相模原市が全国トップ!教育支出の都市別ランキングと地域性の分析

教育・教養

2025年4月の教育支出は、相模原市が全国最高の8.6万円で、松山市や東京都区部も高水準。前橋市や岡山市でも前年から急増しており、教育投資への関心の高まりが見られます。教育の購入回数も相模原市や福井市などで多く、地域による教育意識や支出傾向の違いが明確に表れています。

書籍・印刷物の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2797100-0.886
1京都市4265152.5+13.89
2長野市3785135.3+5.022
3福井市3502125.2+40.53
4横浜市3493124.9+11.17
5水戸市3484124.6+33.18
6松江市3409121.9-7.086
7富山市3390121.2+18.61
8奈良市3349119.7-9.706
9大津市3309118.3+2.732
10相模原市3294117.8+5.139
11東京都区部3182113.8-1.638
12札幌市3182113.8+22.86
13千葉市3176113.6-10.56
14津市3073109.9+5.024
15高松市3071109.8-1.349
16鳥取市3019107.9+7.4
17盛岡市3016107.8-3.302
18佐賀市3011107.7+12.06
19岡山市2962105.9-0.135
20徳島市2957105.7-15.59
21名古屋市2922104.5-25.86
22さいたま市2888103.3-30.09
23広島市2850101.9-1.316
24神戸市2835101.4-11.1
25仙台市2803100.2+30.68
26岐阜市278599.57+11.22
27大阪市278099.39+32.63
28秋田市274998.28-31.51
29和歌山市273597.78-21.97
30甲府市273097.6-6.089
31青森市269096.17-12.94
32新潟市266695.32-14.8
33金沢市264394.49-6.409
34山形市259992.92-20.76
35堺市257992.21-13.95
36川崎市257191.92-25.48
37前橋市254991.13-19.74
38福島市253290.53-24.62
39鹿児島市250089.38+21.54
40山口市238485.23-5.957
41宮崎市234683.88-0.719
42浜松市232883.23-3.121
43福岡市232483.09-1.148
44宇都宮市227781.41-4.448
45大分市222079.37-10.01
46松山市219678.51-3.303
47静岡市217177.62-29.14
48熊本市213476.3+0.613
49高知市196870.36-10.99
50那覇市192368.75+4.115
51長崎市188267.29-28.36
52北九州市162458.06-28.87

月間支出の推移

書籍・印刷物の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.08100-6.087
1仙台市1.65152.8+85.39
2京都市1.52140.7-4.403
3高松市1.48137+26.5
4長野市1.4129.6+3.704
5新潟市1.4129.6+14.75
6盛岡市1.35125+10.66
7横浜市1.35125-10.6
8さいたま市1.34124.1-8.844
9東京都区部1.3120.4-11.56
10奈良市1.3120.4-21.69
11富山市1.29119.4-19.88
12佐賀市1.29119.4-0.769
13福島市1.28118.5-12.93
14神戸市1.27117.6+4.959
15千葉市1.27117.6-25.73
16松江市1.26116.7-2.326
17水戸市1.22113-1.613
18岐阜市1.21112+22.22
19岡山市1.2111.1-6.25
20鳥取市1.18109.3
21札幌市1.17108.3+11.43
22福井市1.16107.4+17.17
23津市1.11102.8+15.63
24川崎市1.1101.9-16.03
25広島市1.09100.9-0.909
26大津市1.0799.07-51.8
27名古屋市1.0799.07-39.89
28山口市1.0597.22-9.483
29金沢市1.0496.3-16.8
30甲府市1.0395.37-6.364
31宇都宮市1.0294.44-10.53
32青森市1.0193.52-21.71
33相模原市1.0193.52-15.13
34大阪市0.9890.74+16.67
35秋田市0.9688.89-33.33
36宮崎市0.9688.89+6.667
37鹿児島市0.9487.04+14.63
38前橋市0.9487.04-45.35
39徳島市0.9386.11-23.14
40山形市0.9285.19-38.67
41浜松市0.9184.26-26.02
42静岡市0.983.33-37.06
43高知市0.8881.48-3.297
44松山市0.8881.48+4.762
45福岡市0.8780.56+14.47
46堺市0.8578.7-34.11
47熊本市0.8477.78+3.704
48和歌山市0.8477.78-26.96
49大分市0.8376.85-34.65
50長崎市0.7872.22-33.33
51那覇市0.6963.89-17.86
52北九州市0.6358.33-45.22

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

書籍・印刷物新聞雑誌書籍

詳細なデータとグラフ

書籍・印刷物の月間支出の現状と今後

教育への支出は、子どもたちの将来の可能性を広げる投資であり、日本の家庭にとって重要な費目の1つです。2025年4月時点における全国平均は24,280円ですが、都市によって金額の差が非常に大きく、各地域の教育環境や支出意識の違いが浮かび上がります。


支出額トップ都市の特徴分析

もっとも支出が高いのは相模原市で86,810円に達し、全国平均の約3.6倍です。前月比でも+68.89%と急増しており、習い事や私立学校への支出が集中した可能性があります。次いで松山市(58,210円)、東京都区部(52,850円)も高額で、首都圏および地方都市の中核都市に共通する傾向として、高等教育や塾・予備校への投資が考えられます。

特に松山市の前年比+548.1%、大阪市+106.7%、神戸市+158%など、急激な支出増加が確認されており、教育関連イベントや1時的な支出増(入学金・教材費等)の影響も推測されます。


教育購入回数から見る地域性

月間の教育購入平均回数は福井市が最多で0.77回。続いて相模原市(0.72回)、長野市(0.69回)、松山市(0.69回)などが並びます。相模原市や松山市は支出額だけでなく購入頻度も高く、定期的な教育活動への関心の高さがうかがえます。

前年比では長野市が+392.9%、相模原市が+148.3%と大幅な伸びを記録しており、教育消費に対する意識の変化、もしくはイベント的要因(学期始め・入塾など)が影響している可能性があります。


地方都市の動向とその背景

地方では前橋市(36,950円、前年比+1741%)や岡山市(32,610円、+162.5%)が顕著に増加しており、これまで比較的教育支出が控えめだった都市でも支出の拡大が進んでいます。これは少子化に伴う「1人あたりの投資額の増加」や、都市部に劣らぬ教育サービスの整備が背景にあると考えられます。

1方、東京都区部は依然として高水準を維持しているものの、前年比では-10.88%と減少。支出の抑制傾向や、無償化政策の効果が1部見られる可能性もあります。


まとめ ― 教育支出の都市差とその意味

今回のデータから明らかなのは、教育支出は単なる所得水準だけではなく、地域の教育文化、サービスの供給状況、家庭の価値観によって大きく左右されるという点です。支出額・回数ともに増加している都市では、将来への投資としての教育意識が高まっていることがうかがえます。

今後も教育費の地域差には注目すべきであり、教育の質や機会均等に関する政策とも密接に関わっていくと予想されます。

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