サンマの支出ランキング:大分市が突出、札幌・津市も消費回復

肉・魚

サンマの月間支出全国平均は7円と極めて低く、不漁や価格高騰による消費縮小が影響。一方で大分市では64円と突出して高く、札幌市や津市などでは前年比で大幅な支出・購入頻度の増加が見られる。今後の流通や資源管理が消費回復の鍵となる。

サンマの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国7100+16.67
1岡山市39557.1+178.6
2大分市34485.7
3札幌市32457.1+128.6
4盛岡市27385.7
5秋田市24342.9+242.9
6京都市20285.7
7堺市16228.6
8福島市15214.3-34.78
9大津市14200-26.32
10那覇市13185.7+30
11徳島市13185.7+225
12松江市12171.4+300
13浜松市11157.1-26.67
14宇都宮市11157.1+120
15川崎市10142.9
16山口市10142.9+233.3
17大阪市10142.9
18高松市9128.6
19横浜市9128.6
20前橋市9128.6+12.5
21福井市8114.3
22広島市8114.3-11.11
23甲府市685.71+50
24千葉市685.71
25仙台市685.71
26さいたま市685.71-62.5
27青森市571.43
28神戸市571.43
29相模原市571.43-37.5
30津市571.43
31静岡市457.14
32新潟市342.86
33鹿児島市228.57
34東京都区部114.29-88.89
35鳥取市00
36高知市00-100
37長野市00-100
38長崎市00-100
39金沢市00
40福岡市00-100
41熊本市00
42水戸市00-100
43松山市00
44岐阜市00
45山形市00-100
46富山市00
47宮崎市00-100
48奈良市00
49和歌山市00-100
50名古屋市00
51北九州市00
52佐賀市00-100

月間支出の推移

サンマの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.02100+100
1盛岡市0.08400
2札幌市0.07350+133.3
3京都市0.07350
4秋田市0.06300+200
5岡山市0.05250+25
6大津市0.05250+150
7福島市0.04200-33.33
8高松市0.03150
9那覇市0.03150+50
10徳島市0.03150+200
11大阪市0.03150
12浜松市0.02100-33.33
13横浜市0.02100
14松江市0.02100+100
15広島市0.02100-33.33
16山口市0.02100+100
17堺市0.02100
18前橋市0.02100
19さいたま市0.02100-50
20鹿児島市0.0150
21静岡市0.0150
22青森市0.0150
23福井市0.0150
24神戸市0.0150
25相模原市0.0150-66.67
26甲府市0.0150
27津市0.0150
28新潟市0.0150
29川崎市0.0150
30宇都宮市0.0150-50
31大分市0.0150
32千葉市0.0150
33仙台市0.0150
34鳥取市00
35高知市00-100
36長野市00-100
37長崎市00-100
38金沢市00
39福岡市00-100
40熊本市00
41水戸市00-100
42松山市00
43東京都区部00-100
44岐阜市00
45山形市00-100
46富山市00
47宮崎市00-100
48奈良市00
49和歌山市00-100
50名古屋市00
51北九州市00
52佐賀市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

サンマの月間支出の現状と今後

2025年4月時点におけるサンマの全国平均の月間支出はわずか7円にとどまり、魚類の中でも極めて低い水準となっています。これは近年の不漁や価格高騰、漁獲規制などの影響により、流通量そのものが減少していることを反映しています。また、全国の月間購入頻度は0.02回と極端に少なく、サンマが季節性の高い食材であることを物語っています。


支出額上位都市の特徴

支出額が最も高かったのは大分市(64円)で、全国平均の9倍以上という特異な数値です。次いで札幌市(28円)川崎市(22円)、津市・大津市(ともに20円)などが上位に並びます。大分市の突出ぶりは、地元での流通確保、あるいは特売やローカルイベントなどの要因が考えられます。

また、札幌市や川崎市など都市部でも支出が1定水準に達していることから、秋の短期間で消費が集中する傾向も浮き彫りです。


購入頻度とその増減傾向

購入頻度の全国平均は0.02回と非常に少ない中、札幌市では0.1回、津市と大津市では0.06回、川崎市では0.05回とわずかに高い値を示しています。特に札幌市では前年から+150%の増加大津市では+400%と極めて高い伸び率を記録しており、地域によってはサンマ消費の復調傾向が見える地域も存在します。


前年同月比から見た変化

支出額・購入頻度ともに前年比での増加が目立ちます。たとえば千葉市は支出が+850%、大津市も+400%と急増しており、1部都市では流通改善や価格の落ち着きによりサンマ消費が復活しつつあることがうかがえます。逆に山形市では支出-12.5%と減少しており、地域差が顕著です。


サンマ消費の現状と今後の展望

サンマはかつて秋の風物詩であり、家庭料理として広く親しまれていましたが、資源減少・価格上昇・代替魚への移行などにより、現在では家庭での消費は縮小傾向にあります。とはいえ、今回のデータからは都市によっては復調の兆しが見られる点も注目されます。今後、冷凍技術や輸入品の活用、また持続可能な漁業の実現が鍵となるでしょう。

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