家事雑貨の都市別支出ランキング｜名古屋・鹿児島で高支出傾向

2025年4月時点での家事雑貨の月間支出は、全国平均2,505円に対し、名古屋市や鹿児島市では3,000円超と大きく上回っています。鹿児島市では購入頻度も最多で、地域的に家事雑貨への支出傾向が高いことがうかがえます。対照的に、千葉市では支出が減少傾向にあり、都市ごとに大きな差が見られます。地域の生活習慣や物価、購買スタイルが反映された結果といえます。

家事雑貨の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年5月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	2545	100	+10.03
1	千葉市	4284	168.3	+114.3
2	横浜市	3640	143	+10.77
3	大阪市	3522	138.4	+21.78
4	大津市	3395	133.4	+60.9
5	京都市	3366	132.3	+122.5
6	松山市	3324	130.6	+41.93
7	さいたま市	3148	123.7	+4.759
8	岡山市	3099	121.8	+37
9	宇都宮市	3088	121.3	+12.78
10	広島市	3061	120.3	+26.54
11	堺市	3003	118	+53.37
12	高知市	2941	115.6	+23.68
13	和歌山市	2931	115.2	+126.5
14	福島市	2909	114.3	+60.63
15	大分市	2729	107.2	+8.423
16	北九州市	2654	104.3	-13.94
17	奈良市	2632	103.4	+39.55
18	仙台市	2583	101.5	+23.53
19	神戸市	2573	101.1	+0.429
20	松江市	2560	100.6	+41.51
21	東京都区部	2547	100.1	-12.29
22	岐阜市	2474	97.21	-0.161
23	甲府市	2461	96.7	-11.7
24	名古屋市	2424	95.25	+12.59
25	津市	2369	93.08	-6.29
26	徳島市	2365	92.93	+7.305
27	福岡市	2319	91.12	-1.487
28	水戸市	2303	90.49	-14.32
29	浜松市	2232	87.7	+2.338
30	金沢市	2216	87.07	-15.26
31	前橋市	2197	86.33	-29.01
32	佐賀市	2183	85.78	-9.306
33	山形市	2138	84.01	-29.56
34	盛岡市	2127	83.58	+49.47
35	青森市	2124	83.46	+46.79
36	川崎市	2118	83.22	-24.92
37	長野市	2103	82.63	-3.488
38	相模原市	2102	82.59	+15.56
39	札幌市	2081	81.77	+3.739
40	高松市	2060	80.94	-7.374
41	鳥取市	2026	79.61	+30.29
42	新潟市	2018	79.29	-5.701
43	山口市	2011	79.02	-8.215
44	宮崎市	2009	78.94	+51.74
45	鹿児島市	1888	74.18	+25.12
46	長崎市	1753	68.88	+9.357
47	静岡市	1659	65.19	-22.59
48	熊本市	1625	63.85	-38.17
49	那覇市	1599	62.83	-21.92
50	富山市	1443	56.7	-42.07
51	福井市	1439	56.54	-3.874
52	秋田市	1336	52.5	-29.61

