【チューハイ・カクテル支出ランキング】和歌山・札幌が急増中!家庭内消費が加速

酒類費

2025年4月のチューハイ・カクテル支出は、和歌山市や札幌市が全国平均(429円)を大きく上回り、地域差が顕著です。購入頻度も甲府市や川崎市で高く、家庭内での日常的な消費が広がっています。低価格・豊富な味わいが支持され、都市部・地方を問わず利用が拡大。今後も家庭酒類市場を牽引する存在となるでしょう。

チューハイ・カクテルの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国472100+10.8
1鳥取市1087230.3+115.2
2富山市951201.5+148.3
3札幌市918194.5+260
4堺市879186.2+70.02
5広島市775164.2+110
6松江市684144.9+73.16
7山口市682144.5+167.5
8和歌山市662140.3+81.87
9那覇市652138.1+0.154
10新潟市636134.7+261.4
11盛岡市623132-21.64
12京都市600127.1+14.72
13川崎市583123.5+37.18
14岡山市559118.4-15.17
15仙台市553117.2+16.18
16大阪市527111.7-34.62
17福岡市505107+69.46
18津市505107+107
19高松市504106.8+4.564
20宇都宮市496105.1+112
21甲府市483102.3+6.623
22長野市475100.6-7.588
23大分市474100.4+6.517
24高知市45897.03-23.54
25鹿児島市45395.97+11.03
26青森市45395.97-14.69
27秋田市44794.7-4.283
28横浜市43391.74+9.898
29千葉市42990.89+47.93
30山形市41587.92+18.91
31熊本市40485.59-29.98
32大津市40084.75-29.95
33さいたま市38982.42+12.75
34東京都区部38681.78-32.04
35福井市38581.57-34.08
36奈良市35374.79-35.58
37浜松市34873.73+22.97
38名古屋市34773.52-26.33
39岐阜市34673.31-15.61
40徳島市33270.34-51.1
41北九州市31266.1-20.81
42長崎市30464.41+82.04
43前橋市29762.92-3.571
44金沢市29261.86-30.31
45松山市29261.86+14.51
46神戸市28560.38-30.49
47静岡市26556.14-16.67
48宮崎市26255.51-44.84
49相模原市25854.66-57.36
50水戸市25052.97+5.932
51福島市21244.92-49.16
52佐賀市14230.08-50.18

月間支出の推移

チューハイ・カクテルの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国1.54100+5.479
1富山市2.84184.4+47.92
2甲府市2.57166.9+112.4
3盛岡市2.52163.6+47.37
4仙台市2.47160.4+43.6
5新潟市2.43157.8+247.1
6那覇市2.42157.1+21.61
7広島市2.29148.7+78.91
8秋田市2.28148.1+61.7
9松江市2.24145.5+30.99
10京都市2.09135.7+29.81
11川崎市2.02131.2+49.63
12福岡市1.95126.6+109.7
13札幌市1.93125.3+132.5
14岡山市1.85120.1+7.558
15堺市1.8116.9-5.759
16大分市1.75113.6-12.5
17青森市1.74113+27.94
18さいたま市1.69109.7+56.48
19山形市1.67108.4+32.54
20鹿児島市1.54100+50.98
21鳥取市1.5399.35+21.43
22和歌山市1.5399.35+6.25
23熊本市1.597.4-33.92
24宇都宮市1.597.4+102.7
25津市1.4795.45+129.7
26長野市1.4594.16+74.7
27山口市1.4493.51+67.44
28北九州市1.4392.86-13.86
29福井市1.3889.61-3.497
30東京都区部1.384.42-27.37
31名古屋市1.384.42-9.091
32松山市1.2883.12+100
33高松市1.2581.17-19.87
34相模原市1.2581.17-53.7
35静岡市1.2379.87-9.559
36大阪市1.2279.22-60.65
37徳島市1.2178.57-30.06
38奈良市1.1876.62-36.9
39横浜市1.1775.97-15.83
40大津市1.1574.68-46.26
41高知市1.1474.03-35.96
42浜松市1.0970.78+19.78
43金沢市1.0769.48-48.31
44神戸市1.0769.48+16.3
45長崎市1.0568.18+56.72
46千葉市0.9561.69-16.67
47岐阜市0.9360.39-29.55
48福島市0.8454.55-64.26
49宮崎市0.8353.9-64.53
50前橋市0.6441.56-26.44
51水戸市0.5435.06-6.897
52佐賀市0.5334.42-52.25

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

清酒ビールワイン焼酎発泡酒チューハイ・カクテル

詳細なデータとグラフ

チューハイ・カクテルの月間支出の現状と今後

チューハイ・カクテルは、アルコール度数が低めで味のバリエーションが豊富なため、若年層や女性を中心に人気を集めている酒類です。2015年以降の家計調査データをもとに、全国の都市別に見るチューハイ・カクテルの支出傾向とその背景を探ります。


支出額でみる都市ランキングと注目の地域

最新データによると、全国平均は429円。これに対し、以下の都市が上位に位置しています。

  • 第1位:和歌山市(815円)全国平均の約1.9倍。大幅な支出増(+116.8%)も見られ、急速に家庭内消費が拡大していることを示しています。手ごろな価格と味の選びやすさが要因と考えられます。

  • 第2位:札幌市(739円)前年比+151.4%という伸び率が目を引きます。寒冷地特有の“宅飲み”文化の定着も後押ししていると考えられます。

  • 第3位以下:堺市(712円)、新潟市(696円)、川崎市(676円)などいずれも全国平均を大きく上回っており、都市部や地方都市問わず幅広い層に支持されていることがうかがえます。特に新潟市は前年比+226.8%と急激な支出増が特徴です。


購入頻度から見た消費スタイルの違い

  • 全国平均:1.45回/月他のアルコール類(発泡酒:0.54回、焼酎:0.27回など)と比べても高く、チューハイ・カクテルの手軽さと習慣性が際立ちます。

  • トップクラスの頻度:甲府市(2.75回)、川崎市(2.53回)、盛岡市(2.35回)頻繁に購入する傾向が強く、日常的に飲まれている可能性が高い地域です。特に甲府市の+216.1%という増加率は、家庭内アルコール消費スタイルの大きな変化を示唆しています。

  • 注目都市:那覇市、新潟市、岡山市那覇市(2.2回)や新潟市(2.16回)は、支出額と頻度がともに高く、家計に占めるチューハイ・カクテルの存在感が非常に大きいと言えるでしょう。


地域特性とチューハイ・カクテルの親和性

  • 和歌山市・堺市:関西圏の家庭内消費文化食と酒の組み合わせを大事にする関西文化の影響が、チューハイ需要の高さに結びついています。

  • 札幌市・新潟市:寒冷地特有の“宅飲み”外出を控える冬季に、家で楽しめる飲料としての地位が高まっていると見られます。

  • 川崎市・盛岡市:都市型の消費スタイル購入頻度が高く、仕事帰りの「1本」や晩酌代替の選択肢として日常生活に溶け込んでいます。


今後の展望と消費行動の変化

今後のチューハイ・カクテル市場は以下の要因により伸長が見込まれます。

  • 低アルコール志向の拡大健康意識の高まりにより、ビールや焼酎からの乗り換えが進む可能性があります。

  • フレーバー多様化と女性層の取り込み甘味・酸味・苦味のバリエーションが広く、飲酒初心者やライトユーザーを取り込んでいます。

  • 地域ごとの消費スタイルの定着特定地域での顕著な支出・頻度増加は、チューハイが「日常的な飲料」へ進化している証でもあります。

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