ブリの支出ランキング2025：富山・長崎・大津が高水準の背景分析

2025年4月のブリの全国平均支出は218円で、前年より約16%減少した。富山市や長崎市、大津市など北陸・九州・近畿の一部地域で支出額と購入頻度が高く、地元の漁業資源や食文化が影響している。全国的には消費減少傾向が見られ、地域差が大きい状況である。

ブリの月間支出ランキング（二人以上世帯）

2025年9月

降順昇順

	都市名	支出額[円]	全国比[%]	前年同月比[%]
	全国	153	100	-22.34
1	富山市	407	266
2	金沢市	360	235.3	+40.63
3	鹿児島市	331	216.3	-11.02
4	松江市	275	179.7	-12.97
5	大津市	268	175.2	-20
6	新潟市	249	162.7	+41.48
7	奈良市	248	162.1	-24.85
8	佐賀市	245	160.1	-8.922
9	高松市	232	151.6	-33.9
10	福井市	228	149	+7.547
11	大分市	226	147.7	+68.66
12	京都市	226	147.7	-32.54
13	相模原市	224	146.4	+3.704
14	大阪市	216	141.2	-33.94
15	長崎市	209	136.6	-23.72
16	山口市	197	128.8	-13.22
17	神戸市	196	128.1	-43.52
18	徳島市	189	123.5	-32.98
19	川崎市	186	121.6	-28.74
20	東京都区部	177	115.7	-24.03
21	宮崎市	169	110.5	-1.17
22	長野市	167	109.2	-18.54
23	福岡市	162	105.9	+4.516
24	鳥取市	153	100	-37.55
25	広島市	153	100	-37.8
26	北九州市	149	97.39	-49.32
27	津市	148	96.73	-46.57
28	高知市	147	96.08	-48.78
29	堺市	135	88.24	-51.26
30	秋田市	134	87.58	-9.459
31	仙台市	133	86.93	+90
32	松山市	130	84.97	-50.57
33	横浜市	128	83.66	-43.11
34	熊本市	125	81.7	-32.8
35	宇都宮市	121	79.08	-16.55
36	さいたま市	116	75.82	-44.5
37	岡山市	115	75.16	-71.39
38	岐阜市	110	71.9	-60.29
39	和歌山市	108	70.59	-53.65
40	盛岡市	106	69.28	-18.46
41	水戸市	104	67.97	+4
42	静岡市	97	63.4	-37.82
43	山形市	96	62.75	-56.56
44	千葉市	96	62.75	-48.66
45	浜松市	95	62.09	-69.45
46	青森市	80	52.29	-56.04
47	名古屋市	72	47.06	-62.89
48	福島市	71	46.41	-28.28
49	前橋市	71	46.41	+5.97
50	札幌市	62	40.52	-73.28
51	那覇市	25	16.34	-59.68
52	甲府市	23	15.03	-76.29

月間支出の推移

世帯当りの月間購入回数

2025年9月

降順昇順

	都市名	購入回数[回]	全国比	前年同月比[%]
	全国	0.33	100	-23.26
1	富山市	1.04	315.2	+4
2	金沢市	0.84	254.5	+31.25
3	鹿児島市	0.73	221.2	-18.89
4	新潟市	0.61	184.8	+29.79
5	大津市	0.54	163.6	-33.33
6	大分市	0.51	154.5	+59.38
7	高松市	0.5	151.5	-26.47
8	福井市	0.49	148.5	+8.889
9	大阪市	0.48	145.5	-22.58
10	京都市	0.48	145.5	-29.41
11	秋田市	0.47	142.4	+11.9
12	佐賀市	0.46	139.4	-9.804
13	長野市	0.45	136.4	+2.273
14	奈良市	0.45	136.4	-21.05
15	松江市	0.44	133.3	-32.31
16	宮崎市	0.43	130.3	-10.42
17	長崎市	0.41	124.2	-32.79
18	山口市	0.41	124.2	-16.33
19	相模原市	0.39	118.2	-23.53
20	鳥取市	0.38	115.2	-34.48
21	東京都区部	0.38	115.2	-22.45
22	神戸市	0.37	112.1	-53.16
23	徳島市	0.37	112.1	-36.21
24	川崎市	0.34	103	-24.44
25	北九州市	0.34	103	-42.37
26	福岡市	0.33	100	+6.452
27	高知市	0.32	96.97	-46.67
28	水戸市	0.32	96.97	+33.33
29	広島市	0.32	96.97	-38.46
30	仙台市	0.32	96.97	+113.3
31	堺市	0.29	87.88	-49.12
32	盛岡市	0.28	84.85	-30
33	山形市	0.28	84.85	-45.1
34	横浜市	0.27	81.82	-37.21
35	松山市	0.27	81.82	-53.45
36	熊本市	0.26	78.79	-35
37	宇都宮市	0.26	78.79	+4
38	津市	0.25	75.76	-55.36
39	岐阜市	0.25	75.76	-56.14
40	さいたま市	0.25	75.76	-44.44
41	岡山市	0.24	72.73	-65.22
42	和歌山市	0.24	72.73	-48.94
43	静岡市	0.23	69.7	-14.81
44	浜松市	0.22	66.67	-58.49
45	福島市	0.2	60.61	-25.93
46	札幌市	0.19	57.58	-45.71
47	千葉市	0.19	57.58	-45.71
48	青森市	0.17	51.52	-54.05
49	前橋市	0.16	48.48	-5.882
50	名古屋市	0.13	39.39	-60.61
51	甲府市	0.08	24.24	-66.67
52	那覇市	0.05	15.15	-54.55

月間購入回数の推移

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ブリの月間支出の現状と今後

2025年4月時点のブリの全国平均支出額は218円で、魚類の中では比較的高価な部類に入ります。しかし前年同月比では全国で-16.48%と大幅な減少傾向が見られ、価格や購入頻度の変動が影響していることがうかがえます。購入頻度は全国平均で0.44回/月で、1般的な魚の中では中程度の頻度です。

支出額が高い都市の特徴

支出額のトップは富山市（515円）で、全国平均の約2.4倍と非常に高い水準です。次いで長崎市（469円）、大津市（394円）、鹿児島市（379円）、福井市（375円）など北陸・9州・近畿地方が目立ちます。これらの地域は漁業資源が豊富で地元での消費が活発、さらに季節ごとの需要が高いことが影響していると考えられます。

購入頻度と消費の地域差

購入頻度で際立つのは富山市（1.11回/月）、長崎市（0.97回/月）で、これらの地域は頻繁にブリを購入する傾向が強いです。その他、鹿児島市、福井市、大津市、徳島市なども0.6回以上の購入頻度があり、特定の地域ではブリの消費が定着していると推察されます。1方で全国的には購入頻度が減少傾向にあり、消費スタイルの変化も示唆されます。

前年同月比による増減の分析

前年同月比で増加が顕著なのは長崎市（+57.38%）、大津市（+65.55%）、広島市（+37.72%）、徳島市（+19.94%）などで、需要増や価格回復が見られます。1方、富山市や鹿児島市、福井市などではマイナスが続き、地域間で消費のばらつきが大きいことがわかります。特に富山市は支出額・頻度ともに大幅減少し、市場環境の変化を示唆しています。

文化的背景と市場環境の影響

ブリは日本の冬の代表的な魚であり、地域によっては正月料理など特別な行事での需要が高い魚です。北陸や9州地方での高支出や高頻度購入は、こうした伝統的な食文化や地域の漁業資源が影響していると考えられます。1方で都市部や1部の地域では消費スタイルの多様化や代替魚の選択が進んでおり、全体的な支出減少に繋がっている可能性があります。