カレイ支出ランキング:秋田・鳥取・青森が上位、地域差も鮮明に

肉・魚

カレイの月間支出は全国平均79円。秋田・鳥取・青森など日本海側都市が高支出を記録し、青森や富山などでは前年から大きく増加。一方、鳥取・堺は減少傾向。内陸の奈良や福井でも支出が増えており、地域ごとの魚消費文化が明確に表れている。

カレイの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年9月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国48100-14.29
1松江市185385.4+33.09
2鳥取市153318.8-42.48
3金沢市140291.7+62.79
4長野市129268.8+44.94
5青森市121252.1+24.74
6京都市115239.6+88.52
7岡山市114237.5-0.87
8北九州市114237.5+119.2
9秋田市104216.7-29.73
10佐賀市101210.4+55.38
11新潟市94195.8-24.19
12高松市91189.6+355
13大津市84175+3.704
14山口市82170.8+1.235
15大阪市82170.8+28.13
16奈良市78162.5-10.34
17広島市77160.4+35.09
18神戸市65135.4-10.96
19堺市61127.1+48.78
20札幌市60125+50
21甲府市53110.4+103.8
22和歌山市53110.4+103.8
23福井市51106.3-67.72
24福島市48100+71.43
25高知市4287.5+425
26富山市4287.5-45.45
27相模原市3981.25-45.07
28東京都区部3777.08-27.45
29山形市3675-21.74
30福岡市3470.83-50
31千葉市3470.83+25.93
32浜松市3368.75-43.1
33盛岡市3062.5-50
34名古屋市3062.5-53.13
35徳島市2858.33+250
36松山市2654.17+36.84
37長崎市2552.08-46.81
38前橋市2552.08-54.55
39仙台市2552.08+257.1
40熊本市2450-20
41横浜市2450-17.24
42水戸市2347.92-68.49
43宇都宮市2143.75-40
44静岡市1735.42-61.36
45大分市1531.25-72.73
46岐阜市1429.17-85.11
47さいたま市1327.08-66.67
48鹿児島市1020.83-28.57
49那覇市816.67-20
50宮崎市714.58-93.2
51津市00-100
52川崎市00-100

月間支出の推移

カレイの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年9月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.09100-25
1青森市0.35388.9+59.09
2松江市0.34377.8+6.25
3鳥取市0.33366.7-40
4金沢市0.33366.7+73.68
5秋田市0.3333.3-26.83
6長野市0.26288.9+44.44
7岡山市0.25277.8+13.64
8高松市0.23255.6+360
9北九州市0.2222.2+122.2
10佐賀市0.19211.1+18.75
11京都市0.18200+80
12新潟市0.17188.9-43.33
13大津市0.17188.9
14札幌市0.14155.6+7.692
15大阪市0.14155.6+7.692
16広島市0.13144.4+30
17山口市0.13144.4+8.333
18奈良市0.13144.4-31.58
19甲府市0.11122.2+37.5
20神戸市0.1111.1-28.57
21堺市0.1111.1+11.11
22和歌山市0.1111.1+42.86
23福井市0.09100-65.38
24福島市0.0888.89+60
25浜松市0.0888.89-27.27
26徳島市0.0888.89+166.7
27山形市0.0888.89-20
28富山市0.0888.89-42.86
29高知市0.0777.78+600
30福岡市0.0777.78-30
31相模原市0.0777.78-53.33
32盛岡市0.0777.78-53.33
33東京都区部0.0777.78-30
34長崎市0.0666.67-33.33
35水戸市0.0666.67-62.5
36松山市0.0666.67+50
37名古屋市0.0666.67-45.45
38千葉市0.0666.67+20
39仙台市0.0666.67+200
40前橋市0.0555.56-50
41静岡市0.0444.44-60
42熊本市0.0444.44-50
43横浜市0.0444.44-33.33
44宇都宮市0.0444.44-50
45さいたま市0.0444.44-42.86
46鹿児島市0.0333.33
47大分市0.0333.33-72.73
48那覇市0.0222.22+100
49岐阜市0.0222.22-83.33
50宮崎市0.0222.22-84.62
51津市00-100
52川崎市00-100

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー

詳細なデータとグラフ

カレイの月間支出の現状と今後

2025年4月時点における全国のカレイの月間平均支出額は79円で、前年同月比では+2.597%の微増を記録しています。購入頻度も全国平均で0.17回/月と控えめですが、特定の地域ではカレイが家庭の定番魚として根強く消費されています。


支出トップは秋田市と鳥取市

秋田市(214円)鳥取市(201円)が、全国平均の約2.5倍という非常に高い支出水準を示しています。秋田市では月間0.65回の購入頻度で、全国最多。これは日本海沿岸であることや、焼き魚や煮付けなどの調理文化が深く根付いているためと考えられます。ただし、支出額・頻度ともに鳥取市は前年から-27.17%、-32.84%と大幅減少しており、流通価格や家庭の食習慣の変化も影響していると見られます。


青森・富山・札幌での需要の拡大

青森市(192円)では前年比+40.15%の支出増加を記録し、購入頻度も0.54回(+25.58%)と上昇しています。同様に富山市(183円)札幌市(172円)でも支出・回数ともに増加しており、北陸・北海道を中心とした寒冷地域での需要拡大がうかがえます。これらの地域では旬の時期に安価で新鮮なカレイが手に入りやすく、食卓に取り入れやすい背景があります。


奈良・福井・金沢といった内陸・日本海側の動き

奈良市(167円)では支出が前年より+27.48%、回数も+7.69%と着実に増加。1方、福井市(147円)も支出・回数ともに大きく増加しており(+38.68%、+20%)、内陸部や日本海側都市での伝統的な和食文化の浸透が影響していると考えられます。金沢市(147円)は支出こそやや高水準だが伸び率は+5%と控えめです。


支出減少が見られる地域の特徴

堺市(146円)では支出・購入回数がともに減少傾向(-12.05%、-3.33%)。同じく上位に位置する鳥取市も大幅な減少を記録しており、これらの都市では、価格高騰や他魚種への嗜好の変化などが影響している可能性があります。特に若年層の家庭での魚離れや、簡便調理志向も1因として挙げられます。


地域ごとの傾向から見える課題と展望

カレイは淡白な味と調理のしやすさから幅広い世代に支持されている魚ですが、消費の分布には大きな地域差があります。日本海側や北日本の地域で特に消費が盛んであり、1方で都市部や太平洋側では魚種の選択肢が広がる中でカレイの存在感がやや薄れつつあるとも言えます。今後は地域特性に応じた販促やレシピ提案が求められます。

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