【健康保持用摂取品】都市別支出ランキングと地域別傾向分析（2025年最新）

2025年4月の健康保持用摂取品の支出は、全国平均1,301円に対し相模原市が4,778円で突出。鹿児島や富山なども高水準。購入回数も岡山や那覇が高く、健康意識の高さや定期的な利用傾向がうかがえる。支出額は上昇傾向にある一方、購入頻度は減少。

健康保持用摂取品の月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年4月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	1301	100	+34.4
1	相模原市	4778	367.3	+899.6
2	鹿児島市	2327	178.9	+530.6
3	富山市	2270	174.5	+155.1
4	那覇市	2138	164.3	+11.01
5	宮崎市	2122	163.1	+117.4
6	札幌市	1819	139.8	+48.01
7	和歌山市	1754	134.8	+207.7
8	奈良市	1577	121.2	+53.7
9	福島市	1561	120	+99.11
10	岡山市	1518	116.7	+16.06
11	広島市	1415	108.8	-11.06
12	横浜市	1363	104.8	+5.988
13	水戸市	1323	101.7	-31.09
14	津市	1284	98.69	+2.967
15	高知市	1270	97.62	+51.91
16	前橋市	1240	95.31	+26.02
17	長野市	1221	93.85	+33.15
18	さいたま市	1123	86.32	+8.293
19	徳島市	1036	79.63	-43.76
20	熊本市	1017	78.17	-44.12
21	東京都区部	983	75.56	+25.22
22	佐賀市	942	72.41	+77.4
23	松江市	937	72.02	-37.95
24	山口市	919	70.64	-22.05
25	青森市	880	67.64	+18.92
26	神戸市	862	66.26	-37.94
27	高松市	850	65.33	-22.23
28	盛岡市	821	63.11	-26.76
29	長崎市	803	61.72	-58.29
30	岐阜市	802	61.64	+98.02
31	福井市	784	60.26	+43.59
32	宇都宮市	782	60.11	+48.67
33	大分市	776	59.65	+50.1
34	鳥取市	774	59.49	-51.99
35	福岡市	768	59.03	-15.88
36	川崎市	721	55.42	-18.07
37	京都市	711	54.65	+42.2
38	新潟市	668	51.35	-63.85
39	金沢市	650	49.96	-57.21
40	甲府市	644	49.5	-38.73
41	北九州市	643	49.42	-24.26
42	千葉市	610	46.89	-28.32
43	山形市	600	46.12	+7.527
44	浜松市	586	45.04	-33.11
45	名古屋市	557	42.81	+8.155
46	大阪市	525	40.35	-58.27
47	堺市	502	38.59	-58.55
48	大津市	491	37.74	-26.05
49	秋田市	414	31.82	-58.93
50	松山市	295	22.67	-73.94
51	静岡市	282	21.68	-70.84
52	仙台市	112	8.609	-94.69

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年4月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.22	100	-4.348
1	岡山市	0.4	181.8	+90.48
2	那覇市	0.39	177.3	+14.71
3	富山市	0.37	168.2	+5.714
4	相模原市	0.36	163.6	+157.1
5	広島市	0.34	154.5	-41.38
6	高知市	0.32	145.5	-3.03
7	川崎市	0.31	140.9	+34.78
8	さいたま市	0.31	140.9	-3.125
9	宮崎市	0.29	131.8	+61.11
10	青森市	0.26	118.2	+62.5
11	熊本市	0.26	118.2	-25.71
12	徳島市	0.26	118.2	+8.333
13	奈良市	0.26	118.2	+18.18
14	長野市	0.24	109.1	-17.24
15	神戸市	0.24	109.1	-25
16	津市	0.24	109.1	+14.29
17	松江市	0.24	109.1	-11.11
18	鳥取市	0.23	104.5	-32.35
19	水戸市	0.23	104.5	-20.69
20	宇都宮市	0.23	104.5	+35.29
21	大分市	0.23	104.5	+35.29
22	長崎市	0.22	100	-52.17
23	秋田市	0.22	100	-18.52
24	福岡市	0.22	100	-4.348
25	盛岡市	0.22	100	-21.43
26	横浜市	0.22	100	-12
27	札幌市	0.22	100	-37.14
28	新潟市	0.22	100	+57.14
29	山口市	0.22	100	-4.348
30	東京都区部	0.21	95.45	+10.53
31	千葉市	0.21	95.45	+31.25
32	高松市	0.2	90.91	-37.5
33	福井市	0.2	90.91	+185.7
34	前橋市	0.2	90.91	-23.08
35	甲府市	0.19	86.36	-32.14
36	北九州市	0.19	86.36	-5
37	浜松市	0.17	77.27	-43.33
38	福島市	0.16	72.73	+14.29
39	岐阜市	0.16	72.73	+77.78
40	大阪市	0.15	68.18	-54.55
41	京都市	0.15	68.18	-16.67
42	鹿児島市	0.14	63.64	-17.65
43	山形市	0.14	63.64	-36.36
44	佐賀市	0.14	63.64	-22.22
45	松山市	0.13	59.09	-13.33
46	堺市	0.13	59.09	-55.17
47	名古屋市	0.13	59.09	-23.53
48	金沢市	0.12	54.55	+9.091
49	大津市	0.11	50	-47.62
50	静岡市	0.1	45.45	-47.37
51	仙台市	0.1	45.45	-54.55
52	和歌山市	0.07	31.82	-41.67

