【2025年版】メモリーカード128GB価格推移|高騰要因と地域差まとめ!

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メモリーカードプリンタ用インク

2025年4月時点、128GBメモリーカードの全国平均は0.989万円。地方都市では物流コストや実店舗依存により価格が上昇し、長崎や佐賀では1.3万円超。一方、和歌山や京都では0.5万円台と低水準。為替や半導体価格、地域の流通事情が価格差に大きく影響している。

電気製品の都市別小売価格

メモリーカード価格の高い都市

2025年4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
名称 平均 長崎 佐賀 札幌 静岡 大分 鹿児島 秋田 高知 松山 盛岡
最新値[万円] 0.989 1.383 1.374 1.362 1.356 1.346 1.335 1.324 1.317 1.298 1.287
平均比[%] 100 139.9 138.9 137.7 137.1 136.1 135 133.8 133.1 131.2 130.1
前年月同比[%] -1.409 +14.33 +10.56 +4.738 +14.13 +19.22 +3.73 +6.271 +2.632

メモリーカード価格の低い都市

2025年4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
名称 平均 和歌山 甲府 京都 富山 長野 大津 広島 宮崎 高松 松江
最新値[万円] 0.989 0.469 0.548 0.596 0.61 0.661 0.663 0.685 0.694 0.7 0.711
平均比[%] 100 47.4 55.39 60.25 61.7 66.77 67.02 69.22 70.14 70.77 71.84
前年月同比[%] -1.409 -0.34 +7.939 -3.871 +1.227 -37.57 +1.423 -12.83 -6.104 -2.818 +0.995

 

これまでのパソコン関連の推移

メモリーカードの小売り価格
最新のデータ

 

詳細なデータとグラフ

 

メモリーカードの現状と今後

スマートフォンの高解像度化、動画撮影の1般化、データ保存の外部依存の高まりにより、128GB程度のメモリーカード(主にSDカードやmicroSDカード)は家庭・業務問わず日常必需品となっています。その価格推移や地域差は、消費者の行動や流通構造、さらには地理的要因まで反映する興味深い指標となっています。


全国平均と高価格都市の傾向

2025年4月時点での全国平均は0.989万円(約9,890円)。これは前年よりやや上昇しています。特に価格が高い都市は以下の通りです:

  • 長崎:1.383万円(前年比+14.33%)

  • 佐賀:1.374万円(+10.56%)

  • 札幌:1.362万円(+4.74%)

  • 静岡:1.356万円(+14.13%)

  • 大分:1.346万円(+19.22%)

  • 鹿児島、秋田、高知、松山、盛岡も1.3万円前後で推移

特徴と背景:

  1. 大手量販店の展開が限定的:地方都市では競合が少なく、地元店舗による価格設定が強く働きやすい。

  2. オンライン注文より対面購入傾向が強い:特に高齢化率の高い地域では実店舗需要が根強い。

  3. 輸送・物流コストの上乗せ:北海道・9州では流通コストが本州より高くなりがち。

  4. 観光地や地方都市の需要の変化:観光地では旅行客の突発的需要に合わせて利益率が高く設定されるケースもある。


価格が安い都市の分析と傾向

1方、価格が低い都市は以下の通りです:

  • 和歌山:0.469万円(前年比-0.34%)

  • 甲府:0.548万円(+7.94%)

  • 京都:0.596万円(-3.87%)

  • 富山、長野、大津、広島、宮崎、高松、松江も軒並み0.7万円未満

特徴と背景:

  1. 価格競争が激しい地域:京都や広島のように大型家電量販店が集中する都市では、販売競争によって価格が押し下げられている。

  2. オンライン価格との連動:都市部近郊では、実店舗がネット価格を意識して価格を調整する傾向が強い。

  3. 中古や並行輸入の流通が活発:甲府や富山ではネット経由の購入が進み、実店舗でも価格を抑える工夫がされている。

  4. 在庫調整・型落ち製品の特価販売:長野(前年比-37.57%)などは急落しており、セールや型落ちモデルの影響があると推測されます。


価格上昇・下落の要因分析

上昇要因:

  • 円安の影響:輸入品であるメモリーカードは、為替の変動によって価格が直撃される。

  • 半導体価格の回復:2023年後半から半導体価格が底を打ち、再び上昇に転じている。

  • 需要回復:写真・動画の高画質化によるストレージ需要の拡大。

  • 地方店舗での買い控え解除:コロナ禍で購買を抑えていた層が再び需要を伸ばしている可能性。

下落要因:

  • 新モデル登場による価格調整:上位モデル(256GBや512GB)の登場により128GBが値下げ。

  • ネット販売との競争激化:ネットでは海外流通品の安売りが1般化し、地方を除き価格が抑えられている。

  • 特売やポイント還元:都市部では販売促進策により実質価格が下がっている。


都市別の消費構造とメモリーカード価格

  • 長崎・佐賀・静岡など:ネット販売よりも地元店舗志向が強く、価格が高止まりしやすい。

  • 和歌山・甲府・京都など:価格重視の買い方が根付き、比較・情報収集に積極的。

  • 北海道・9州の1部:離島・半島地域は輸送コストがネックに。

  • 広島や長野:1時的な在庫処分セール等の要因で価格が大きく動く傾向がある。


今後の展望と市場の変化

  • 価格のさらなる2極化が予想されます。地方は値上がり、都市部は低価格維持または下落。

  • クラウド保存との棲み分け:クラウドストレージ普及により、メモリーカードの用途が「1時保存」や「オフライン用途」へと限定されつつあります。

  • 新技術への移行:UHS-IIやV90対応など高性能モデルが主流になり、標準128GBの価格は中長期的に下落傾向が続く可能性も。

 

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