タコの世帯支出ランキング:堺・広島・大阪が上位、西日本に集中

肉・魚

2025年4月の全国平均タコ支出は85円で微増。堺市や広島市、大阪市など関西圏を中心に支出額・購入頻度が高く、たこ焼き文化などの地域料理が要因と見られる。特に松江市や高松市では前年比200%以上の増加も。西日本に消費が集中する中、今後は価格変動や漁獲の安定性が影響を与える見込み。

タコの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国92100-5.155
1奈良市149162+18.25
2堺市146158.7+4.286
3長野市135146.7+4.651
4和歌山市126137+4.132
5水戸市125135.9+95.31
6大阪市120130.4+34.83
7熊本市111120.7+19.35
8横浜市111120.7-2.632
9長崎市105114.1-30.92
10札幌市105114.1-22.79
11岡山市103112+24.1
12名古屋市103112+10.75
13広島市100108.7-28.57
14盛岡市98106.5+96
15東京都区部98106.5-30
16山形市98106.5+117.8
17神戸市97105.4-53.81
18さいたま市95103.3+5.556
19浜松市8996.74+21.92
20岐阜市8895.65+1.149
21山口市8794.57-40.82
22京都市8794.57-28.1
23鹿児島市8693.48+10.26
24津市8693.48+95.45
25宇都宮市8592.39+41.67
26高知市8390.22-20.95
27仙台市8289.13+26.15
28秋田市8086.96+42.86
29新潟市7884.78+81.4
30青森市7783.7+6.944
31金沢市7379.35-29.13
32川崎市7379.35-13.1
33富山市7379.35-40.65
34徳島市7278.26-36.84
35鳥取市6671.74-26.67
36千葉市6267.39-31.87
37静岡市6166.3-48.31
38大津市5863.04-13.43
39相模原市5761.96-24
40福岡市5559.78+17.02
41福井市5559.78-27.63
42那覇市5357.61+20.45
43宮崎市4548.91-55
44北九州市4447.83-34.33
45高松市4043.48-57.89
46佐賀市4043.48-46.67
47前橋市3639.13-44.62
48松山市3538.04-52.7
49甲府市3234.78-51.52
50松江市2527.17-67.11
51福島市1920.65-80.21
52大分市1819.57-21.74

月間支出の推移

タコの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.19100-5
1長野市0.3157.9+11.11
2盛岡市0.28147.4+64.71
3大阪市0.27142.1+58.82
4秋田市0.26136.8+52.94
5札幌市0.26136.8-13.33
6水戸市0.25131.6+78.57
7鹿児島市0.24126.3+20
8奈良市0.24126.3-11.11
9和歌山市0.24126.3-4
10堺市0.23121.1-23.33
11神戸市0.22115.8-47.62
12浜松市0.22115.8+15.79
13さいたま市0.22115.8+4.762
14青森市0.21110.5+16.67
15山形市0.21110.5+61.54
16高知市0.2105.3-4.762
17熊本市0.2105.3+11.11
18津市0.2105.3+100
19横浜市0.2105.3
20東京都区部0.2105.3-23.08
21岐阜市0.2105.3-4.762
22宇都宮市0.2105.3+53.85
23富山市0.19100-17.39
24仙台市0.19100+11.76
25新潟市0.1894.74+63.64
26広島市0.1894.74-28
27岡山市0.1894.74-10
28徳島市0.1789.47-43.33
29長崎市0.1684.21-40.74
30名古屋市0.1684.21-15.79
31京都市0.1684.21-20
32福井市0.1578.95-25
33川崎市0.1578.95-16.67
34千葉市0.1578.95-6.25
35山口市0.1473.68-36.36
36福岡市0.1368.42+30
37高松市0.1263.16-45.45
38相模原市0.1263.16-33.33
39宮崎市0.1263.16-50
40鳥取市0.1157.89-50
41静岡市0.1157.89-50
42大津市0.1157.89-31.25
43北九州市0.1157.89+37.5
44金沢市0.152.63-56.52
45那覇市0.0947.37+12.5
46甲府市0.0947.37-43.75
47前橋市0.0947.37-43.75
48松江市0.0842.11-55.56
49松山市0.0842.11-57.89
50佐賀市0.0842.11-46.67
51大分市0.0526.32+25
52福島市0.0315.79-78.57

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

タコの月間支出の現状と今後

2025年4月時点でのタコの全国平均支出は85円、購入回数は0.18回であり、前年同月と比較して支出は+2.41%、購入回数は+5.88%と微増傾向にあります。タコは季節を問わず利用される食材であり、おでんや酢の物、たこ焼き、刺身など調理法の多様性が支出を下支えしていると考えられます。


支出上位都市とその特徴

タコの支出額が最も高いのは堺市(192円)で、次いで広島市(177円)大阪市(165円)京都市(153円)と、近畿圏・中国地方の都市が上位を占めています。これらの地域ではたこ焼きやお好み焼きなどの粉もの文化が根付いており、タコが日常的な食材として使われていることがうかがえます。

堺市では購入回数も0.39回と全国平均の2倍以上を記録し、支出+56.1%、回数+85.71%と顕著な伸びを見せています。広島市はさらに支出+108.2%、回数+65%と急伸しており、地域料理としての需要拡大が見込まれます。


関西圏のタコ文化と支出の関係

大阪市(165円)京都市(153円)奈良市(142円)などの関西都市はいずれも高い支出と購入頻度を示しており、関西の食文化におけるタコの重要性が確認できます。特に京都市は支出+91.25%、回数+115.4%と急増しており、節約志向の中での家庭内調理の増加が背景にある可能性もあります。


4国・中国地方の堅調な需要

高松市(127円)松江市(124円)も支出額が高く、それぞれ支出+408%、+169.6%と異常とも言える伸びを記録しています。購入頻度も高松市で0.26回(+225%)、松江市で0.25回(+150%)と大幅な上昇を見せており、地元の漁業資源や観光需要の影響も考慮されます。


西日本の集中と今後の展望

タコ支出の上位都市のほとんどが西日本に集中している点は極めて特徴的で、これはタコを使った郷土料理の文化的定着を示唆しています。1方で、神戸市のように支出が-28.81%、回数が-41.03%と減少する都市も存在し、価格上昇や供給の不安定化といった外的要因が地域ごとに異なる影響を及ぼしている可能性があります。

今後、タコの支出動向は地域のイベント・観光資源との連動や、輸入品との価格競争の行方によって左右されるでしょう。家庭内での調理需要に加え、外食とのバランスも注目されます。

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