シジミの世帯支出都市ランキング:松江が圧倒的首位、地域文化が影響

肉・魚

2025年4月時点のシジミの全国平均支出は23円で、最多は松江市の197円。青森や鳥取も高支出で、地元産シジミの流通が影響。松江では購入頻度も高く、地域文化が支出に表れている。一方、さいたま市や山口市などでは前年比で数倍の伸びを示し、再評価や流通改善の影響が見られる。

シジミの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国23100-11.54
1松江市197856.5+32.21
2青森市92400+9.524
3鳥取市90391.3+5.882
4山口市79343.5+558.3
5堺市61265.2+335.7
6秋田市60260.9+5.263
7富山市60260.9+39.53
8水戸市54234.8-50
9長崎市47204.3+135
10さいたま市46200+411.1
11福井市45195.7+125
12盛岡市45195.7-2.174
13浜松市39169.6+30
14甲府市36156.5+140
15金沢市32139.1+52.38
16奈良市32139.1+113.3
17千葉市30130.4-3.226
18福島市26113-27.78
19前橋市26113-35
20横浜市25108.7+8.696
21神戸市24104.3+140
22東京都区部24104.3-45.45
23札幌市23100-67.14
24徳島市23100-34.29
25静岡市2295.65+214.3
26川崎市2295.65-33.33
27広島市2191.3+600
28大津市2191.3+90.91
29大分市2086.96+42.86
30福岡市1878.26+200
31高松市1773.91
32宇都宮市1773.91+240
33大阪市1669.57+100
34京都市1669.57-44.83
35長野市1356.52-48
36相模原市1252.17-70
37岡山市1252.17-14.29
38佐賀市1147.83
39仙台市1147.83-71.79
40新潟市1043.48-73.68
41宮崎市1043.48+66.67
42和歌山市939.13+80
43熊本市834.78+166.7
44名古屋市834.78+300
45那覇市730.43-73.08
46松山市730.43+250
47岐阜市730.43-75
48山形市730.43-30
49北九州市730.43-68.18
50津市521.74+66.67
51鹿児島市00-100
52高知市00-100

月間支出の推移

シジミの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.07100
1松江市0.4571.4+29.03
2鳥取市0.31442.9+19.23
3青森市0.22314.3
4長崎市0.19271.4+280
5富山市0.19271.4+11.76
6福井市0.16228.6+77.78
7盛岡市0.15214.3-16.67
8さいたま市0.14200+180
9浜松市0.13185.7+62.5
10秋田市0.12171.4-20
11徳島市0.12171.4+9.091
12水戸市0.1142.9-44.44
13奈良市0.1142.9+100
14甲府市0.09128.6+50
15神戸市0.08114.3+100
16東京都区部0.08114.3-27.27
17大分市0.08114.3+60
18静岡市0.07100+133.3
19福岡市0.07100+250
20大津市0.07100+75
21千葉市0.07100-22.22
22京都市0.07100-36.36
23高松市0.0685.71+20
24金沢市0.0685.71-14.29
25福島市0.0685.71-45.45
26横浜市0.0685.71-25
27宇都宮市0.0685.71+100
28堺市0.0685.71+50
29前橋市0.0685.71-53.85
30長野市0.0571.43-44.44
31相模原市0.0571.43-64.29
32広島市0.0571.43+150
33川崎市0.0571.43-16.67
34仙台市0.0571.43-64.29
35札幌市0.0457.14-75
36宮崎市0.0457.14+100
37那覇市0.0342.86-62.5
38熊本市0.0342.86+200
39松山市0.0342.86+50
40岡山市0.0342.86-50
41大阪市0.0342.86+50
42和歌山市0.0342.86
43北九州市0.0342.86+200
44佐賀市0.0342.86
45新潟市0.0228.57-66.67
46岐阜市0.0228.57-80
47山形市0.0228.57-33.33
48名古屋市0.0228.57+100
49津市0.0114.29
50山口市0.0114.29-80
51鹿児島市00-100
52高知市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

シジミの月間支出の現状と今後

2025年4月時点におけるシジミの全国平均支出額は23円で、前年同月比では-11.54%とやや減少しています。購入頻度も全国平均で月0.07回と低く、シジミは常備的な食材ではなく、地域や季節、家庭の嗜好に依存した消費傾向を持っています。ただし1部の地域では高頻度かつ高支出となっており、地域ごとの消費文化の違いが鮮明に表れています。


支出上位都市の特徴と背景

シジミ支出の全国1位は松江市(197円)で、2位の青森市(92円)を大きく引き離しています。松江市は宍道湖産のシジミで有名であり、地元産を日常的に利用する文化が支出に大きく反映されています。購入頻度も0.4回と全国平均の約6倍に達しており、家庭の食卓での存在感が際立っています。

3位の鳥取市(90円)、4位の山口市(79円)も日本海側に位置し、シジミ漁が行われている地域です。特に山口市では、前年同月比で+558.3%という異例の急増が見られ、食文化の再評価や流通促進が影響した可能性があります。


支出と頻度の相関

支出額と購入頻度の両方が高い都市には、地域における地元産シジミの入手性と消費習慣の影響が強く表れています。たとえば、鳥取市は支出90円・頻度0.31回、青森市は92円・0.22回と、継続的な需要が存在しています。

1方、さいたま市では支出額46円ながら、前年比+411.1%という急増が見られ、頻度も+180%と大幅に上昇しています。これは地元以外からの流通や、家庭での健康志向、味噌汁文化の再評価などによる需要回復が要因と推察されます。


地域性と文化の違い

都市別に見ると、シジミは内水面漁業の盛んな地域(松江・鳥取・青森)や伝統的な和食文化の根付いた地域(秋田・富山・水戸)で支出が高くなる傾向があります。これに加えて、健康志向や鉄分・ミネラル補給の食材としての再評価も、都市部を中心に再消費の波を引き起こしている可能性があります。

山口市や堺市のように前年比で数倍以上の急増があった都市もあり、1過性のブームや販促活動など、外的要因の影響も無視できません。


今後の展望

シジミは、海産物の中でも単価が比較的安く、栄養価が高いことから、健康志向の高まりとともに1定の需要が継続されると見られます。特に地元産に恵まれた都市では引き続き高い支出と購入頻度を維持する1方、都市部では健康・時短料理への対応次第で支出が変動するでしょう。

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