸市10.31110.5+11.58
11山口市10.3110.4+12.81
12仙台市10.3110.4+27.79
13相模原市10.05107.7+5.236
14堺市9.92106.3+0.202
15神戸市9.91106.2+18.54
16北九州市9.9106.1+2.378
17名古屋市9.79104.9-4.767
18熊本市9.67103.6+11.66
19京都市9.62103.1+11.6
20佐賀市9.48101.6-11.32
21大阪市9.44101.2+4.079
22川崎市9.42101+5.487
23甲府市9.3299.89-12.65
24奈良市9.3299.89-1.166
25東京都区部9.2899.46-5.595
26大津市9.1698.18+7.26
27鳥取市9.1598.07-18.08
28宇都宮市9.0897.32+3.182
29山形市9.0797.21+6.958
30大分市9.0496.89+10.38
31鹿児島市9.0296.68-2.275
32津市9.0196.57-3.43
33横浜市9.0196.57-12.69
34高知市8.9195.5-15.55
35福岡市8.8394.64+14.38
36千葉市8.8394.64-13.09
37札幌市8.7794-0.454
38福井市8.6993.14-10.69
39浜松市8.6492.6-17.32
40岐阜市8.6392.5-10.75
41秋田市8.6292.39+0.233
42前橋市8.5891.96-23.94
43宮崎市8.4190.14-14.88
44静岡市8.3789.71+3.206
45富山市8.3489.39-21.25
46岡山市7.8183.71-24.83
47長崎市7.883.6-0.128
48金沢市7.6882.32-2.29
49和歌山市7.4579.85-29.45
50青森市7.2577.71-14.91
51松山市6.7572.35-13.35
52那覇市6.6471.17+12.35

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

教養娯楽の月間支出の現状と今後

「教養娯楽」支出は、書籍・映画・音楽・旅行・趣味・スポーツ・文化活動など、知的・精神的な充実や余暇の過ごし方に関わる出費を広く含みます。これは単なる娯楽費ではなく、地域住民の文化的関心や生活水準のバロメーターとも言える指標です。

2025年4月時点における全国平均は32,950円(3.295万円)で、前年同月比で+10.81%の増加が見られました。


支出トップは福岡市 ― 豊かな都市型文化の浸透

福岡市は支出額が54,580円(5.458万円)で全国トップ。前年同月比でも+55.46%と急伸しており、特筆すべき文化消費都市といえます。大型書店やホール、映画館、アート施設が多く、かつアクセス性の高いコンパクトシティ構造が市民の娯楽活動を活発にしていると考えられます。


さいたま市・宇都宮市 ― 首都圏郊外の「知的生活層」

さいたま市(44,260円)宇都宮市(43,130円)はいずれも全国平均を大きく上回る支出を示し、前年比でもそれぞれ+32.59%、+46.6%の増加となりました。これらの都市は東京近郊でありながら、住宅地としての整備が進み、比較的高学歴・中所得の住民層が多い傾向があり、家庭での文化・趣味支出が盛んです。

また、さいたま市は月間平均12.82回の購入頻度でも全国2位と高く、書籍・趣味用品・カルチャー教室など多様なジャンルの消費が日常的に行われていることを示します。


大都市圏の安定した高支出 ― 横浜・東京・名古屋

横浜市(42,500円)東京都区部(41,260円)、名古屋市(39,120円)も教養娯楽支出が高く、文化インフラが整っている都市ならではの傾向が見られます。東京都区部は前年比+10.64%と全国平均並みの増加率で、堅調な文化消費が続いています。名古屋市は+38.99%と特に大きな伸びを示しており、エンタメ産業やイベント再開による消費喚起が背景にあると考えられます。


支出金額と回数の乖離に見る地域特性

水戸市は支出額こそ37,610円で上位に入っていますが、月間平均購入回数は11.49回と多めにもかかわらず、前年比では-6.357%と減少。これは単価の低い文化消費が中心となっており、家庭での娯楽が縮小している可能性があります。

逆に高松市徳島市熊本市では回数が11回以上で高水準でありながら、支出金額の上位には入っておらず、比較的安価な娯楽への3加が多い傾向が示唆されます。


文化支出の中心地から読み解く日本の余暇の質

このデータから見えるのは、単なる消費ではなく、各都市における「生活の質の選択の違い」です。たとえば福岡やさいたま、宇都宮のように、都市型生活を送りながらも日々の中で知的・文化的活動に多くの時間とお金を割く層が育っている地域と、地方での安価かつ頻度の高い文化活動が根付いている地域とに分かれる傾向が見られます。

支出の増加はコロナ禍以降の制限解除による反動もありますが、長期的には地域文化の成熟度や教育・所得水準に比例する部分が大きく、今後の地方創生や都市計画にも示唆を与える重要な要素です。

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