仕送り金の都市別ランキング|さいたま市トップ、金沢市は大幅増加

諸雑費

2025年4月時点の仕送り金の全国平均は1万1,120円で、さいたま市(5万3,290円)、山形市(3万9,180円)、山口市(3万4,070円)が上位。前年同月比では金沢市の+751.7%や熊本市の+367.6%など大幅増加が目立つ。仕送り回数は水戸市や山形市で多く、都市ごとに家族間の経済支援の習慣や地域特性が異なることがうかがえる。仕送りは都市部・地方問わず生活支援の重要な要素だ。

仕送り金の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[万円]全国比[%]前年同月比[%]
全国1.112100-7.362
1さいたま市5.329479.1+323
2山形市3.918352.2+352.4
3山口市3.407306.2+202.5
4熊本市3.338300+367.6
5金沢市3.205288.1+751.7
6静岡市2.727245.2-26.45
7鳥取市2.608234.5+272.6
8宇都宮市2.408216.4+59.92
9富山市2.241201.4-46.63
10高知市2.162194.3+196.3
11奈良市2.083187.3+288.6
12浜松市1.892170.1-38.16
13水戸市1.878168.8+1412
14高松市1.873168.4-12
15松山市1.744156.7-22.53
16岐阜市1.744156.7+616.9
17鹿児島市1.741156.5+92.55
18福井市1.695152.3+255.7
19長野市1.668149.9-51.93
20前橋市1.577141.8+387.8
21秋田市1.576141.7+138.6
22福島市1.534137.9+239.7
23徳島市1.509135.6+149.6
24名古屋市1.478132.9+108.1
25新潟市1.461131.3-60.21
26岡山市1.432128.7+414.2
27松江市1.402126-49.59
28広島市1.191107-85.08
29横浜市0.93283.8+7.421
30津市0.85476.74+129.9
31那覇市0.65959.27+40.16
32北九州市0.60954.76+55.85
33青森市0.60154.03-57.54
34宮崎市0.55149.5-30.07
35大津市0.50645.52-65.16
36盛岡市0.47142.33-50.93
37大阪市0.31728.49+307.3
38仙台市0.31728.45-85.69
39東京都区部0.26223.56-21.76
40堺市0.24221.74+447.1
41甲府市0.2320.65-41.6
42札幌市0.15213.64-87.83
43福岡市0.13512.15-91.92
44千葉市0.1059.457-91.31
45佐賀市0.1019.044+96.48
46川崎市0.08297.452-88.77
47相模原市0.06726.041+2140
48和歌山市0.05815.223-4.441
49長崎市0.05054.54-98.91
50京都市0.03523.164-91.93
51大分市0.03262.931-98.25
52神戸市0.00730.656-61.98

月間支出の推移

仕送り金の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.13100-7.143
1水戸市0.38292.3+123.5
2山形市0.35269.2+66.67
3松山市0.31238.5+210
4長野市0.3230.8+42.86
5金沢市0.29223.1+141.7
6静岡市0.28215.4
7松江市0.28215.4-9.677
8熊本市0.27207.7+92.86
9山口市0.26200-13.33
10福島市0.25192.3+127.3
11鳥取市0.24184.6+84.62
12富山市0.23176.9+4.545
13宮崎市0.22169.2-26.67
14鹿児島市0.21161.5+61.54
15高知市0.19146.2-17.39
16高松市0.19146.2-40.63
17秋田市0.18138.5+28.57
18那覇市0.17130.8+70
19広島市0.17130.8+183.3
20前橋市0.17130.8+21.43
21津市0.16123.1+60
22徳島市0.16123.1+45.45
23宇都宮市0.16123.1-30.43
24奈良市0.16123.1+23.08
25北九州市0.16123.1+60
26青森市0.15115.4-51.61
27盛岡市0.15115.4+7.143
28浜松市0.15115.4-54.55
29新潟市0.15115.4-40
30堺市0.13100+116.7
31大阪市0.1184.62+83.33
32さいたま市0.1184.62-31.25
33横浜市0.176.92-9.091
34大津市0.176.92-41.18
35和歌山市0.176.92+66.67
36名古屋市0.176.92+42.86
37仙台市0.0969.23-67.86
38東京都区部0.0861.54+60
39岐阜市0.0861.54+33.33
40福岡市0.0753.85-30
41千葉市0.0753.85+75
42福井市0.0646.15-66.67
43大分市0.0646.15-72.73
44長崎市0.0538.46-61.54
45川崎市0.0538.46+66.67
46岡山市0.0538.46-58.33
47甲府市0.0430.77-60
48札幌市0.0430.77-33.33
49佐賀市0.0430.77-20
50相模原市0.0323.08+200
51京都市0.0323.08-72.73
52神戸市0.017.692-50

