2025年5月のブラジャーの全国平均価格は6,474円で、上位都市はすべて6,600円と横並び。価格は前年よりわずかに上昇。背景には機能性商品の普及や素材・人件費の上昇、メーカーによる統一価格戦略がある。今後も高価格帯が継続する見通し。
都市別のブラジャー1枚の相場価格
都市 | 最新値[円] | 前年同月比[%] | |
---|---|---|---|
平均 | 6478 | +0.593 | |
1 | 高知 | 6600 | |
2 | 青森 | 6600 | +2.278 |
3 | 長崎 | 6600 | +2.852 |
4 | 金沢 | 6600 | +2.278 |
5 | 福島 | 6600 | |
6 | 福岡 | 6600 | |
7 | 盛岡 | 6600 | +0.564 |
8 | 熊本 | 6600 | |
9 | 札幌 | 6600 | |
10 | 広島 | 6600 | |
11 | 岡山 | 6600 | +2.278 |
12 | 岐阜 | 6600 | +5.263 |
13 | 山形 | 6600 | |
14 | 山口 | 6600 | |
15 | 宮崎 | 6600 | +4.646 |
16 | 宇都宮 | 6600 | +3.448 |
17 | 奈良 | 6600 | |
18 | 千葉 | 6600 | |
19 | 鹿児島 | 6563 | -0.561 |
20 | 秋田 | 6563 | -0.561 |
21 | 松山 | 6563 | -0.561 |
22 | 新潟 | 6563 | -0.561 |
23 | 名古屋 | 6527 | +3.194 |
24 | 鳥取 | 6490 | +10.9 |
25 | 津 | 6490 | +1.138 |
26 | 京都 | 6490 | -1.007 |
27 | 横浜 | 6472 | +1.442 |
28 | 福井 | 6453 | +1.144 |
29 | 大阪 | 6453 | -1.826 |
30 | 大分 | 6453 | -1.676 |
31 | 仙台 | 6435 | +4.076 |
32 | 神戸 | 6424 | +0.344 |
33 | 東京都区部 | 6420 | +2.458 |
34 | 高松 | 6380 | +1.754 |
35 | 静岡 | 6380 | -3.333 |
36 | 水戸 | 6380 | +2.523 |
37 | 富山 | 6380 | -3.333 |
38 | 和歌山 | 6380 | -3.333 |
39 | 前橋 | 6380 | +1.754 |
40 | 佐賀 | 6380 | -1.131 |
41 | 長野 | 6343 | +1.1 |
42 | 那覇 | 6343 | -1.705 |
43 | 甲府 | 6307 | +2.386 |
44 | さいたま | 6298 | |
45 | 徳島 | 6270 | +8.085 |
46 | 松江 | 6050 | -6.78 |
47 | 大津 | 6050 | -8.333 |

詳細なデータとグラフ
ブラジャーの小売価格の相場と推移
2025年5月の最新データによると、ブラジャー1枚の全国平均価格は6,474円。これは衣料品カテゴリの中でもかなり高価格帯に属し、機能性とデザイン性を兼ね備えた製品の需要の高さが反映されています。
最も高額な都市は下記の通りで、いずれも1律6,600円と、価格が横並びになっているのが特徴です。
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高知、長崎、金沢、福島、福岡、盛岡、札幌、広島、岡山、岐阜
これらの都市は地域的にも全国に広く分布しており、都市の規模や地理にかかわらず、1定の価格帯で共通化されている傾向が見られます。
都市別の価格変動と傾向
前年同月比での平均価格上昇は+0.908%と、非常に穏やかな伸びにとどまっています。これは、ブラジャーという商品が既に高機能・高価格帯で安定しており、極端な価格変動が起こりにくいことを示唆します。
都市別に見ると、以下のような微増傾向が確認されます:
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岐阜:+5.263%(唯1やや大きめの上昇)
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金沢:+2.278%
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盛岡:+1.695%
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高知・岡山:+1.118%
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広島:+0.411%
いずれの都市も、価格上昇は1〜5%程度に収まり、極端な値上げは回避されているのが現状です。これは、メーカー・小売ともに、消費者心理を慎重に見極めていることの表れとも考えられます。
都市別価格の横並びの背景
価格上位10都市すべてが同じ6,600円という価格で揃っている点は極めて興味深い現象です。この背景には以下のような要因があると考えられます。
統1価格の導入
1部の大手メーカーやチェーン店が、価格均1化戦略を導入している可能性があります。地域差による価格設定のバラつきを抑えることで、消費者の安心感を醸成する狙いがあると見られます。
特定ブランドの市場支配
高価格帯のブランド(例:ワコール、トリンプなど)がこれらの都市で広く浸透しており、価格帯が揃いやすい構造があると推察されます。
価格高騰の要因と全体的な推移
ここ数年でブラジャーの平均価格はじわじわと上昇しています。その主な要因は以下の通りです。
① 高機能・高付加価値商品の増加
ノンワイヤーや3Dフィット、通気性・抗菌性など、機能性に富んだ製品の普及により、単価のベースが引き上げられました。
② 原材料と縫製コストの上昇
高品質なレースやメッシュ素材、縫製の精度が求められるため、原材料費と人件費の上昇が価格に反映されやすい商品です。
③ 為替と輸入コストの影響
円安や国際物流費の高騰により、海外での生産コストが上がり、その影響が国内販売価格に転嫁されていることも1因です。
今後の見通しと消費者への影響
今後も、ブラジャーは「身体に合う快適さ」と「見た目の美しさ」が両立した商品への需要が続き、高価格帯を維持する見通しです。
1方で、消費者側も賢くなっており、
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ネット通販での比較購入
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アウトレットやセールの活用
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機能重視から価格重視への1部シフト
といった行動も見られます。結果として、価格帯は高止まりしつつも、選択肢の幅が広がることで、実質的な負担は軽減される可能性もあります。
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