月間購入回数の推移

家計調査家計収支編二人以上の世帯詳細結果表 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。　家計調査の結果は、我が国の景気動向の把握、生活保護基準の検討などの基礎資料として利用のほか、地方公共団体、民間の会社な...

カテゴリー

食料野菜・果実肉・魚家庭被服・履物医療・交通教育・教養

保健医療保健医療品診療代・入院料交通費自動車等関係費自動車等維持通信費

保健医療医薬品感冒薬胃腸薬栄養剤外傷・皮膚病薬健康保持用摂取品

詳細なデータとグラフ

小売物価統計調査小売物価統計調査（動向編） | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

小売物価統計調査は、消費者物価指数やその他物価に関する基礎資料を得ることを目的とした調査です。毎月、全国的規模で国民の消費生活上重要な財の小売価格、サービスの料金及び家賃を、店舗及び世帯を対象に調査しています。調査結果は、年金等の給付見直し...

健康保持用摂取品の月間支出の現状と今後

健康保持用摂取品とは、ビタミン剤やプロテイン、栄養補助食品など、病気治療というよりは健康維持や体調管理を目的に摂取される製品群を指します。日本におけるこれらの支出は、近年ますます注目を集めており、生活習慣病予防やアンチエイジング志向の高まりとともに需要が増しています。本章では2025年4月時点の全国と都市別の支出状況、そしてその背景について考察します。

相模原市の圧倒的トップとその背景

2025年4月のデータでは、相模原市の支出額は4,778円と、全国平均1,301円の約3.7倍と突出しています。前年比+899.6%という急激な上昇は異常値にも見え、地元企業のキャンペーンや新たな健康ブーム、あるいは高価格帯の製品群への移行など、地域特有のトレンドの存在が示唆されます。

また、購入回数も0.36回（全国比約1.6倍）と高く、定期的な利用が浸透していることがうかがえます。

9州・北陸・沖縄エリアの高支出都市

鹿児島市（2,327円、+530.6%）や富山市（2,270円、+155.1%）、那覇市（2,138円、+11.01%）、宮崎市（2,122円、+117.4%）など、相模原市に続く上位には地方都市が並びます。これらの都市に共通するのは、医療へのアクセスに1定の制限があること、および高齢化率の高さです。結果として、医療依存を減らし、自助努力による健康管理への関心が支出を押し上げている可能性があります。

北海道・関西圏でも健闘する都市

札幌市（1,819円、+48.01%）や和歌山市（1,754円、+207.7%）なども高水準の支出を記録しています。寒冷な気候は免疫力への意識を高める要因となり、ビタミン補給や滋養強壮用サプリの使用が定着していると考えられます。

和歌山市では前年比が2倍以上となっており、年齢層の高い世帯や女性層の利用が増えた可能性が高いです。

東北・中部地方の堅調な利用傾向

福島市（1,561円）や岡山市（1,518円）も全国平均を大きく上回っており、特に岡山市では購入回数が0.4回と全国最高です。これは、定期購入やサブスクリプション型の健康食品利用者が多い地域であることを示しており、消費スタイルがより「サービス化」している都市の1例です。

購入回数から見る実態消費

平均購入回数が全国で0.22回と控えめなのに対し、岡山市（0.4回）、那覇市（0.39回）、富山市（0.37回）、相模原市（0.36回）などは高頻度を示しており、継続性とリピート性が高いことがわかります。これらの都市では「健康補助摂取品＝ライフスタイルの1部」として根付いている可能性があります。