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年5月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	2.93	100	+3.901
1	岡山市	3.86	131.7	+38.35
2	松山市	3.75	128	+13.98
3	大阪市	3.75	128	+10.95
4	大分市	3.52	120.1	+4.762
5	仙台市	3.5	119.5	+31.58
6	千葉市	3.48	118.8	+3.881
7	さいたま市	3.47	118.4	+10.16
8	大津市	3.32	113.3	+26.24
9	山形市	3.29	112.3	+11.15
10	神戸市	3.18	108.5	+11.19
11	熊本市	3.16	107.8	+6.397
12	高知市	3.1	105.8	+5.442
13	名古屋市	3.09	105.5	+10.75
14	鹿児島市	3.08	105.1	+32.19
15	東京都区部	3.08	105.1	-9.412
16	宇都宮市	3.03	103.4	+9.783
17	北九州市	3.03	103.4	-7.339
18	横浜市	3.02	103.1	-2.265
19	福島市	3	102.4
20	那覇市	2.99	102	+25.1
21	広島市	2.98	101.7	+17.32
22	山口市	2.98	101.7	-3.247
23	京都市	2.98	101.7	+39.91
24	札幌市	2.93	100	+14.9
25	新潟市	2.91	99.32	+1.042
26	高松市	2.9	98.98	+5.455
27	甲府市	2.88	98.29	-16.03
28	松江市	2.82	96.25	+15.57
29	奈良市	2.82	96.25	+21.55
30	前橋市	2.82	96.25	+17.5
31	津市	2.74	93.52	+20.18
32	金沢市	2.72	92.83	-1.091
33	長崎市	2.71	92.49	+8.835
34	福岡市	2.68	91.47	-6.294
35	相模原市	2.67	91.13	+1.908
36	堺市	2.63	89.76	-25.92
37	浜松市	2.62	89.42	-6.093
38	静岡市	2.58	88.05	-0.386
39	岐阜市	2.58	88.05	+7.5
40	水戸市	2.56	87.37	-9.22
41	川崎市	2.54	86.69	-11.5
42	青森市	2.49	84.98	+10.67
43	盛岡市	2.48	84.64	+16.43
44	徳島市	2.48	84.64	-21.52
45	鳥取市	2.39	81.57
46	和歌山市	2.39	81.57	+9.132
47	佐賀市	2.39	81.57	-28.44
48	富山市	2.34	79.86	-10
49	秋田市	2.31	78.84	-7.968
50	長野市	2.23	76.11	-11.86
51	福井市	2.22	75.77	+20
52	宮崎市	2.18	74.4	-16.15

月間購入回数の推移

家計調査家計収支編二人以上の世帯詳細結果表 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。　家計調査の結果は、我が国の景気動向の把握、生活保護基準の検討などの基礎資料として利用のほか、地方公共団体、民間の会社な...

詳細なデータとグラフ

小売物価統計調査小売物価統計調査（動向編） | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

小売物価統計調査は、消費者物価指数やその他物価に関する基礎資料を得ることを目的とした調査です。毎月、全国的規模で国民の消費生活上重要な財の小売価格、サービスの料金及び家賃を、店舗及び世帯を対象に調査しています。調査結果は、年金等の給付見直し...

家事雑貨の月間支出の現状と今後

家事雑貨とは、掃除用具やキッチン小物、消耗品など家庭での日常的な作業を支える物品を指します。これらの支出は生活スタイルや家族構成、地域の物価水準、購買習慣などにより大きく左右されます。

支出金額の都市別ランキングと傾向

2025年4月時点での全国平均は2,505円でしたが、最も高かった名古屋市では3,551円と全国平均を1,000円以上も上回り、次いで鹿児島市（3,454円）、広島市（3,351円）などが続きます。特に鹿児島市は前年比+124.4%と急増しており、地域的な価格高騰や購買行動の変化が影響していると考えられます。また、大分市や水戸市など中規模都市も上位にランクインしており、地方都市でも支出の増加傾向が顕著です。

1方で、千葉市は前年比で29.49%の減少を示しており、他都市とは逆の傾向が見られます。節約志向や購買控え、まとめ買いの減少などが背景にある可能性があります。

購入頻度の都市別傾向

全国平均の購入回数は月2.98回。最も多かったのは鹿児島市の4.8回で、支出額の高さと1致しています。高松市、大分市、大津市なども3.7回を超えており、4国や9州地方での高頻度利用が目立ちます。これは、消耗品を細かく分けて購入する傾向や、近隣の店舗で手軽に購入できる生活環境が影響していると考えられます。

地域差の背景と要因

家事雑貨は日常生活の必需品であるため、所得にかかわらず1定の支出がなされますが、都市によっては支出の集中度や家庭内の役割分担、リフォーム需要の高まりなども影響します。特に近年はコロナ禍を経て家庭内時間が増加し、清掃・整理にかける意識が高まったことが支出増加の1因です。また、物価上昇による単価の上昇も見逃せません。