家事用耐久財の都市別支出ランキングと地域差の背景【2025年4月】

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2025年4月の家事用耐久財の月間支出は全国平均2,033円で、鹿児島市が8,148円と突出。奈良市や川崎市も高水準で、前年同月比で大幅増加した都市が多い。一方、札幌市は減少傾向。家電買い替えや販促の影響が平均値に強く表れており、地域やタイミングによる支出差が顕著に見られる。

家事用耐久財の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国2033100-8.009
1鹿児島市8148400.8+2182
2奈良市4499221.3+621
3川崎市4430217.9+293.4
4京都市3891191.4+72.02
5横浜市3831188.4+32.29
6神戸市3506172.5+209.7
7名古屋市3391166.8+3546
8長崎市3018148.5+221.7
9大阪市2661130.9+7292
10札幌市2183107.4-24.04
11金沢市171984.55+193.3
12堺市161979.64-28.68
13津市156376.88-53.29
14高松市151474.47-47.21
15前橋市134466.11+103.6
16岐阜市131364.58+1127
17広島市127062.47+270.3
18佐賀市121059.52+171.3
19徳島市116257.16+521.4
20東京都区部114456.27-55.49
21鳥取市112455.29-85.22
22福岡市112055.09-17.28
23岡山市109053.62-80
24青森市104551.4-37.98
25水戸市96747.57-80.89
26山形市91645.06-61.79
27大津市84141.37+201.4
28盛岡市80139.4+190.2
29福井市78738.71-23.52
30富山市73936.35+5.874
31長野市73636.2+1944
32新潟市70634.73-82.26
33北九州市63731.33-19.67
34秋田市58228.63-53.55
35浜松市57928.48-81.16
36千葉市57428.23-85.53
37松山市54726.91-81.39
38那覇市51225.18-72.11
39相模原市45022.13-55.18
40静岡市44721.99-80.76
41甲府市31715.59+170.9
42大分市31115.3+119
43福島市30715.1-86.96
44山口市29914.71-87.66
45仙台市1849.051-83.07
46熊本市1828.952-92.3
47高知市1798.805-72.88
48宮崎市1467.182-95.32
49松江市1437.034-92.3
50宇都宮市854.181-85.22
51和歌山市371.82-91.81
52さいたま市00-100

月間支出の推移

家事用耐久財の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.07100
1鹿児島市0.17242.9+325
2札幌市0.12171.4+50
3前橋市0.11157.1+37.5
4長崎市0.1142.9+100
5堺市0.1142.9
6京都市0.1142.9+66.67
7川崎市0.09128.6+80
8名古屋市0.09128.6+350
9鳥取市0.08114.3-42.86
10高松市0.08114.3+14.29
11金沢市0.08114.3+300
12神戸市0.08114.3+60
13徳島市0.08114.3+166.7
14広島市0.08114.3+33.33
15福岡市0.07100+16.67
16福井市0.07100+40
17津市0.07100+16.67
18横浜市0.07100+133.3
19奈良市0.07100-36.36
20長野市0.0685.71+500
21相模原市0.0685.71+500
22盛岡市0.0685.71+50
23浜松市0.0685.71-14.29
24水戸市0.0685.71+20
25松江市0.0685.71+50
26東京都区部0.0685.71
27新潟市0.0685.71-45.45
28山形市0.0685.71-45.45
29富山市0.0685.71+200
30大阪市0.0685.71+500
31千葉市0.0685.71
32北九州市0.0685.71
33佐賀市0.0685.71+100
34福島市0.0571.43-61.54
35松山市0.0571.43-44.44
36山口市0.0571.43
37大津市0.0571.43+400
38大分市0.0571.43+400
39青森市0.0457.14+33.33
40秋田市0.0457.14-50
41甲府市0.0457.14+300
42高知市0.0342.86
43静岡市0.0342.86-62.5
44那覇市0.0342.86-57.14
45岐阜市0.0342.86+50
46熊本市0.0228.57-71.43
47岡山市0.0228.57-75
48宮崎市0.0228.57-75
49宇都宮市0.0228.57-66.67
50仙台市0.0228.57
51和歌山市0.0114.29-50
52さいたま市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

家事用耐久財の月間支出の現状と今後

家事用耐久財とは、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジなど、日常の家事に使用される比較的長期間使用可能な製品を指します。これらの購入は突発的ではなく、買い替えやライフスタイルの変化によるものであるため、都市による支出傾向に1定の周期性や偏りが見られます。


全国平均とその変動

2025年4月時点での家事用耐久財の全国平均支出は2,033円で、前年同月比では約8.0%の減少となりました。これは消費者の買い控えや省エネ家電の耐久性向上、円安や物価高による支出抑制傾向が反映されている可能性があります。


上位都市の支出とその背景

  • 鹿児島市(8,148円)全国トップであり、前年同月比+2182%という驚異的な増加。月間平均購入回数も0.17回と高く、家電買い替えが集中した可能性や地域的な販促キャンペーンなどが影響したと考えられます。

  • 奈良市(4,499円)+621%と大幅増。もともと支出が低かった可能性があり、1部世帯で大型家電の更新があったことが平均を押し上げたと推測されます。

  • 川崎市(4,430円)都市部に位置しながらも大きな伸び(+293.4%)を示しており、共働き世帯の増加や高機能家電への投資意欲の高まりが背景にある可能性があります。


中位都市と特徴的な動き

  • 京都市、横浜市、神戸市いずれも3,000~4,000円台と高水準。これらの都市は人口規模が大きく、また住環境の広さも1定程度あるため、高機能な家事用機器の導入が進んでいる可能性があります。

  • 名古屋市(+3,546%)や大阪市(+7,292%)爆発的な増加率が見られた都市です。前月以前の極端な低水準からの反動と、複数世帯での大型購入が重なったことが要因と考えられます。


札幌市など寒冷地の特徴

札幌市(2,183円)は比較的高水準ですが、前年同月比では-24.04%の減少となっています。冬場の暖房器具などは耐久財に分類されることもあり、購入タイミングの季節性が支出に影響していると見られます。


平均購入回数の地域差

全国平均の購入回数は0.07回ですが、鹿児島市は0.17回、札幌市は0.12回、前橋市は0.11回と多め。耐久財であるため、支出金額は少数の購入が大きく平均値に影響する傾向にあります。


まとめと展望

家事用耐久財は支出金額の変動が激しく、特定の月や都市での集中的な買い替えやキャンペーン、自然災害後の復旧需要などが平均を大きく変動させる傾向があります。今後も物価の影響やエコ家電の普及度によって、支出の傾向が都市ごとに変化することが予想されます。

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