中部・北越地方のバナナ価格は福井市が253円/kgと高く、名古屋市や松本市も高価格帯です。一方で長野市や浜松市は低価格傾向にあります。価格は物流費や地域の消費傾向で変動し、前月比・前年同月比ともに上昇と下落が混在しています。今後も地域差が続くと予想されます。
バナナの卸売り市場価格
バナナの高い順
福井市 | 名古屋市 | 松本市 | 新潟市 | 静岡市 | 金沢市 | 岐阜市 | 甲府市 | 浜松市 | 長野市 | |
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最新 | 2023年12月 | 2025年4月 | 2021年12月 | 2023年12月 | 2023年12月 | 2025年4月 | 2023年12月 | 2021年12月 | 2023年12月 | 2021年12月 |
最大期 | 2023年7月 | 2024年8月 | 2016年6月 | 2023年5月 | 2018年6月 | 2024年10月 | 2023年11月 | 2016年6月 | 2023年10月 | 2016年6月 |
最新値[円/kg] | 253 | 238.3 | 237 | 229 | 228 | 227.7 | 225 | 216 | 209 | 194 |
最大値[円/kg] | 273 | 250 | 243 | 234 | 287 | 264.3 | 236 | 259 | 226 | 217 |
前月比[%] | -2.692 | +1.275 | +1.282 | -4.202 | +4.917 | -4.661 | -0.9174 | -0.4762 | -3.483 | |
前年同月比[%] | +1.606 | +8.991 | +3.947 | +6.512 | +4.587 | -5.268 | +6.635 | +3.846 | +1.456 | +6.011 |
バナナの推移

最新の価格データ

その他のデータとグラフ
バナナの価格についての推移と展望
中部・北越地方は日本の中でも経済・物流が発達した地域ですが、都市や産地によって流通環境や消費動向に違いがあります。バナナの価格は輸入品であるため、輸送費や物流効率、地域の消費習慣が価格形成に大きく影響します。
都市別の価格状況(2025年4月時点)
主要都市のバナナ価格(1kgあたり)は以下の通りです。
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高価格帯:福井市(253円)、名古屋市(238.3円)、松本市(237円)
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中価格帯:新潟市(229円)、静岡市(228円)、金沢市(227.7円)、岐阜市(225円)
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低価格帯:甲府市(216円)、浜松市(209円)、長野市(194円)
福井市が突出して高価格であり、名古屋・松本も比較的高めの水準です。一方で長野市や浜松市は低価格傾向にあります。
価格の変動傾向と注目ポイント
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前月比の動向福井市(-2.692%)、静岡市(-4.202%)、岐阜市(-4.661%)、長野市(-3.483%)など、複数の都市で価格が下落しています。一方、名古屋市(+1.275%)、松本市(+1.282%)、金沢市(+4.917%)は価格上昇。
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前年同月比ほぼ前月比と同様の動きがみられ、価格の上下が一定期間続いていることを示唆しています。
これらは季節的要因や物流コストの変動、地域ごとの需要変動が主な要因と考えられます。
地域別の特色と背景
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福井市:価格が高めに推移している背景には、流通距離や物流コストの影響が強いと考えられます。また、地元スーパーの価格政策も一因。
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名古屋市・松本市・金沢市:都市圏で消費量が多く、価格上昇傾向が続く地域。購買力が強いため高品質・高価格商品が求められやすい。
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長野市・浜松市:比較的価格が抑えられ、地域の消費者に対して価格競争が激しいことが見て取れます。
今後の展望と予想
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輸入依存度の高い果物であるバナナは、為替変動や輸送費の影響を強く受けやすいため、世界的な物流状況や燃料価格に左右されやすい。
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中部・北越地方は物流網が発達しているものの、都市間の価格差は今後も残る可能性が高い。
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地域ごとの販売戦略や季節変動を踏まえ、価格の安定化や小幅な変動に留まることが期待される。
まとめ
中部・北越地方のバナナ価格は都市ごとに大きな差があり、福井市の高価格が特徴的です。物流コストや消費者の購買力の違いが価格に反映されており、今後も地域ごとに異なる動きが見られるでしょう。
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