揚げかまぼこ支出ランキング｜長崎・鹿児島で高水準の消費傾向

2025年4月時点での揚げかまぼこ月間支出は全国平均177円。長崎市・鹿児島市・高松市が高支出を記録し、西日本・九州での消費が顕著。福岡市や山口市では支出・回数ともに大幅増。一方、高松市や佐賀市では減少傾向もみられ、地域ごとの食文化と価格変動の影響が明確に現れている。

揚げかまぼこの月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	177	100	-1.667
1	長崎市	360	203.4	+0.559
2	鹿児島市	352	198.9	-13.3
3	高松市	294	166.1	-34.08
4	宮崎市	279	157.6	+0.36
5	佐賀市	267	150.8	-2.198
6	神戸市	265	149.7	-11.96
7	山口市	261	147.5	+85.11
8	広島市	246	139	+48.19
9	福岡市	243	137.3	+52.83
10	松江市	240	135.6	+69.01
11	静岡市	238	134.5	+59.73
12	徳島市	237	133.9	-7.422
13	大阪市	234	132.2	+2.632
14	富山市	218	123.2	+78.69
15	奈良市	215	121.5	+18.78
16	川崎市	207	116.9	+111.2
17	大分市	202	114.1	+26.25
18	甲府市	199	112.4	+27.56
19	新潟市	196	110.7	+67.52
20	京都市	196	110.7	+53.13
21	堺市	194	109.6	-23.02
22	北九州市	192	108.5	-13.9
23	大津市	189	106.8	+8
24	横浜市	188	106.2	-17.9
25	さいたま市	183	103.4	+51.24
26	和歌山市	180	101.7	-3.226
27	福井市	171	96.61	+9.615
28	松山市	170	96.05	-34.62
29	熊本市	169	95.48	-15.92
30	津市	168	94.92	+15.86
31	宇都宮市	165	93.22	+6.452
32	東京都区部	163	92.09	-8.427
33	高知市	161	90.96	-45.42
34	金沢市	157	88.7	+42.73
35	相模原市	157	88.7	-26.29
36	前橋市	156	88.14	+8.333
37	山形市	154	87.01	-1.282
38	千葉市	153	86.44	+64.52
39	岡山市	150	84.75	-9.091
40	鳥取市	144	81.36	-28.71
41	青森市	141	79.66	+25.89
42	札幌市	136	76.84	-20
43	仙台市	136	76.84	-16.05
44	福島市	129	72.88	-40
45	岐阜市	124	70.06	+10.71
46	長野市	121	68.36	-5.469
47	浜松市	109	61.58	-40.11
48	水戸市	103	58.19	-28.97
49	秋田市	91	51.41	-33.09
50	那覇市	90	50.85	-15.89
51	名古屋市	84	47.46	-17.65
52	盛岡市	61	34.46	-59.87

