サバの世帯支出ランキング:さいたま市が最多、相模原は急増

肉・魚

2025年4月時点で、サバの全国平均支出は76円。さいたま市や高知市で支出が高く、相模原市や名古屋市では前年から大幅に増加。宮崎市や鹿児島市では購入頻度も高く、九州エリアでの根強い人気が顕著。健康志向や価格変動が地域ごとの差を生んでいる。

サバの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年5月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国76100+10.14
1京都市166218.4+88.64
2鹿児島市133175+8.13
3富山市127167.1-9.929
4宮崎市122160.5+32.61
5和歌山市119156.6+5.31
6高松市116152.6+39.76
7堺市116152.6+163.6
8松江市115151.3+25
9福岡市110144.7+120
10岡山市106139.5+116.3
11福井市105138.2+19.32
12山口市100131.6+38.89
13甲府市96126.3+317.4
14大分市91119.7
15札幌市89117.1+97.78
16広島市89117.1+97.78
17さいたま市89117.1+43.55
18長崎市88115.8+91.3
19熊本市86113.2+48.28
20金沢市85111.8-19.05
21奈良市85111.8-24.78
22静岡市83109.2+144.1
23秋田市83109.2-8.791
24高知市79103.9+33.9
25相模原市7396.05+5.797
26鳥取市7092.11-11.39
27那覇市7092.11-15.66
28浜松市6889.47-18.07
29津市6889.47+23.64
30東京都区部6889.47-2.857
31徳島市6281.58+58.97
32大阪市6281.58+1.639
33横浜市5876.32+65.71
34福島市5775+26.67
35北九州市5572.37-46.08
36千葉市5471.05-54.24
37佐賀市5471.05-12.9
38松山市5065.79-32.43
39岐阜市5065.79-48.45
40水戸市4964.47+22.5
41前橋市4964.47+6.522
42山形市4863.16+336.4
43名古屋市4761.84-37.33
44大津市4660.53-55.77
45仙台市4153.95-41.43
46神戸市4052.63-38.46
47青森市3546.05-2.778
48盛岡市3546.05-16.67
49川崎市1925-64.15
50新潟市1621.05-78.95
51長野市1418.42-84.27
52宇都宮市45.263-92.73

月間支出の推移

サバの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年5月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.17100
1京都市0.44258.8+91.3
2福井市0.31182.4+34.78
3鹿児島市0.3176.5+11.11
4松江市0.29170.6+31.82
5宮崎市0.28164.7+7.692
6山口市0.26152.9+44.44
7富山市0.26152.9-23.53
8堺市0.25147.1+127.3
9和歌山市0.25147.1-21.88
10高松市0.24141.2+20
11岡山市0.24141.2+71.43
12福岡市0.23135.3+109.1
13さいたま市0.23135.3+35.29
14高知市0.22129.4+22.22
15静岡市0.22129.4+144.4
16金沢市0.22129.4-8.333
17甲府市0.22129.4+214.3
18津市0.22129.4+22.22
19大分市0.22129.4-4.348
20秋田市0.21123.5-8.696
21相模原市0.2117.6+42.86
22広島市0.2117.6+53.85
23奈良市0.2117.6-25.93
24札幌市0.19111.8+46.15
25熊本市0.18105.9+38.46
26浜松市0.18105.9-25
27徳島市0.18105.9+63.64
28鳥取市0.17100-26.09
29長崎市0.17100+70
30松山市0.1694.12-11.11
31水戸市0.1482.35+27.27
32岐阜市0.1482.35-44
33北九州市0.1482.35-39.13
34那覇市0.1376.47-31.58
35福島市0.1376.47
36横浜市0.1376.47+30
37東京都区部0.1376.47-27.78
38千葉市0.1376.47-53.57
39名古屋市0.1270.59-33.33
40前橋市0.1270.59-14.29
41佐賀市0.1270.59-20
42仙台市0.1164.71-45
43青森市0.158.82
44山形市0.158.82+100
45神戸市0.0952.94-40
46盛岡市0.0952.94-18.18
47大阪市0.0952.94-43.75
48大津市0.0952.94-67.86
49長野市0.0529.41-72.22
50新潟市0.0529.41-44.44
51川崎市0.0423.53-60
52宇都宮市0.015.882-93.75

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

サバの月間支出の現状と今後

2025年4月時点でのサバの全国平均月間支出額は76円で、前年同月比+15.15%の増加を記録しました。これは魚介類全体における価格の上昇や消費意識の変化の1端を示しており、栄養価と手頃な価格で知られるサバの人気が再び高まっていることが伺えます。購入頻度は全国平均0.17回/月と比較的少ないものの、特定の都市では顕著に支出と購入頻度が伸びています。


支出上位都市の特徴

最も高かったのはさいたま市の151円(+81.93%)で、全国平均の約2倍という非常に高い水準です。次いで高知市(144円)京都市(136円)が続きます。高知や京都などでは、郷土料理や家庭料理としてのサバの消費が根付いていることが影響していると考えられます。

1方、名古屋市(116円、+169.8%)相模原市(113円、+182.5%)などは、前年に比べて支出が急増しており、価格上昇あるいは高付加価値商品の浸透が影響している可能性があります。


購入頻度にみる食習慣

購入頻度が最も高かったのは宮崎市(0.32回/月)、次いで鹿児島市(0.31回)京都市(0.31回)と、西日本を中心とする都市が上位を占めています。特に9州エリアは焼き魚や煮物としてのサバ消費が根強いことが背景にあります。

相模原市も0.26回と頻度はさほど高くないものの、支出が全国トップクラスであることから、1回あたりの単価が高めであるか、加工品(しめ鯖など)に対する支出が多いことが推察されます。


前年比の変動と地域的特異性

前年同月比で最も高い増加率を記録したのは相模原市(+182.5%)で、購入頻度も+160%増と極めて高い伸びを示しています。同様に、名古屋市も支出+169.8%、頻度+140%と大幅増。これは1部地域での食文化の変化や健康志向の高まり、地域スーパーでの販促強化などが影響していると考えられます。

逆に京都市では支出-6.207%、頻度-13.89%と減少。これは魚介価格の上昇による購買抑制、あるいは他の魚種への需要移行の可能性があります。


今後の動向と注目ポイント

今回のデータからは、サバの消費が首都圏・中部・9州を中心に再び活発化している傾向が明確です。特に、支出増と頻度増が同時に見られる都市では、日常食材としての復権が起きているといえます。

また、ヘルシー志向の高まりEPA・DHAなど健康成分に注目が集まるなかで、今後は調理しやすい加工サバの市場が拡大する可能性も高く、都市別での売れ筋商品の違いにも注視が必要です。

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