2025年5月の化粧クリーム1個(50g)の平均価格は748.8円で、価格上昇は緩やか。札幌が1,518円と突出して高いが、その他の都市は790円前後に集中。近年は高付加価値商品の登場で都市ごとの価格差が拡大傾向。今後は機能性重視と価格競争の二極化が進む見通し。
都市別の化粧クリーム1個50gの相場価格
都市 | 最新値[円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 748.8 | +0.744 | |
1 | 札幌 | 1518 | |
2 | 福井 | 880 | |
3 | 大津 | 880 | |
4 | 長野 | 812 | +4.639 |
5 | 富山 | 808 | +4.528 |
6 | 高松 | 792 | +5.882 |
7 | 熊本 | 792 | +10.77 |
8 | 横浜 | 792 | +7.027 |
9 | 宇都宮 | 792 | +8.049 |
10 | 和歌山 | 792 | +3.801 |
11 | 山口 | 791 | +3.942 |
12 | 鳥取 | 785 | +3.562 |
13 | 金沢 | 785 | -3.799 |
14 | 福岡 | 785 | +7.094 |
15 | 佐賀 | 785 | -3.799 |
16 | 東京都区部 | 755 | +0.801 |
17 | 広島 | 748 | +2.466 |
18 | 那覇 | 741 | +3.782 |
19 | 神戸 | 741 | +3.636 |
20 | 岐阜 | 734 | +3.38 |
21 | 高知 | 726 | +1.681 |
22 | 甲府 | 719 | -0.553 |
23 | 新潟 | 713 | -2.06 |
24 | 長崎 | 708 | +0.999 |
25 | 福島 | 704 | +0.715 |
26 | 水戸 | 704 | |
27 | 徳島 | 704 | |
28 | 名古屋 | 704 | +0.285 |
29 | 前橋 | 704 | +2.177 |
30 | 津 | 703 | -4.093 |
31 | 大阪 | 698 | -0.852 |
32 | 鹿児島 | 697 | -4.258 |
33 | 静岡 | 697 | -8.047 |
34 | 松江 | 697 | -0.286 |
35 | 松山 | 697 | -1.693 |
36 | 岡山 | 697 | -8.047 |
37 | 宮崎 | 697 | +0.432 |
38 | 仙台 | 691 | +2.827 |
39 | 千葉 | 689 | +0.145 |
40 | 京都 | 689 | -7.888 |
41 | 奈良 | 680 | +1.19 |
42 | さいたま | 680 | -1.734 |
43 | 大分 | 675 | -1.316 |
44 | 青森 | 660 | +2.326 |
45 | 山形 | 660 | -1.493 |
46 | 秋田 | 653 | -1.805 |
47 | 盛岡 | 639 | +2.733 |

詳細なデータとグラフ
化粧クリームの小売価格の相場と推移
2025年5月時点の化粧クリーム1個(50g)の全国平均価格は748.8円で、前年同月比では+0.88%と小幅な上昇にとどまっています。スキンケア製品の中でも比較的手頃な価格帯を維持しており、消費者の日常的な支出に組み込まれている商品といえます。
都市別の価格の分布と傾向
都市別に見ると、札幌が1,518円と全国で群を抜いて高く、2位以下を大きく引き離しています。次いで福井・大津(880円)、長野(812円)、富山(808円)と続き、他都市の多くは790円台に集中しています。札幌の価格が突出して高い背景には、ブランド志向の消費傾向や、高価格帯商品の取り扱いが多い販売チャネルの影響が考えられます。
価格推移と上昇傾向
価格の前年同月比では、高松(+14.95%)、熊本(+10.77%)、宇都宮(+8.049%)など、都市ごとに大きな違いが見られます。これは、それぞれの地域で流通しているブランドや商品の価格改定、新商品の導入が影響していると考えられます。
1方で全国平均では+0.88%と安定しており、全体としては急激な価格変動がない商品群です。
価格上昇の背景要因
化粧クリームの価格変動には、以下のような複合的要因が関与しています:
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原材料価格の上昇(特に植物由来オイルや乳化剤など)
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パッケージの高級化や再設計によるコスト転嫁
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円安や輸入コストの増加
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ドラッグストアの価格統1圧力の緩和
特に最近は「高機能・高価格帯化」が進んでおり、1部のブランドでは保湿やエイジングケアを強調する高級商品がラインナップされています。
今後の展望と注意点
今後も大手ブランドや外資系ブランドによる高付加価値化路線が続くと予想され、地域によってはさらなる価格上昇もあり得ます。ただし、プライベートブランドや中国・韓国ブランドなどの3入も活発で、競争激化によって価格抑制効果も働く可能性があります。
価格を維持する戦略と、機能を前面に出した高価格商品との「2極化」が進行していくと考えられます。
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