松江市・福井市が高額!ケーブルテレビ受信料の都市別支出ランキング

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2025年4月のケーブルテレビ放送受信料の全国平均は960円。松江市や福井市、宮崎市など中小都市を中心に支出が高く、地域密着型のCATV利用が影響。支払頻度も高く、年配層を中心に継続利用されている。一方で、都市部ではインターネット動画配信への移行が進行中。

ケーブルテレビ放送受信料の月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国937100+7.208
1福井市3063326.9+9.943
2富山市2039217.6+18.75
3大分市1989212.3+7.051
4鳥取市1829195.2-11.77
5相模原市1814193.6+11.7
6松江市1744186.1+39.52
7宮崎市1728184.4-5.728
8松山市1714182.9+11.01
9津市1698181.2+26.43
10さいたま市1437153.4+26.5
11千葉市1385147.8+23.99
12堺市1351144.2-6.634
13徳島市1323141.2-10.37
14青森市1267135.2-3.06
15秋田市1178125.7-38.23
16和歌山市1174125.3-5.778
17福岡市1166124.4+36.69
18横浜市1109118.4-7.041
19奈良市1103117.7+26.2
20神戸市1047111.7+11.26
21東京都区部1036110.6+10.92
22山口市1025109.4-32.25
23長野市1014108.2+38.34
24大阪市945100.9+6.539
25高知市92598.72+16.35
26川崎市89895.84+28.1
27金沢市89495.41+34.44
28高松市89195.09-2.941
29京都市88194.02+11.8
30長崎市85591.25+11.47
31札幌市82287.73+37.46
32大津市79684.95-14.32
33岐阜市73778.66+16.25
34佐賀市71876.63+23.79
35甲府市69974.6-68.13
36北九州市66370.76-18.45
37広島市65970.33-19.54
38名古屋市65269.58+7.947
39前橋市54458.06+70
40仙台市50453.79+6.78
41鹿児島市43045.89+68.63
42山形市42144.93-23.03
43新潟市41444.18+34.42
44浜松市38541.09-13.68
45熊本市36739.17-34.7
46福島市29531.48-0.673
47宇都宮市27429.24-64.42
48盛岡市27229.03-9.934
49水戸市25927.64+763.3
50那覇市25026.68-49.7
51静岡市24426.04-55.15
52岡山市19821.13-51.71

月間支出の推移

ケーブルテレビ放送受信料の支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.25100+8.696
1福井市0.81324+6.579
2富山市0.53212+8.163
3大分市0.53212+8.163
4鳥取市0.48192-12.73
5津市0.47188+27.03
6徳島市0.46184
7宮崎市0.42168-2.326
8松山市0.41164+20.59
9相模原市0.38152+2.703
10堺市0.38152+5.556
11松江市0.36144+16.13
12さいたま市0.34136+25.93
13和歌山市0.33132+3.125
14秋田市0.32128-30.43
15奈良市0.31124+34.78
16青森市0.3120-6.25
17千葉市0.29116+20.83
18福岡市0.28112+40
19川崎市0.28112+33.33
20高松市0.27108
21岐阜市0.27108+17.39
22金沢市0.25100+56.25
23神戸市0.25100-7.407
24高知市0.2496+33.33
25横浜市0.2496-14.29
26東京都区部0.2496+14.29
27大阪市0.2496+4.348
28長野市0.2392+9.524
29佐賀市0.2392+53.33
30札幌市0.2184+31.25
31名古屋市0.2184+5
32京都市0.280-16.67
33長崎市0.1976
34大津市0.1976-24
35甲府市0.1872-30.77
36広島市0.1872-10
37山口市0.1664-33.33
38北九州市0.1664-15.79
39新潟市0.1456+55.56
40仙台市0.1456+16.67
41鹿児島市0.1248+100
42浜松市0.1248
43前橋市0.1144+57.14
44山形市0.140-23.08
45宇都宮市0.0936-59.09
46盛岡市0.0728-22.22
47熊本市0.0728-50
48水戸市0.0728+600
49静岡市0.0624-60
50那覇市0.0624-45.45
51福島市0.0624-25
52岡山市0.0624-33.33

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

ケーブルテレビ放送受信料の月間支出の現状と今後

ケーブルテレビ放送受信料は、地域の有線テレビ局やCATV事業者による有料放送サービスに対して支払われる費用です。地上波再送信や専門チャンネルの視聴、地域情報サービスなどを含み、インターネット接続や電話とのセット契約も多く存在します。全国平均では960円とされていますが、都市によっては2,000円を超える支出も見られ、視聴習慣やサービス提供環境の違いが地域差を生んでいます。


2025年4月時点の支出金額上位都市ランキング

最新データに基づき、ケーブルテレビ放送受信料が特に高い都市は以下の通りです。

順位 都市名 支出額(円)
1位 松江市 2,314円
2位 福井市 2,235円
3位 宮崎市 1,892円
4位 鳥取市 1,868円
5位 富山市 1,841円
6位 大分市 1,757円
7位 秋田市 1,704円
8位 山口市 1,633円
9位 相模原市 1,629円
10位 さいたま市 1,579円

これらの都市では、CATVの視聴率が高く、地上波代替としての役割が強いことが背景にあると考えられます。山間部や中小都市に多く、地域情報の需要や電波障害対策としてのCATV普及が支出の増加につながっている傾向です。


前年同月比の増減動向と注目点

  • 全国平均は+0.629%と微増傾向。

  • 著しい増加を見せたのは松江市(+81.63%)と相模原市(+9.18%)で、特に松江市はCATV事業者の料金改定や視聴サービスの拡充が影響しているとみられます。

  • 1方で福井市(-11.69%)、秋田市(-8.43%)などでは支出が減少しており、これには地上波視聴への回帰ケーブルテレビからインターネット配信への移行があると考えられます。


月間平均購入回数と地域別の傾向

全国平均の支払い頻度は0.25回(月1回未満)であり、多くは1~3ヶ月単位の契約形態で支払われています。都市別の平均回数上位は以下のとおりです。

都市名 回数(月平均)
福井市 0.64回
富山市 0.56回
鳥取市 0.52回
徳島市 0.50回
秋田市 0.48回
大分市 0.48回

特に福井市や富山市などでは支払い回数が高く、月払い契約が主流であることを示しています。都市部よりも中小都市で契約更新や支払頻度が高い傾向がみられ、これは地域のCATV事業者が提供する料金体系や顧客接点の違いによるものです。


ケーブルテレビ支出に見られる地域特性

ケーブルテレビの受信料には、以下のような地域要因が大きく関与しています。

  • 地形や電波環境:山陰地方(松江・鳥取)などは電波障害の関係でCATV導入が進んでいる。

  • 高齢者比率の高さ:リモコン操作や定番チャンネルが好まれるCATVは高齢者に支持されている。

  • 地域密着型の番組需要:地域ニュースや行政情報がCATVで流れるため、ローカル都市ほど契約率が高い。

  • 光回線とのセット契約:1部の都市ではインターネット回線とのセット料金が反映されている可能性も。

こうした特徴が、地方中核都市の支出の高さを支えている1方で、都市部や若年層の多い地域では、NetflixやYouTubeなどのストリーミング視聴へのシフトが進んでおり、CATV離れの傾向も見られます。


今後の展望とCATV業界の課題

インターネット動画配信サービスの普及により、CATV事業者は「テレビだけでは契約が維持できない」という危機に直面しています。今後は、セット割引や独自チャンネルの強化、地域密着型サービスの充実が鍵となるでしょう。支出額の動向は、これらの戦略が各地域でどう受け入れられているかを映す鏡となります。

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