カレイ支出ランキング:秋田・鳥取・青森が上位、地域差も鮮明に

肉・魚

カレイの月間支出は全国平均79円。秋田・鳥取・青森など日本海側都市が高支出を記録し、青森や富山などでは前年から大きく増加。一方、鳥取・堺は減少傾向。内陸の奈良や福井でも支出が増えており、地域ごとの魚消費文化が明確に表れている。

カレイの月間支出ランキング(二人以上世帯)

2025年4月
降順昇順
都市名支出額[円]全国比[%]前年同月比[%]
全国79100+2.597
1秋田市214270.9-15.08
2鳥取市201254.4-27.17
3青森市192243+40.15
4富山市183231.6+21.19
5札幌市172217.7+10.26
6奈良市167211.4+27.48
7金沢市147186.1+5
8福井市147186.1+38.68
9堺市146184.8-12.05
10神戸市142179.7+5.97
11長野市141178.5+62.07
12京都市132167.1-28.26
13広島市128162-20
14松江市121153.2+75.36
15大分市117148.1+290
16新潟市116146.8-11.45
17岡山市113143+37.8
18大阪市109138+31.33
19静岡市96121.5+92
20山口市93117.7-3.125
21福島市92116.5+19.48
22大津市91115.2-63.45
23北九州市90113.9-6.25
24岐阜市84106.3-2.326
25前橋市83105.1+88.64
26仙台市80101.3-16.67
27熊本市7696.2+33.33
28山形市7696.2+15.15
29横浜市7594.94+158.6
30高松市7392.41-20.65
31水戸市6987.34-28.13
32盛岡市6683.54+20
33松山市6582.28+58.54
34宮崎市6481.01-9.859
35長崎市6177.22-32.22
36相模原市5468.35+3.846
37福岡市5164.56-19.05
38東京都区部5164.56-19.05
39甲府市4962.03+25.64
40佐賀市4962.03-53.77
41千葉市4556.96-34.78
42川崎市4354.43+79.17
43津市4151.9-30.51
44和歌山市3645.57-70
45名古屋市3645.57+12.5
46宇都宮市3139.24-35.42
47浜松市3037.97-66.29
48高知市2734.18+35
49鹿児島市2531.65-39.02
50徳島市2531.65-35.9
51那覇市2227.85
52さいたま市1215.19-79.66

月間支出の推移

カレイの支出額

世帯当りの月間購入回数

2025年4月
降順昇順
都市名購入回数[回]全国比前年同月比[%]
全国0.17100
1秋田市0.65382.4+3.175
2青森市0.54317.6+25.58
3札幌市0.47276.5
4富山市0.47276.5+30.56
5鳥取市0.45264.7-32.84
6金沢市0.38223.5+2.703
7長野市0.3176.5+50
8福井市0.3176.5+20
9堺市0.29170.6-3.333
10奈良市0.28164.7+7.692
11京都市0.28164.7-30
12神戸市0.27158.8+17.39
13松江市0.27158.8+50
14新潟市0.27158.8-10
15仙台市0.23135.3
16福島市0.22129.4+83.33
17山口市0.22129.4+22.22
18静岡市0.2117.6+122.2
19広島市0.2117.6-41.18
20岡山市0.2117.6+17.65
21盛岡市0.19111.8+11.76
22大阪市0.19111.8+18.75
23大分市0.17100+88.89
24水戸市0.1694.12-27.27
25松山市0.1694.12+77.78
26山形市0.1694.12-11.11
27大津市0.1694.12-64.44
28高松市0.1588.24-31.82
29長崎市0.1588.24-11.76
30岐阜市0.1588.24-21.05
31宮崎市0.1588.24
32北九州市0.1588.24-11.76
33熊本市0.1482.35+27.27
34前橋市0.1482.35+7.692
35甲府市0.1270.59
36横浜市0.1164.71+10
37佐賀市0.1164.71-52.17
38相模原市0.158.82-9.091
39東京都区部0.158.82-28.57
40福岡市0.0952.94-18.18
41津市0.0952.94-30.77
42和歌山市0.0847.06-69.23
43千葉市0.0847.06-27.27
44鹿児島市0.0741.18-30
45川崎市0.0741.18+75
46浜松市0.0635.29-57.14
47徳島市0.0635.29-40
48宇都宮市0.0635.29-57.14
49名古屋市0.0635.29-25
50高知市0.0423.53-20
51那覇市0.0423.53
52さいたま市0.0317.65-75

月間購入回数の推移

各世帯の平均支出頻度

カテゴリー




詳細なデータとグラフ

カレイの月間支出の現状と今後

2025年4月時点における全国のカレイの月間平均支出額は79円で、前年同月比では+2.597%の微増を記録しています。購入頻度も全国平均で0.17回/月と控えめですが、特定の地域ではカレイが家庭の定番魚として根強く消費されています。


支出トップは秋田市と鳥取市

秋田市(214円)鳥取市(201円)が、全国平均の約2.5倍という非常に高い支出水準を示しています。秋田市では月間0.65回の購入頻度で、全国最多。これは日本海沿岸であることや、焼き魚や煮付けなどの調理文化が深く根付いているためと考えられます。ただし、支出額・頻度ともに鳥取市は前年から-27.17%、-32.84%と大幅減少しており、流通価格や家庭の食習慣の変化も影響していると見られます。


青森・富山・札幌での需要の拡大

青森市(192円)では前年比+40.15%の支出増加を記録し、購入頻度も0.54回(+25.58%)と上昇しています。同様に富山市(183円)札幌市(172円)でも支出・回数ともに増加しており、北陸・北海道を中心とした寒冷地域での需要拡大がうかがえます。これらの地域では旬の時期に安価で新鮮なカレイが手に入りやすく、食卓に取り入れやすい背景があります。


奈良・福井・金沢といった内陸・日本海側の動き

奈良市(167円)では支出が前年より+27.48%、回数も+7.69%と着実に増加。1方、福井市(147円)も支出・回数ともに大きく増加しており(+38.68%、+20%)、内陸部や日本海側都市での伝統的な和食文化の浸透が影響していると考えられます。金沢市(147円)は支出こそやや高水準だが伸び率は+5%と控えめです。


支出減少が見られる地域の特徴

堺市(146円)では支出・購入回数がともに減少傾向(-12.05%、-3.33%)。同じく上位に位置する鳥取市も大幅な減少を記録しており、これらの都市では、価格高騰や他魚種への嗜好の変化などが影響している可能性があります。特に若年層の家庭での魚離れや、簡便調理志向も1因として挙げられます。


地域ごとの傾向から見える課題と展望

カレイは淡白な味と調理のしやすさから幅広い世代に支持されている魚ですが、消費の分布には大きな地域差があります。日本海側や北日本の地域で特に消費が盛んであり、1方で都市部や太平洋側では魚種の選択肢が広がる中でカレイの存在感がやや薄れつつあるとも言えます。今後は地域特性に応じた販促やレシピ提案が求められます。

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