2025年最新：切り花支出の都市別ランキングと地域別消費傾向

2025年4月時点の日本の世帯あたり月間切り花支出は全国平均511円。川崎市（1026円）や奈良市（917円）が特に高く、津市や和歌山市など地方都市でも高水準が見られる。支出額の増加率では津市が前年比+218%と突出し、購入頻度も高い。切り花の購入は生活文化や宗教行事、人口構成などが大きく影響し、地域ごとに消費の特徴が異なる。今後もこうした傾向は地域ごとに継続すると見られる。

切り花の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	511	100	+1.996
1	川崎市	1026	200.8	+126.5
2	奈良市	917	179.5	+124.2
3	和歌山市	853	166.9	+50.18
4	松江市	848	165.9	+47.48
5	津市	779	152.4	+218
6	盛岡市	769	150.5	+20.34
7	宇都宮市	753	147.4	-31.42
8	千葉市	749	146.6	+120.3
9	長崎市	741	145	+41.41
10	大津市	700	137	+65.88
11	佐賀市	689	134.8	+2.836
12	甲府市	665	130.1	+146.3
13	札幌市	646	126.4	+36.58
14	東京都区部	617	120.7	+21.46
15	鳥取市	609	119.2	+92.11
16	さいたま市	595	116.4	+11.42
17	京都市	584	114.3	+30.07
18	静岡市	563	110.2	+51.34
19	熊本市	552	108	+53.33
20	浜松市	539	105.5	-12.21
21	岐阜市	538	105.3	+8.468
22	横浜市	534	104.5	+29.61
23	鹿児島市	529	103.5	+8.18
24	広島市	487	95.3	-53.66
25	福島市	477	93.35	-2.851
26	高松市	452	88.45	-16.3
27	福岡市	421	82.39	+27.96
28	新潟市	412	80.63	-12.34
29	大阪市	408	79.84	+29.52
30	名古屋市	383	74.95	-6.813
31	宮崎市	365	71.43	-31.9
32	相模原市	364	71.23	+8.333
33	山形市	364	71.23	-53.63
34	高知市	361	70.65	+36.23
35	徳島市	346	67.71	+9.494
36	堺市	346	67.71	-57.75
37	山口市	345	67.51	+18.56
38	富山市	343	67.12	-4.986
39	前橋市	322	63.01	-15.26
40	神戸市	310	60.67	-29.55
41	福井市	303	59.3	-12.43
42	青森市	302	59.1	-31.52
43	仙台市	301	58.9	-62.89
44	松山市	290	56.75	+4.693
45	大分市	261	51.08	-49.22
46	秋田市	245	47.95	-37.82
47	岡山市	237	46.38	-63.54
48	那覇市	233	45.6	-34.55
49	水戸市	222	43.44	-66.57
50	長野市	195	38.16	-74.03
51	北九州市	193	37.77	-57.58
52	金沢市	185	36.2	-56.57

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.5	100	+4.167
1	佐賀市	1.15	230	+10.58
2	長崎市	1.04	208	+92.59
3	和歌山市	1.01	202	+20.24
4	松江市	0.94	188	+8.046
5	津市	0.89	178	+178.1
6	奈良市	0.88	176	+49.15
7	岐阜市	0.78	156	+16.42
8	浜松市	0.72	144	+2.857
9	鹿児島市	0.69	138	+32.69
10	高松市	0.64	128	-5.882
11	山口市	0.59	118	+68.57
12	宮崎市	0.59	118	-6.349
13	鳥取市	0.56	112	-5.085
14	高知市	0.55	110	-17.91
15	静岡市	0.55	110	+52.78
16	名古屋市	0.55	110	-1.786
17	新潟市	0.54	108	-33.33
18	福岡市	0.52	104	+8.333
19	岡山市	0.51	102	-13.56
20	横浜市	0.5	100	+28.21
21	東京都区部	0.5	100	+35.14
22	大分市	0.5	100	-35.06
23	神戸市	0.49	98	+22.5
24	札幌市	0.49	98	+6.522
25	富山市	0.49	98	-20.97
26	堺市	0.49	98	-37.97
27	大津市	0.48	96	+33.33
28	福島市	0.47	94	-21.67
29	水戸市	0.46	92	-14.81
30	大阪市	0.46	92	-13.21
31	宇都宮市	0.44	88	-30.16
32	盛岡市	0.41	82	-34.92
33	福井市	0.4	80	-31.03
34	徳島市	0.4	80	-34.43
35	広島市	0.39	78	-9.302
36	山形市	0.36	72	-25
37	千葉市	0.34	68	-30.61
38	仙台市	0.34	68	-40.35
39	京都市	0.34	68	-30.61
40	青森市	0.33	66	-34
41	秋田市	0.33	66	-41.07
42	熊本市	0.33	66	-23.26
43	前橋市	0.33	66	-38.89
44	さいたま市	0.33	66	-36.54
45	金沢市	0.32	64	-44.83
46	那覇市	0.32	64	-23.81
47	相模原市	0.32	64
48	長野市	0.3	60	-51.61
49	松山市	0.3	60	-42.31
50	川崎市	0.29	58	+11.54
51	甲府市	0.27	54	+42.11
52	北九州市	0.26	52	-50

月間購入回数の推移

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切り花の月間支出の現状と今後

全国平均の月間支出額は511円、平均購入回数は0.5回であり、切り花は比較的身近な贈答品や日常の装飾品として継続的に購入されている。前年同月比では+1.996%の微増であり、コロナ禍を経てやや消費が戻りつつある。

支出額の高い都市とその背景

川崎市（1026円）：全国首位で、前年比+126.5%。都市部ながら家庭や商業施設での装飾需要が多いと考えられる。
奈良市（917円）：仏壇文化や伝統的な行事が根強く、前年比+124.2%と大幅増。
和歌山市・松江市・津市：いずれも地方都市ながら700円超の支出。特に津市は前年比+218%と突出しており、季節的な行事や1時的な要因の可能性がある。

これらの都市では、生活文化や信仰心、冠婚葬祭の需要が支出に直結していることが伺える。

購入回数から見る「日常消費性」

佐賀市（1.15回）・長崎市（1.04回）・和歌山市（1.01回）と、1ヶ月に1回以上購入している世帯が目立つ。
全国平均（0.5回）と比較して倍以上の頻度で購入しており、「日常的に花を飾る」「墓3りなどで定期購入する」といった習慣が根付いている地域であることが分かる。
津市（0.89回）や松江市（0.94回）も購入頻度が高く、支出金額と連動している点が特徴。