干しのりの都市別支出ランキング|福島市が全国トップの理由とは

乾物・大豆

干しのりの全国平均支出は260円。最も高い福島市は541円で前年比+145.9%の急増。富山市や金沢市も支出・購入頻度ともに高く、東北や北陸に顕著な消費傾向が見られる。一方、熊本市や大津市では価格上昇による支出増が目立つ。保存性と伝統食文化が需要を支える。

干しのりの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国260100+12.55
1福島市541208.1+145.9
2熊本市420161.5+35.92
3川崎市400153.8+65.98
4徳島市397152.7-11.78
5大津市386148.5+52.57
6千葉市375144.2+36.86
7大阪市367141.2+69.91
8佐賀市365140.4+32.25
9金沢市354136.2+67.77
10富山市334128.5+121.2
11東京都区部333128.1+6.39
12岡山市327125.8+8.278
13横浜市321123.5+14.64
14山形市321123.5+37.18
15長野市319122.7+16.42
16福岡市294113.1+13.95
17秋田市291111.9+14.57
18神戸市290111.5+18.85
19宮崎市288110.8+154.9
20堺市288110.8+22.03
21津市281108.1-15.36
22鹿児島市280107.7+63.74
23青森市280107.7+15.7
24札幌市277106.5+8.627
25静岡市272104.6-15.79
26北九州市272104.6+18.78
27水戸市270103.8-17.93
28宇都宮市265101.9+15.72
29前橋市265101.9+26.19
30福井市261100.4+60.12
31浜松市25999.62-34.6
32広島市25999.62+61.88
33山口市25497.69-12.71
34奈良市25497.69+76.39
35相模原市23690.77+53.25
36京都市23490-10.69
37鳥取市23389.62-6.8
38長崎市23289.23
39那覇市23289.23+20.21
40松山市23289.23+31.07
41松江市22988.08+26.52
42盛岡市22285.38-38.33
43和歌山市22185+4.739
44大分市21683.08-51.24
45仙台市21381.92-38.26
46高松市21281.54+26.95
47さいたま市21281.54-25.35
48新潟市20578.85-36.34
49名古屋市18972.69-16.37
50高知市18771.92-32.97
51甲府市17868.46-23.93
52岐阜市17768.08-26.56

月間支出の推移

干しのりの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.57100-1.724
1福島市0.86150.9+26.47
2富山市0.82143.9+82.22
3秋田市0.81142.1+9.459
4金沢市0.8140.4+31.15
5青森市0.79138.6+6.757
6鹿児島市0.73128.1+15.87
7鳥取市0.73128.1+2.817
8岡山市0.73128.1+19.67
9熊本市0.72126.3-19.1
10大津市0.72126.3-4
11福井市0.71124.6+18.33
12松山市0.7122.8+29.63
13山形市0.69121.1+15
14大阪市0.69121.1+21.05
15広島市0.67117.5+45.65
16大分市0.66115.8+3.125
17堺市0.66115.8+6.452
18静岡市0.65114-15.58
19北九州市0.65114+16.07
20福岡市0.64112.3-21.95
21水戸市0.64112.3-3.03
22松江市0.63110.5+21.15
23札幌市0.63110.5+14.55
24徳島市0.63110.5-17.11
25長崎市0.62108.8-18.42
26仙台市0.62108.8-12.68
27神戸市0.61107-12.86
28山口市0.61107-1.613
29宇都宮市0.6105.3-4.762
30新潟市0.59103.5-18.06
31宮崎市0.58101.8+13.73
32奈良市0.58101.8+38.1
33千葉市0.58101.8-6.452
34京都市0.58101.8-3.333
35高松市0.5698.25+30.23
36横浜市0.5698.25
37相模原市0.5392.98+12.77
38盛岡市0.5392.98-43.62
39浜松市0.5392.98+6
40東京都区部0.5392.98-7.018
41和歌山市0.5392.98-3.636
42川崎市0.5291.23+15.56
43那覇市0.587.72-18.03
44長野市0.4782.46-36.49
45佐賀市0.4782.46-2.083
46津市0.4578.95-48.28
47前橋市0.4578.95-19.64
48高知市0.4375.44-41.89
49甲府市0.470.18-42.86
50岐阜市0.470.18-38.46
51さいたま市0.470.18-41.18
52名古屋市0.3866.67-30.91

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

干しのりの月間支出の現状と今後

干しのりは、味噌汁やおにぎり、巻き寿司など日本の食卓に欠かせない食品の1つです。その消費は地域ごとの嗜好や食文化の違い、流通の影響を強く受ける傾向にあります。全国的には月間支出平均は260円と中程度ですが、都市ごとに大きな差が見られます。


支出額上位都市 ― 福島市が突出した支出額

最新のデータでは福島市が541円と最も高く、全国平均の2倍を超える支出となっています。前年比でも+145.9%という著しい増加が見られ、家計内での需要増加や地元産品への依存度、または贈答・ストック需要の影響も推察されます。

続いて熊本市(420円)川崎市(400円)、徳島市(397円)など、地方都市から大都市圏まで幅広い都市で高い支出が見られました。特に川崎市は+65.98%、大阪市は+69.91%と大幅な伸びを記録しています。


購入頻度との関係 ― 富山市・秋田市の特徴

月間の平均購入回数では、福島市(0.86回)に次いで富山市(0.82回)、秋田市(0.81回)が高く、消費量の多さが支出にも直結していることがうかがえます。富山市の支出額は334円、前年比+121.2%と急増しており、家計での存在感が高まっていることが示されます。

また、金沢市(0.8回)青森市(0.79回)など、日本海側の都市においても干しのりの利用が頻繁である点が特徴です。これらの地域では、保存性の高い海藻類の使用が家庭料理に浸透している可能性があります。


消費増加と減少の要因分析

支出増加が顕著な都市(福島市、富山市、金沢市など)は、価格の上昇だけでなく、購入回数の増加も確認されています。1方で、熊本市や大津市は支出額こそ増加しているものの、購入回数は減少しており、価格上昇による影響が主であると推測されます。

さらに、徳島市は支出額が減少(-11.78%)した数少ない都市で、地元での消費減退や価格の安定、代替品への移行などが背景にある可能性があります。


地域性と干しのりの役割

干しのりの消費は、東北や北陸地域を中心に高く、保存食文化が根付いたエリアで特に顕著です。また、都市圏では健康志向や朝食文化の復活により、のりの需要が見直されつつある様子もうかがえます。


今後の展望

干しのりは、価格上昇にもかかわらず需要を維持し続けている点が注目されます。今後は簡便な個包装商品や、健康・機能性表示食品としての価値が消費を後押しし、さらに支出額を押し上げていく可能性があります。

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