ガステーブル価格の推移と今後の展望|地域差と需要変化を解説

システム

2025年5月のガステーブル1台の全国平均価格は2.733万円で、前年同月比で+0.2%と小幅な上昇。北九州や川崎は3万円超と高値で、首都圏でも上昇傾向が見られる。一方、名古屋や浜松では価格が下落しており、地域差が鮮明。今後は機能性と価格の両立が鍵となる。

都市別のガステーブル1台の相場価格

2025年6月
降順昇順
都市最新値[万円]前年同月比[%]
平均2.756+1.869
1福岡3.498+21.5
2山口3.498+6.711
3佐賀3.498+6.711
4旭川3.388+14.93
53.223+7.326
6北九州3.223
7川崎3.089+7.631
8金沢3.058+7.752
9徳島3.058+3.731
10大津3.058
11相模原3.039+12.38
12富山3.039+2.014
13宮崎3.039+2.014
14那覇2.989+3.461
15長岡2.948
16豊橋2.948
17立川2.948
182.948
19府中2.948-10.07
20岐阜2.948+10.29
21山形2.948
22姫路2.948
23大分2.948
24八王子2.948
25八戸2.948
26佐世保2.948-3.597
27今治2.948
28さいたま2.948+15.02
29東京都区部2.907+7.094
30川口2.82+9.302
31千葉2.794+0.417
32熊本2.78-1.767
33福島2.764
34浜松2.764-1.777
35松江2.764+3.134
36和歌山2.764-3.66
37名古屋2.764-6.748
38仙台2.764
39静岡2.734+0.737
40松本2.728+4.202
41松山2.728-1.976
42前橋2.714+1.686
43東大阪2.68+18.06
44長野2.673+8.969
45神戸2.63-1.866
46京都2.63-6.539
47水戸2.619+14.87
48盛岡2.618
49甲府2.618
50鳥取2.604+3.994
51大阪2.599-3.716
52西宮2.58-3.731
53熊谷2.58
54枚方2.58-3.731
55所沢2.58+6.965
56岡山2.58-2.605
57宇部2.58-3.731
582.58-3.731
59函館2.58+25.85
60伊丹2.58-3.731
61札幌2.564-1.195
62秋田2.563-9.69
63青森2.558
64奈良2.558
65高松2.547+1.535
66長崎2.544-1.928
67広島2.544-2.116
68藤沢2.508
69福山2.508+4.587
70浦安2.508
71富士2.48+8.772
72横浜2.467+1.502
73鹿児島2.453-2.193
74宇都宮2.449
75郡山2.4-2.518
76高知2.398-6.438
77福井2.343+2.404
78新潟2.343-12.35
79小山2.288
80松阪2.28+15.15
81日立2.28
ガステーブル1台

詳細なデータとグラフ

ガステーブルの現状と今後

2025年5月時点でのガステーブル1台あたりの全国平均価格は2.733万円で、前年同月比では+0.2%と比較的安定した水準を保っている。長期的には、2000年代初頭の価格下落の後、2010年以降は省エネ性能や安全装置の高度化に伴って価格が緩やかに上昇傾向へと転じた。


高価格都市の特徴

北9州(3.223万円)が全国トップで、次いで川崎(3.089万円)、相模原(3.039万円)と続く。北9州は前年比+5.396%、川崎は+11.92%と目立つ上昇を記録。都市部においては高機能モデルやビルトイン対応機種への需要が多く、特に新築マンション市場や高層住宅で安全機能重視のモデルが選ばれやすい傾向がある。


首都圏都市の傾向

さいたま(2.948万円)東京都区部(2.897万円)千葉(2.794万円)など、首都圏エリアでは全国平均を上回る価格水準となっており、前年比でも+6~9%台の上昇が見られる。共働き家庭の増加による時短調理需要や、スマート機能搭載機種の人気が背景と考えられる。


価格が安定または減少している都市

浜松(2.764万円)名古屋(2.764万円)は全国平均に近いが、前年比ではそれぞれ-1.777%-6.748%価格が下落。これらの都市では既存の機種の修理・延命使用が根強く、買い替えよりも維持重視の家庭が多い可能性がある。また流通競争による値下げも1因と考えられる。


全体としての傾向と今後の展望

ガステーブル市場は、IHとの競争やガス会社のリースプラン拡充といった構造変化の中にある。1方で、高齢者世帯の安全志向や単身世帯向けのコンパクト需要の増加により、製品の価格帯も2極化している。今後は、都市別の住宅事情・消費傾向・エネルギー政策がガステーブル価格に強く影響していくと予想される。

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