【2025年版】メモリーカード128GB価格推移|高騰要因と地域差まとめ!

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メモリーカードプリンタ用インク

日本のメモリーカード(128GB)小売価格は2024年から2025年にかけ平均0.992万円。長崎や静岡で価格上昇が目立つ一方、京都や長野では大幅下落。原材料費高騰、円安、需要増加が価格上昇を後押ししています。今後は地域間価格差拡大とネット通販活用が鍵となります。

電気製品の都市別小売価格

メモリーカード価格の高い都市

2025年3月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
名称 平均 長崎 静岡 佐賀 鹿児島 秋田 高知 松山 札幌 盛岡 大分
最新値[万円] 0.992 1.383 1.356 1.341 1.335 1.324 1.308 1.298 1.295 1.287 1.287
平均比[%] 100 139.5 136.7 135.2 134.6 133.5 131.8 130.9 130.5 129.8 129.8
前年月同比[%] 0.46 25.14 14.13 10.8 4.175 4.947 5.189 0 -0.423 2.632 13.96

メモリーカード価格の低い都市

2025年3月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
名称 平均 和歌山 甲府 京都 富山 長野 大津 広島 宮崎 高松 松江
最新値[万円] 0.992 0.489 0.548 0.608 0.61 0.661 0.663 0.685 0.694 0.7 0.711
平均比[%] 100 49.29 55.24 61.3 61.53 66.59 66.84 69.03 69.95 70.58 71.65
前年月同比[%] 0.46 3.911 7.939 -14.12 -0.586 -37.57 6.868 -11.65 -6.104 -3.168 0.995

 

これまでのパソコン関連の推移

メモリーカードの小売り価格
最新のデータ

 

詳細なデータとグラフ

 

メモリーカードの現状と今後

2024年から2025年にかけて、日本のメモリーカード(128GB)の平均小売価格は0.992万円(約9,920円)となりました。もともと記憶媒体は技術革新により価格低下が進む市場ですが、今回の期間では地域によって大きなばらつきが見られます。

これまでメモリーカード市場では、

  • 技術進化(高速・大容量化)による価格低下

  • 需要増加(スマートフォン・カメラ・ドローン用途)による底堅い需要が並行して進んでいました。しかし近年は、原材料費高騰や物流の制約など、外的要因による価格上昇の局面が目立つようになっています。

 都市別に見るメモリーカード価格の特徴

高額地域の傾向

長崎(1.383万円)、静岡(1.356万円)、佐賀(1.341万円)、鹿児島(1.335万円)、秋田(1.324万円)と続きます。これらの地域では、前年同期比で長崎(+25.14%)、静岡(+14.13%)など、大幅な価格上昇が見られます。

要因としては、

  • 離島・地方都市での物流コスト増大

  • 競争環境が限られているため価格維持がしやすい市場構造が挙げられます。また、地方では大型家電量販店の店舗数が限られ、ネット通販に頼らない層が価格上昇に影響されやすいという側面もあります。

低額地域の傾向

一方、和歌山(0.489万円)、甲府(0.548万円)、京都(0.608万円)、富山(0.61万円)などが、低額地域に位置しています。特に京都では前年同期比-14.12%、長野では-37.57%と、急激な価格下落がみられました。

この背景には、

  • 都市部周辺での店舗間競争の激化

  • ネット通販普及によりリアル店舗でも価格引き下げ圧力

  • 在庫処分セールや型落ち製品の流通拡大などが影響しています。

特徴的なポイント

長野県では前年比-37.57%と突出した下落率を示しており、これは他地域と比較して異例の変動幅です。おそらく、特定メーカーの価格政策変更や、流通業者の在庫処分が大規模に行われたことが推測されます。

 最近の価格上昇要因

  1. 原材料費の上昇 フラッシュメモリー(NAND型フラッシュ)に使われる半導体素材の価格が、ここ数年で世界的に上昇しており、製品価格にも影響が及んでいます。

  2. 円安進行 輸入品であるメモリーカードは、円安が進むとコストが増加します。2024年から2025年にかけての為替動向も、価格押し上げ要因となりました。

  3. 需要の高まり 高画質動画(4K・8K撮影)やデータ保存需要の増加により、より高性能なメモリーカード(UHS-II対応など)への需要が強まり、高価格モデル中心に販売がシフトしています。

  4. 小売環境の変化 物流費高騰を受け、全国均一価格での販売が難しくなり、地方都市では価格転嫁が進みやすい傾向が見られます。また、リアル店舗ではサービス付加(例:保証延長)による単価アップも起きています。

 今後の展望と課題

今後もメモリーカード市場は技術革新による大容量・高速化が進みますが、原材料費や物流費の影響を受けるため、価格の上昇と下落が地域差を伴って継続する見通しです。特に、離島や地方都市と、都市圏中心部での価格差は拡大する可能性が高く、消費者側にはネット通販や価格比較の活用がより重要になります。また、メーカー側も、流通コストを抑える新たな販路戦略が求められるでしょう。

 

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