化粧水支出ランキング|札幌・高知・福島で急増、地域差が明確に

石けん類・化粧品

化粧水の支出は札幌市が856円で全国トップ。高知・高松・名古屋・福島も前年から大幅に増加し、美容意識の高まりが地方都市にも波及している。購入頻度では前橋市が最多で、地域によって「高額少量購入型」と「低価格頻回型」の使い分けが見られる。

化粧水の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国353100+23.43
1山口市760215.3-18.8
2静岡市742210.2+53.31
3徳島市672190.4+180
4富山市624176.8+149.6
5高松市598169.4+226.8
6鳥取市582164.9+129.1
7名古屋市558158.1+149.1
8長野市542153.5+18.6
9札幌市537152.1+206.9
10広島市503142.5-0.396
11和歌山市497140.8+71.97
12大津市491139.1+140.7
13高知市450127.5+181.3
14東京都区部428121.2+32.92
15佐賀市427121-25.35
16甲府市421119.3+5.779
17山形市409115.9-43.04
18長崎市404114.4+132.2
19奈良市395111.9+226.4
20秋田市371105.1+35.4
21さいたま市368104.2-46.43
22横浜市354100.3-40
23岡山市34898.58+13.73
24福島市32892.92+34.98
25浜松市32892.92-6.553
26仙台市32592.07-28.26
27福岡市28681.02-41.99
28鹿児島市28580.74-38.58
29盛岡市28580.74+17.28
30宇都宮市27979.04+37.44
31新潟市27878.75-25.67
32北九州市26875.92-30.75
33水戸市26173.94+18.1
34大分市25873.09-27.12
35神戸市25271.39-6.32
36松江市24067.99-50.52
37松山市23265.72-19.72
38金沢市23065.16-67.61
39相模原市22563.74+359.2
40熊本市21861.76-66.56
41前橋市21560.91+2.381
42岐阜市20858.92-25.45
43千葉市20257.22+12.22
44青森市19254.39-54.07
45津市17850.42-13.17
46堺市17349.01+42.98
47那覇市17248.73+21.99
48川崎市17248.73+93.26
49京都市15844.76-57.64
50大阪市15644.19-43.07
51宮崎市7521.25-68.49
52福井市4412.46-83.08

月間支出の推移

化粧水の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.18100+12.5
1高松市0.29161.1+190
2徳島市0.27150+80
3山口市0.26144.4-7.143
4鳥取市0.25138.9+38.89
5富山市0.25138.9+38.89
6長野市0.23127.8+43.75
7大津市0.23127.8+53.33
8福岡市0.22122.2+4.762
9広島市0.22122.2+144.4
10高知市0.21116.7+50
11那覇市0.21116.7+61.54
12熊本市0.21116.7
13名古屋市0.21116.7+133.3
14札幌市0.2111.1+17.65
15佐賀市0.2111.1-4.762
16静岡市0.19105.6-9.524
17秋田市0.19105.6+26.67
18横浜市0.19105.6-9.524
19福島市0.18100-18.18
20北九州市0.18100+12.5
21前橋市0.18100+28.57
22仙台市0.18100-18.18
23相模原市0.1794.44+325
24浜松市0.1794.44+41.67
25東京都区部0.1794.44-22.73
26神戸市0.1688.89+77.78
27盛岡市0.1688.89
28新潟市0.1688.89-30.43
29山形市0.1688.89-46.67
30宇都宮市0.1688.89+33.33
31奈良市0.1688.89+45.45
32さいたま市0.1688.89-20
33鹿児島市0.1583.33-25
34松江市0.1583.33-28.57
35甲府市0.1477.78-36.36
36松山市0.1477.78-33.33
37川崎市0.1477.78+40
38堺市0.1477.78
39和歌山市0.1477.78-6.667
40長崎市0.1372.22-7.143
41金沢市0.1372.22-48
42津市0.1372.22+8.333
43水戸市0.1372.22-13.33
44岐阜市0.1372.22-18.75
45大分市0.1372.22-31.58
46岡山市0.1266.67-29.41
47青森市0.1161.11-26.67
48京都市0.155.56-50
49千葉市0.0950-25
50宮崎市0.0738.89-46.15
51大阪市0.0738.89-58.82
52福井市0.0633.33-40

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

化粧水の月間支出の現状と今後

化粧水は日本全国の家庭で使われている基本的なスキンケア用品の1つですが、地域ごとにその支出額や購入頻度には大きな違いが見られます。2025年4月時点での全国平均支出額は348円ですが、これを大きく上回る都市が複数あり、美容意識の高まり、気候条件、購買環境などが地域差を生む要因となっています。


支出額トップ都市の傾向 ― 札幌市、富山市、山形市

札幌市は856円と全国平均の約2.5倍にあたる支出額で全国トップとなっており、前年同月比+144.6%という急激な増加も特徴的です。寒冷地であり乾燥が強く、保湿重視のスキンケアが日常的であるとともに、高価格帯の化粧水を使う家庭が増加した可能性が高いと考えられます。

富山市(778円)や山形市(767円)もそれぞれ上位に位置しており、特に富山市は+31.42%の増加率と堅実な上昇を示しています。1方で、山形市は-11.02%の減少となっており、前年に特異な高支出があった反動の可能性があるものの、依然として高支出エリアに分類されます。


急増する中堅都市 ― 高知・高松・名古屋・福島

注目すべきは、高知市(636円、+191.7%)高松市(601円、+144.3%)の中堅都市における急増です。これらの地域では美容への意識変化や、SNSや口コミによる影響が購買意欲を高めている可能性があります。名古屋市(593円、+108.1%)福島市(556円、+198.9%)も、従来よりも高価格帯商品が浸透し始めたことが考えられます。


購入頻度から見る習慣性 ― 前橋・札幌・岡山など

購入頻度に注目すると、前橋市(0.32回、+220%)が全国で最も高く、年間を通じて頻繁に化粧水を購入する傾向が見られます。札幌市・岡山市(ともに0.28回)も、定期的に購入していることがわかります。これにより、高頻度で安価な商品を繰り返し購入する層と、1度に高額商品を購入する層が地域により分かれている可能性が示唆されます。


まとめ ― 地域特性が反映される美容支出

全体として、北海道・東北・北陸・4国地方で支出額が特に高い傾向が見られ、寒冷や乾燥、または販路の限定性による単価上昇が背景にあります。1方、関東・近畿圏では購入頻度は高いものの支出額は中程度であり、流通の利便性からコストパフォーマンスを意識した選択がされている可能性があります。

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