ワカメ支出ランキング|盛岡市が全国トップ!地域別の消費傾向を解説

乾物・大豆

わかめの月間支出は全国平均166円。盛岡市が401円と圧倒的首位で、山形市や相模原市も高支出を記録。購入頻度も盛岡市は1.52回と全国平均の2.5倍以上。東北地方を中心に消費が活発で、和食文化や健康志向が影響している。一方、仙台市など一部では購入頻度が減少傾向。

ワカメの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国143100-0.694
1鳥取市669467.8+170.9
2福井市348243.4+205.3
3前橋市343239.9+73.23
4盛岡市265185.3+15.72
5長野市224156.6-17.34
6山形市208145.5+6.122
7宇都宮市196137.1+24.05
8相模原市193135+16.27
9福島市187130.8-30.22
10金沢市186130.1+141.6
11仙台市185129.4-27.45
12静岡市180125.9+46.34
13千葉市179125.2+32.59
14秋田市172120.3+30.3
15福岡市170118.9-44.26
16堺市168117.5+82.61
17水戸市155108.4-25.84
18岡山市154107.7-7.784
19東京都区部150104.9+13.64
20青森市148103.5-0.671
21熊本市147102.8-2
22津市146102.1+30.36
23京都市143100+20.17
24宮崎市14299.3+111.9
25浜松市13896.5-3.497
26横浜市13695.1-7.483
27長崎市13594.41-6.25
28川崎市13594.41-24.16
29松江市13393.01+1.527
30高松市13292.31-0.752
31名古屋市13090.91-8.451
32徳島市12788.81-28.65
33広島市12688.11+48.24
34北九州市12688.11-16
35鹿児島市12587.41+20.19
36甲府市12486.71-2.362
37奈良市12083.92-16.67
38さいたま市12083.92-9.091
39大津市11983.22+25.26
40新潟市11278.32-17.04
41大阪市11076.92+46.67
42富山市10875.52-1.818
43佐賀市10774.83+8.081
44山口市10472.73-7.143
45札幌市10372.03-25.9
46松山市9868.53+11.36
47高知市9767.83-3.96
48大分市9465.73-16.81
49岐阜市9062.94+2.273
50和歌山市6646.15-33.33
51那覇市6545.45-5.797
52神戸市5135.66-70.86

月間支出の推移

ワカメの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.53100-3.636
1盛岡市1.11209.4-9.016
2秋田市0.91171.7+18.18
3長野市0.86162.3-28.93
4山形市0.81152.8-10
5仙台市0.81152.8-14.74
6宇都宮市0.75141.5+22.95
7前橋市0.74139.6-11.9
8静岡市0.73137.7+52.08
9青森市0.7132.1+2.941
10福島市0.7132.1-39.13
11相模原市0.68128.3+6.25
12堺市0.68128.3+106.1
13福岡市0.62117-38
14福井市0.62117+24
15浜松市0.62117
16千葉市0.58109.4+13.73
17水戸市0.55103.8-14.06
18鹿児島市0.54101.9+12.5
19長崎市0.53100-7.018
20鳥取市0.5298.11-23.53
21富山市0.5298.11+10.64
22甲府市0.5196.23-10.53
23津市0.5196.23+8.511
24広島市0.5196.23+30.77
25名古屋市0.5196.23-13.56
26金沢市0.594.34+38.89
27松江市0.594.34+16.28
28東京都区部0.594.34-3.846
29高知市0.4992.45-2
30川崎市0.4992.45-12.5
31横浜市0.4890.57-15.79
32岡山市0.4890.57-37.66
33奈良市0.4890.57-11.11
34京都市0.4890.57+33.33
35松山市0.4788.68-7.843
36徳島市0.4788.68-12.96
37宮崎市0.4788.68+17.5
38さいたま市0.4686.79-9.804
39熊本市0.4584.91-13.46
40岐阜市0.4584.91+4.651
41山口市0.4584.91-2.174
42高松市0.4381.13-15.69
43新潟市0.4381.13-20.37
44大分市0.4279.25-6.667
45北九州市0.4279.25-38.24
46佐賀市0.3973.58+39.29
47大阪市0.3871.7+22.58
48大津市0.3464.15-10.53
49札幌市0.3260.38-28.89
50和歌山市0.2750.94-32.5
51神戸市0.2445.28-67.12
52那覇市0.2241.51-21.43

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

ワカメの月間支出の現状と今後

わかめは味噌汁や酢の物、サラダなど和食に幅広く使われ、日常的な食材として親しまれています。そのため、家庭での消費傾向には地域の食文化や調理スタイルが色濃く反映され、都市ごとの支出額や購入頻度に顕著な違いが見られます。


支出額トップ ― 盛岡市が断トツの首位

2025年4月時点での全国平均支出額は166円に対し、盛岡市は401円と圧倒的な支出額を記録しています。前年比も+64.34%と大幅な上昇であり、地元でのわかめ需要の高さが明らかです。東北地方は伝統的に乾物や海藻の使用が多く、保存性のある食品への依存が高い文化的背景も支出に反映されています。


高支出地域の特徴 ― 山形・相模原・秋田など

盛岡市に次いで支出が高いのは山形市(259円)相模原市(242円)、秋田市(217円)と、いずれも全国平均を大きく上回っています。これらの都市では購入頻度も高く、山形市は1.04回、秋田市は1.05回と全国平均(0.59回)を大きく上回ります。相模原市は購入回数0.77回ながら支出額が高く、単価の高い商品の購入が主である可能性が示唆されます。


西日本と都市部の動向 ― 大阪・神戸・千葉

大阪市(213円)神戸市(197円)、千葉市(198円)といった大都市圏でも、わかめの支出は高めで、大阪市は前年比+119.6%と非常に大きな伸びを示しています。家庭での健康志向や和食回帰の影響、また価格上昇が重なったと考えられます。


購入頻度の傾向と消費意識の変化

全国平均の購入頻度は0.59回であるのに対し、盛岡市は1.52回と突出して高く、これは月に1.5回以上わかめを購入していることを意味します。東北・信越地方では比較的頻繁に海藻を摂取する文化があり、これは健康や腸内環境への配慮からも支持されています。

1方で仙台市や長野市などでは購入頻度が減少傾向にあり(例:仙台市は-34.45%)、わかめ以外の食材へのシフトや購買行動の変化が見られる都市も存在します。


今後の展望と地域ごとの市場対応

わかめは乾物としての保存性の高さ、栄養価、汎用性などから今後も1定の需要が見込まれますが、特に高齢化が進む地域では健康志向とともに消費が堅調に推移する可能性があります。メーカーや販売者は、地域ごとの嗜好に応じた商品展開(味付け・カット済み・即食型など)を通じて市場を広げる余地があります。

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