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.81	100	-2.41
1	長崎市	1.66	204.9	-4.598
2	宮崎市	1.33	164.2	+1.527
3	福岡市	1.31	161.7	+36.46
4	鹿児島市	1.3	160.5	+4.839
5	山口市	1.27	156.8	+45.98
6	高松市	1.26	155.6	-36.36
7	徳島市	1.23	151.9	+4.237
8	佐賀市	1.19	146.9	-17.36
9	富山市	1.18	145.7	+68.57
10	北九州市	1.17	144.4	-2.5
11	大阪市	1.11	137	-6.723
12	大分市	1.09	134.6	+53.52
13	神戸市	1.08	133.3	-31.21
14	静岡市	1.03	127.2	+41.1
15	松江市	1.01	124.7	+74.14
16	広島市	1	123.5	+11.11
17	和歌山市	1	123.5	-5.66
18	京都市	0.99	122.2	+41.43
19	堺市	0.98	121	-22.22
20	奈良市	0.97	119.8	+24.36
21	福井市	0.91	112.3	+19.74
22	高知市	0.89	109.9	-42.95
23	甲府市	0.89	109.9	+12.66
24	新潟市	0.88	108.6	+60
25	津市	0.87	107.4	+35.94
26	さいたま市	0.85	104.9	+66.67
27	金沢市	0.84	103.7	+29.23
28	大津市	0.84	103.7	+13.51
29	鳥取市	0.82	101.2	-29.91
30	川崎市	0.8	98.77	+90.48
31	岡山市	0.77	95.06	-19.79
32	熊本市	0.76	93.83	-30.91
33	松山市	0.75	92.59	-40.48
34	横浜市	0.72	88.89	-4
35	山形市	0.7	86.42	+2.941
36	千葉市	0.67	82.72	+45.65
37	福島市	0.65	80.25	-34.34
38	相模原市	0.65	80.25	-27.78
39	宇都宮市	0.61	75.31	-17.57
40	前橋市	0.61	75.31	-15.28
41	長野市	0.6	74.07	-1.639
42	東京都区部	0.6	74.07	-18.92
43	札幌市	0.6	74.07	-24.05
44	岐阜市	0.6	74.07	+5.263
45	青森市	0.57	70.37	-12.31
46	浜松市	0.55	67.9	-5.172
47	仙台市	0.55	67.9	-21.43
48	秋田市	0.5	61.73	-35.9
49	水戸市	0.5	61.73	-9.091
50	名古屋市	0.43	53.09	-6.522
51	那覇市	0.33	40.74	-13.16
52	盛岡市	0.26	32.1	-58.06

月間購入回数の推移

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揚げかまぼこの月間支出の現状と今後

2025年4月時点の揚げかまぼこに対する全国平均の月間支出は177円、購入回数は0.81回。前年同月比では支出が-1.667%減、購入回数も-2.41%減と、やや消費が落ち着いてきている傾向が見られる。1方で、都市によっては根強い需要を背景に高い支出を示している。

支出金額上位の都市と地域特性

最も支出が高いのは長崎市（360円）。長崎の揚げかまぼこ文化は「長崎天ぷら」に代表される伝統的な練り物の食文化に支えられており、購入回数も1.66回と全国トップクラスである。次点の鹿児島市（352円）もさつま揚げ文化が根付いており、月間1.3回の購入頻度はその消費の定着を示している。

西日本・9州に多い高支出地域

高松市（294円）、宮崎市（279円）、佐賀市（267円）、山口市（261円）といった西日本・9州の都市が多くランクインしており、これは練り物を使った煮物やおでんなどの家庭料理での活用頻度が高いことが1因と考えられる。特に山口市は前年同月比で+85.11%増、購入回数も+45.98%増と大きな伸びを見せている。

支出減少地域の背景と見通し

1方で、高松市（-34.08%）、神戸市（-11.96%）、佐賀市（-2.198%）などでは支出が前年より減少。高松市では購入回数も-36.36%減と顕著であり、価格高騰や消費者ニーズの変化が影響している可能性がある。特売の減少や購入単価の上昇も要因として考えられる。

消費回数が高水準の都市の傾向

購入回数でみると、長崎に次いで宮崎市（1.33回）、福岡市（1.31回）、鹿児島市（1.3回）が上位。これらの都市は比較的物価に敏感ながらも、食文化の中で揚げかまぼこを定常的に取り入れている様子がうかがえる。特に福岡市（+52.83%支出増・+36.46%回数増）は著しい伸びを見せており、家庭需要の強さが表れている。

総合的な考察

揚げかまぼこにおける都市別支出データからは、西日本・9州における練り物文化の根強さと、都市ごとに異なる価格感応度や料理習慣の影響が読み取れる。とりわけ長崎・鹿児島・福岡は今後も安定した消費が見込まれる1方、高松市など1部地域では減退傾向が続いており、地域ごとの嗜好変化にも注目する必要がある。