スイカの支出額ランキング|甲府・津・鹿児島で春から消費拡大

生鮮果物

2025年4月のスイカ支出は全国平均32円ながら、甲府市は187円と突出。津市や前橋市、鹿児島市でも100円超の高支出が見られた。多くの都市で前年比数倍の増加が確認され、春先からの消費拡大がうかがえる。購入頻度では津市や甲府市が高く、地域ごとに消費習慣の違いが反映されている。

スイカの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国32100-28.89
1甲府市187584.4+1458
2熊本市162506.3-80.39
3津市111346.9+1010
4前橋市102318.8+2450
5鹿児島市89278.1+1171
6千葉市69215.6-40.52
7宇都宮市67209.4-29.47
8さいたま市63196.9+31.25
9大阪市60187.5+13.21
10名古屋市58181.3+141.7
11福岡市53165.6+6
12高知市50156.3
13岡山市41128.1+46.43
14北九州市40125-14.89
15仙台市40125+150
16福井市35109.4+59.09
17徳島市33103.1-46.77
18那覇市32100-25.58
19東京都区部3196.88-39.22
20富山市3093.75-34.78
21奈良市3093.75-50
22和歌山市2990.63-43.14
23水戸市2784.38-87.56
24浜松市2681.25+30
25宮崎市2681.25+271.4
26長崎市2578.13-68.75
27松山市2475+242.9
28鳥取市2371.88-74.44
29佐賀市2371.88-11.54
30高松市1959.38-57.78
31松江市1959.38+533.3
32広島市1959.38-59.57
33福島市1856.25+5.882
34新潟市1856.25+80
35川崎市1856.25-33.33
36堺市1753.13-34.62
37相模原市1650-27.27
38横浜市1650-82.8
39札幌市1546.88+25
40静岡市1443.75-62.16
41神戸市1340.63-77.59
42岐阜市1237.5-53.85
43金沢市928.13-83.93
44秋田市721.88-75
45盛岡市618.75-57.14
46大津市618.75-50
47山形市515.63+66.67
48山口市515.63-73.68
49青森市39.375-70
50京都市39.375-85
51長野市00
52大分市00-100

月間支出の推移

スイカの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.06100-14.29
1津市0.27450+1250
2甲府市0.21350+600
3鹿児島市0.16266.7+700
4大阪市0.13216.7+8.333
5さいたま市0.13216.7+44.44
6高知市0.12200
7岡山市0.11183.3+57.14
8仙台市0.1166.7+100
9熊本市0.09150-78.05
10宇都宮市0.09150-35.71
11北九州市0.09150-18.18
12高松市0.08133.3+14.29
13長崎市0.08133.3-57.89
14新潟市0.08133.3+300
15徳島市0.08133.3-27.27
16那覇市0.07116.7
17浜松市0.07116.7-12.5
18松山市0.07116.7+600
19広島市0.07116.7-22.22
20富山市0.07116.7-36.36
21千葉市0.07116.7-72
22福島市0.06100+20
23福岡市0.06100-45.45
24福井市0.06100
25松江市0.06100+500
26名古屋市0.06100
27鳥取市0.0583.33-50
28水戸市0.0583.33-83.87
29宮崎市0.0583.33+150
30前橋市0.0583.33+400
31静岡市0.0466.67-63.64
32神戸市0.0466.67-77.78
33東京都区部0.0466.67-50
34川崎市0.0466.67-33.33
35堺市0.0466.67-20
36佐賀市0.0466.67-42.86
37金沢市0.0350-66.67
38相模原市0.0350-57.14
39盛岡市0.0350-40
40横浜市0.0350-62.5
41札幌市0.0350+50
42岐阜市0.0350-50
43和歌山市0.0350-72.73
44秋田市0.0233.33-75
45山形市0.0233.33+100
46山口市0.0233.33-71.43
47奈良市0.0233.33-60
48大津市0.0233.33-33.33
49青森市0.0116.67-50
50京都市0.0116.67-80
51長野市00
52大分市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

スイカの月間支出の現状と今後

スイカは夏の風物詩であり、特に気温上昇とともに需要が高まる果物です。ただし、今回のデータは4月時点のものであり、本来の旬を外れた時期の支出に関するものである点が重要です。2025年4月の全国平均は32円と低水準ながら、1部都市では著しい支出増が見られます。


甲府市・熊本市がトップ ― 地域特性が支出に影響

甲府市(187円)が全国で最も高く、前年同月比+1458%という劇的な伸びを記録。甲府はフルーツ王国として知られ、スイカの流通量や意識的な消費が高い可能性があります。熊本市(162円)はそれに次ぐ支出額で、9州産スイカの名産地でもあることから地域産地との距離の近さが反映されています。ただし前年比は-80.39%と大幅減少しており、反動的な変化とも読めます。


津市・前橋市・鹿児島市 ― 隠れた高支出地域

津市(111円)は前年同月比+1010%前橋市(102円)+2450%、鹿児島市(89円)+1171%と、いずれも突出した伸びを記録。これは前年の支出がゼロまたは極端に低かったことから来る反動増と見られますが、2025年春先において家庭でスイカを購入する新しい傾向も生じている可能性があります。


都市圏の安定的支出 ― 千葉・さいたま・大阪

首都圏の千葉市(69円)さいたま市(63円)は、スイカ支出がそれなりの水準で推移。さいたま市では前年同月比+31.25%と増加、購入回数も0.13回と全国平均の0.06回を上回ります。大阪市も60円(+13.21%)と安定しており、気候と市場の整備された大都市ではスイカの入手性が良好なことが影響していると考えられます。


購入頻度から見る地域差

購入回数では津市(0.27回)が全国最高、以下甲府市(0.21回)、鹿児島市(0.16回)と続きます。これは単価が比較的安価な状態であっても繰り返し購入されていることを示しており、家庭での需要が安定している地域であることを示唆します。1方で、熊本市や宇都宮市は支出額に対して購入回数が少なく、高価格のスイカを1度だけ購入している可能性が高いです。


まとめと展望

2025年4月のスイカ支出においては、甲府市・津市・前橋市・鹿児島市などで顕著な伸びが見られました。これらは前年の支出が低かった反動と、春先における嗜好性の高い果実への需要の増加が要因と考えられます。今後は温室栽培や輸入による供給拡大により、スイカの季節外需要がさらに広がる可能性があります。

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