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

仕送り金の月間支出の現状と今後

仕送り金は、主に家庭内や親戚間で行われる経済的支援の1形態で、学生や遠方に住む家族への送金が中心です。生活費の補助や教育費、医療費などの目的で利用され、支出額は地域の経済状況や家族構成、文化的慣習に大きく影響されます。


仕送り金の全国平均と上位都市の特徴

2025年4月の仕送り金全国平均は約1万1,120円ですが、都市別には大きな差があります。

順位 都市名 支出額(円) 前年同月比増減率
1 さいたま市 53,290 +323.0%
2 山形市 39,180 +352.4%
3 山口市 34,070 +202.5%
4 熊本市 33,380 +367.6%
5 金沢市 32,050 +751.7%
6 静岡市 27,270 -26.45%
7 鳥取市 26,080 +272.6%
8 宇都宮市 24,080 +59.92%
9 富山市 22,410 -46.63%
10 高知市 21,620 +196.3%

このように、さいたま市を筆頭に地方都市も多くランクインしており、都市部と地方での支出に地域差が見られます。特に金沢市の+751.7%増加は突出しており、何らかの特別な要因(経済状況の変化や家族構成の影響)があったと推察されます。


支出回数の地域差と傾向

仕送り金の月間平均支出回数は全国で0.13回と少数回数ですが、地域によって違いがあります。

都市名 月間支出回数 前年比増減率
水戸市 0.38回 +123.5%
山形市 0.35回 +66.67%
松山市 0.31回 +210%
長野市 0.30回 +42.86%
金沢市 0.29回 +141.7%
静岡市 0.28回
松江市 0.28回 -9.68%
熊本市 0.27回 +92.86%
山口市 0.26回 -13.33%
福島市 0.25回 +127.3%

支出回数が多い都市は水戸市や山形市など、仕送りの習慣が根強く定着している地域と考えられます。回数の増加は頻繁な経済支援が行われていることを示し、家族間の関係性や社会的背景が影響しています。


仕送り金支出増減の背景と要因

  • 増加が著しい都市(さいたま市、金沢市、熊本市など)では、経済的余裕の拡大、家族構成の変化(子どもの独立や学生の増加)、あるいは遠隔地への支援需要が増えた可能性があります。

  • 減少した静岡市や富山市などは、経済環境の悪化や人口減少、仕送りを受ける側の自立などが要因と考えられます。

  • 新型コロナ禍の影響やリモートワークの普及による地域間の経済循環の変化も影響している可能性があります。


地域特性による仕送りの役割の違い

地方都市や中小都市では、仕送りが生活費や教育費の重要な補助として機能しやすいのに対し、都市部では親世代からの支援や子世代の独立支援としての側面が強まる傾向にあります。

また、人口減少が進む地域では、仕送りが地域社会の絆を維持する役割を果たすこともあり、地域経済の安定に寄与しています。


今後の展望と家計への影響

今後も少子高齢化や地域間格差の拡大に伴い、仕送り金は家計における重要な支出項目として注目されます。家族形態の多様化や遠距離家族の増加により、支出額・回数とも増加傾向が続く可能性があります。

1方で、仕送りの負担を軽減するための公的支援や社会的ネットワークの拡充も求められるでしょう。


まとめ

仕送り金は、都市部・地方問わず家計における重要な経済支援の手段です。地域差が大きいものの、近年は多くの都市で増加傾向にあり、家族間のつながりや地域経済の維持に不可欠な役割を果たしています。今後は社会構造の変化に対応した支援策も重要になります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました